古くなったWindows PCの再利用方法として、CloudReadyが注目されています。CloudReadyは、低スペックPCでも使いやすいChromebookにできると話題です。この記事では、CloudReadyのインストール方法を詳しく解説します。
Windows PCはOSのバージョンによって、サポート期間が決まっています。一定期間は無料でOSのバージョンアップが可能です。しかし、その間にバージョンアップするのを忘れてしまった場合は、セキュリティの面から古いPCは利用できなくなります。
そんなOSが古くて利用できなくなったPCの再利用方法として、CloudReadyが注目されています。この記事では、CloudReadyとはどのようなもので、CloudReadyを使ってどのように古いPCを再利用するのか、解説します。
CloudReadyとは、PCをChromebookとして利用するための、OSの1種類です。
Chromebook用のOSといえば、Chromium OSです。CloudReadyは、Chromiumをベースにして開発されたOSです。しかし、Chromiumよりも入手しやすいメリットがあります。特に、PCにOSをインストールして再利用することが初めての方にとって、ChromiumよりもCloudReadyの方が扱いやすいため、おおすめです。
また、企業などでWindows7を全てChromebookにしたい場合も、あるでしょう。そのような場合は、CloudReadyは企業受けライセンスも配布されています。Chromiumとは違い、CloudReadyなら大規模での導入もしやすい点も、メリットとして考えられています。
CloudReadyが注目されているのは、古くなったWindows PCの再利用にも向いているため、という理由もあります。
史上最強のOSとも謳われたWindows7のサポートが、2020年1月に終了しました。Windows10へ無料でアップグレードするチャンスはありました。しかし、アップグレードする機会を失ってしまい、現在使えなくなってしまったWindows7が、世間には山ほどあります。
高額な料金を支払って、Windows10のライセンスを購入しようか迷っている方も少なくありません。そんな方にとって、古いPCをChromiumやCloudReadyをインストールし、Chromebookとして利用できる、という選択肢があります。
そして、CloudReadyの方がChromiumよりも扱いやすいため、おすすめなのです。
CloudReadyは、低スペックPCでも動かせるメリットがあります。WindowsのOSは、バージョンアップするにつれて、メモリもCPUもそれなりのスペックでなければ快適に動作できなくなります。メモリは最低でも、4GB以上が推奨されています。
しかしChromebookは、512MBのメモリでも快適に動作します。Windows7どころか、Windows XPのスペックでも、最新版のChromebookとして快適に再利用できます。Windows PCとしては利用できなくなった、古くて低スペックなPCの再利用方法として、CloudReadyは注目されています。
CloudReadyをWindows PCにインストールして、Windowsとして使っていたPCをChromebookとして利用できるように設定する方法を、解説します。
CloudReadyをWindows PCにインストールするためには、インストール用USBメモリを作成する必要があります。Windows7以降のPCを再利用する場合は、「CloudReady USB Maker」というツールが配布されているため、こちらをダウンロードし、インストール用USBメモリを作成しましょう。
CloudReady USB Makerは、以下のサイトからダウンロードできます。
「DOWNLOAD USB MAKER」をクリックして、インストール用ツールをPCにダウンロードしてください。USB MAKERのダウンロードとインストール用USBの作成は、CloudReadyをインストールするPCではない、他のPCで行っても構いません。
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