Fire TV Stickでミラーリングする場合の設定方法と注意点を解説します。 Fire TV Stickでスマホ・PCをミラーリングすると、動画・画像だけでなくゲームや音楽もテレビで楽しめます。特に大画面ゲームやBGM音楽に利用する活用法はおすすめです。
Fire TV Stickはご存知の通り、Amazonが提供する、ネットワーク動画配信用のテレビに設置するドングルデバイスですが、Fire TV Stickはネットワーク動画配信をテレビにモニターするだけでなく、スマホ・PC画面やゲーム・音楽をテレビにモニターするという使い方ができます。
今回はFire TV Stickを使ったミラーリング活用法を解説します。
まず、Fire TV Stickを使ってスマホ・PC画面の写真や動画をテレビに表示(ミラーリング)させることで得られるメリットとしては、何といっても、スマホ・PCの画面にはない大画面臨場感でスマホ・PCのコンテンツを楽しめるという点が挙げられます。
最近のスマホ・PCの画面は解像度が高く、それだけでも視聴に値する体験を得られますが、テレビの大画面で楽しむコンテンツは、また別のエンターテイメント体験になるはずです。また、普段スマホ・PCの画面でしか見ていないコンテンツをテレビでみると新鮮であると同時に新たな発見があるかもしれません。
Fire TV Stickを使ってスマホ・PCをミラーリングする上で、もう1つの活用方法が、スマホ・PCのゲームプレイや音楽をテレビで再生・出力するというやり方です。
普段スマホ・PCでプレイしているゲームをテレビの大画面で楽しむというゲーム体験は興味深いものがあります。ゲームの楽しみ方が1つ増えることになります。テレビの大画面でゲームをプレイすることによってゲームの臨場感が高まり、より一層ゲームの世界観にひたれるはずです。ぜひテレビの大画面でスマホ・PCのゲームをプレイしてみてください。
また、テレビの音楽・音響機器を通してスマホ・PCの音楽を再生するという方法も使い勝手の良い活用法です。テレビの音楽・音響機器は、部屋全体を音・音楽の臨場感で包むように設計されているので、部屋のBGMとして音楽を流すデバイスとしてうってつけでしょう。
次に、Fire TV Stickでスマホ・PCのミラーリングを行うにあたっての初期設定について解説します。
まず、Fire TV Stickでスマホ・PCのミラーリングを行う際に、必須のデバイス・ネットワーク環境として、HDMI端子対応のTVとWi-Fi環境が挙げられます。
Fire TV Stick・HDMI端子対応のTV・Wi-Fi環境がそろったら、初期設定を行いましょう。まず、Fire TV Stick自体のセッティングです。Fire TV StickにHDMIコードの端子を接続し、さらに電源アダプタとFire TV Stickをつなぎます。
Fire TV Stick自体のセッティングを終えたら、Fire TV Stickに接続しているHDMIコードの反対側の端子をテレビに接続します。テレビとFire TV Stickをつなげたら最後に電源アダプタの電源入力端子を電源コンセントに接続します。これで接続関係のセッティングは完了です。
次にテレビのモニターで設定を行います。テレビに電源を入れ、「入力切替」の設定でFire TV StickをつないだHDMI端子を選択します。
テレビのモニターにFire TV Stickの設定画面が表示されるので、Fire TV Stickのリモコンを使って初期設定を行います。まず、使用言語として「日本語」を選び、次にFire TV StickにつなげるWi-Fi通信を選択します(画面にお目当てのWi-Fi通信が表示されていない場合は「他のネットワークに接続」を選んでWi-Fi通信を検索できます)。
Wi-Fi通信を選択できたら、Wi-Fiのパスワードを入力してFire TV StickをWi-Fi通信とつなげます。これで基本的な初期設定は完了です。
上記の初期設定の過程で注意するべき点は、Fire TV Stickとミラーリングを行うデバイス(スマホ・PCなど)のWi-Fi間隔は10メートル以内の距離感を保つ必要があるということです。10メートル以上離れてしまうとFire TV Stickの機能を十分に施行できるだけの通信条件がそろわないので注意しましょう。
Fire TV Stickとテレビをつないで初期設定を済ませたら、次はデバイスをミラーリングするためのアプリをインストールします。インストールするアプリは有料ですがおすすめのアプリがあります。「AirReceiver」というアプリで、価格は305円です。この「AirReceiver」があれば、スマホ・PC両方のミラーリングが可能です。
他にも同じ用途の同種アプリはありますが、この「AirReceiver」は多くのユーザーに使い勝手が良いと評価されている優秀なアプリです。
ちなみに、「AirReceiver」アプリはAmazonから購入することになりますが、Amazonアカウントについては、Fire TV Stick納品時に既にFire TV Stickを注文したときのAmazonアカウントが登録されているので、設定変更を行わない限り、Fire TV Stickを注文したAmazonアカウントで購入処理されます。
「AirReceiver」のインストール方法は、Fire TV Stickのホーム画面で「アプリ」の項目を選択し、「カテゴリ」→「ミュージック」と進んで、「AirPlay&UPnP」のアイコンを選ぶとFire OS用のアプリとして「AirReceiver」を検索できます。アプリの紹介画面が表示されたら、画面上のインストールアイコンを選択してインストールします。
「AirReceiver」をインストール後は時に初期設定を行う必要はなく、機能としては「AirPlay」「AirTunes Audio(AirPort Expressスピーカー)」「GoogleCast(ChromeCast)」「DLNA(ネットワーク内の動画が見放題)」「YouTube」の5チャンネル用意されています。
「AirReceiver」の操作方法としては、5つのチャンネルから任意のチャンネルを選択することで容易にアプリの機能を利用できます。「AirReceiver」を使ったミラーリングの手順は各デバイス(スマホ・PC)によって違うので、手順の詳細については後述します。
次に、スマホ画面をFire TV Stickでミラーリングする方法について解説します。Fire TV Stickを使ってスマホ画面をミラーリングするにあたっては、iPhoneとAndroidで操作方法が違うので、以下、分けて解説します。
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