iPhoneに対応するクレジットカードを登録して使えるApple Payは、店頭で電子マネーとしても、iPhoneを通してオンライン決済でも使える便利な仕組みです。本記事では、このApple Pay対応クレジットカードの利用法やおすすめのカードを紹介します。
Apple製品に登録して使えるApple Pay(アップルペイ)に対応した楽天カードなどのクレジットカードなら、iPhoneやApple Watchをかざすだけで、iDやQUICPayといった電子マネーで買い物したり、Suicaで電車やバスに乗れたりする上に、iPhoneやiPadでのオンラインショッピングのたびにクレジットカードの情報を入力する必要がなくなります。
このApple Payでは、楽天カードなどを登録するのも使うのも無料なので、普通のカード同じように使えるのがメリットです。なお、Apple Payに対応しているのは、クレジットカード以外にもデビットカードもあります。しかし利便性やポイント還元の点から、本記事ではApple Pay対応カードとしてクレジットカードを主におすすめします。
Apple Pay(アップルペイ)は、バッテリー残量があり、電波が届いてさえいれば、現金不要でiPhoneやApple Watchを使って各種の支払いができる支払い手段です。ただし、事前にiPhoneやApple Watchに楽天カードなどの対応クレジットカードを登録しておく必要があります。
Apple Pay(アップルペイ)を使うには、Apple Pay対応カードを登録しなければなりません。残念ながらすべてのクレジットカードがApple Payに対応しているわけではありません。Appleの発表によれば、楽天カードを始めとする86%のクレジットカードが対応しているとのことですが、残りの14%のクレジットカードはiPhoneに登録できずに終わってしまいます。
あらかじめ、本記事でApple Payに対応した、しかもお得なおすすめクレジットカードを選んで、手許のiPhoneやApple Watchに登録してください。
Apple Pay(アップルペイ)に対応するクレジットカードを登録しても、使う際には単に「Apple Payで」というわけにはいきません。Suica、iD、QUICPayのうちの、どの電子マネーで支払うかを明示する必要があります。
Apple Pay(アップルペイ)にモバイルSuicaや、Suica対応のクレジットカードを登録した場合には、Apple PayをSuicaとして使えるというメリットがあります。電車やバスを使う際には、通常のSuicaを利用するのと同様に、iPhoneやApple Watchを改札や支払い端末にかざすだけで、これらの交通機関を利用できます。
もちろん、コンビニやSuica対応の自販機でも、iPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いが完了します。加えて、対応カードであればSuicaにオートチャージが可能ですし、楽天カードのようなSuicaへのオートチャージ未対応のカードであってもApple Pay経由でのチャージが可能ですので、券売機で現金を使ってのSuicaチャージが不要となります。
Apple Pay(アップルペイ)は、Suicaのみならず、iDやQUICPayといった電子マネーでの支払いにも対応しています。コンビニなど電子マネーを利用できる店舗では、電子マネーの種類を告げて、iPhoneならTouch IDやFace IDで支払いを、Apple Watchならサイドボタンを2回押して支払いを、それぞれ終えることができます。
クレジットカードを利用して、毎回サインや暗証番号を入力したり、財布の中からiDやQUICPayのカードを取り出したりすることに比べると、Apple Payが使えると非常に手間が省けます。ただし、iDかQUICPayのどちらに対応するかはクレジットカードごとに決まっていますので、利用時には間違えないように注意が必要です。
ただし、Apple Pay(アップルペイ)が対応している電子マネーは、2019年11月現在、SuicaとiD、それにQUICPayのみです。楽天Edy・nanaco・WAONなどほかの電子マネーは使えないので、注意が必要です。たとえば楽天カードもApple Payに登録できますが、楽天EdyではなくQUICPayでの登録となります。
ただし、これらの電子マネーにはGoogle Playは対応済みですので、今後Apple Payが対応してくる可能性も少なくありません。
それでは、ここからはApple Pay(アップルペイ)に対応している、おすすめのクレジットカードを紹介します。今回おすすめするのは、以下の7社9種類のApple Pay対応クレジットカードです。
発行元 | カード名 |
---|---|
楽天 | 楽天カード、楽天ゴールドカード |
NTTドコモ | dカード、dカードGOLD |
JCB | JCB CARD W |
JR東日本 | ビックカメラSuicaカード、JREカード |
三井住友カード | ANA VISA Suicaカード |
オリコ | オリコカード THE POINT |
Apple Pay(アップルペイ)対応クレジットカードで、最初におすすめするのが、楽天カードです。年会費・入会金無料のカードなので、新しくApple Pay対応カードを手に入れたい人なら気軽に手を出せます。通常のポイント還元率は1%ですが、楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルといった楽天のサービスを使うと、楽天カードの還元率は3%以上に跳ね上がります。
残念ながらApple Payで使える電子マネーには楽天Edyが含まれていないため、楽天カードと楽天Edyとのポイント二重取りはできませんが、Apple Pay上ではQUICPayとして使えるので、1%のポイント還元が獲得できます。ただし、JCB、Master、Amexの楽天カードは良いのですが、同じ楽天カードであってもVISAブランドはApple Payに登録できないので注意してください。
また楽天カードでは、年会費が2,000円かかりますが、楽天ゴールドカードもおすすめです。通常還元率こそ楽天カードと同じ1%ですが、楽天市場や楽天ブックスの利用時には最低5%の還元率となり、楽天カードの最低還元率の3%を大きく上回ります。楽天市場などで年間10万8000円以上買い物するのならば、楽天カードよりも楽天ゴールドカードのほうが、ポイント還元でおすすめです。
NTTドコモが発行するdカードも、Apple Pay(アップルペイ)で使えるおすすめのクレジットカードです。NTTドコモは電子マネーiDの発行元ですから、当然Apple PayではiDでの対応となります。ただし、dカードであってもVISAブランドはApple Payに登録できないので注意してください。
dカードはNTTドコモの発行ですが、docomoユーザーはもちろん、auやSoftBankユーザーでもApple Payをお得に利用できます。2019年9月から年会費・入会金が無料となり、通常の使用で1%の還元が受けられます。特筆すべきはローソンでの利用分が請求時に3%割引かれるため、1%のポイント還元とdカードの提示による1%還元で、5%もお得に使えるということです。
またdocomoユーザーなら、dカードGOLDもおすすめ対象です。dカード同様、通常時の還元率は1%ですが、docomoの携帯電話料金が10%還元なので、家族の電話料金を支払えば年会費1万円はすぐに回収できます。それに加えて10万円分のdカードケータイ補償がついてきますから、10万円コースのiPhoneの修理が必要になっても心配いりません。
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