AndroidでQRコードを読み取る方法をご紹介します。Android標準搭載されている機能や定番のアプリ、専用アプリと様々な方法でQRコードを読み取れます。専用アプリを利用するメリットもあるので、どのアプリでQRコードを読み取るか選びましょう。
近年は日本でもQRコード決済が使用可能な店舗が増え、QRコードの利便性が増しています。しかし、QRコード自体がどのようなものか知らない方もいるのではないでしょうか。そこでAndroidでQRコードを活用する前に、まずはQRコードがどういうものなのかご説明します。
QRコードは1994年に日本のデンソーウェーブが開発したもので、今や世界中で利用されています。特に中国ではQRコード決済が決済方法の主流となっていて、QRコードは欠かせないものです。QRはQuick Responceの略で、その名の通り読み込みが速いのが特徴です。
従来のバーコードは20桁ほどの情報量しか扱えませんが、それに対してQRコードはその数百倍もの情報量を扱えます。QRコードは小さな正方形の点を並べた2次元コードのため、バーコードよりも場所を取らないのも利点です。
QRコード一つで、数字のみの場合は最大7089文字、日本語だけでも1817文字を表現できます。360度どこからでも読み取りが行えます。汚れや破損にも強いため、安心して利用できます。QRコードで扱える情報は数字/英字/漢字/ひらがな/カナ/記号/バイナリ/制御コードです。これだけあれば重要な内容はまず表現できます。
QRコードは主にURLの読み込み/スポーツやテーマパークの入場券/乗車券/決済サービスなどで用いられています。今ではQRコードは日常生活に必要なツールのひとつです。
日本で販売されているAndroidスマホなら、ほとんどの端末にQRコードリーダーが標準搭載されているはずです。ホーム画面から「カメラ」を起動し、撮影モードを「Info-eye」に設定すればQRコードを読み取れます。
端末やOSによって多少手順や名称が異なる場合がありますが、標準カメラの機能を使用するのは同じです。またiPhoneはQRコードの普及とともにAndroidに追随する形で、iOS11でQRコードの読み取りに対応しました。
あまりAndroidスマホにアプリをインストールしたくない方は、多くの方が利用しているアプリでQRコードを読み取りましょう。いずれも簡単な方法なので、たまにQRコードを読み取りたいという方は定番アプリを利用してみましょう。
定番アプリでQRコードを読み取る場合は、QRコードリーダーを起動する手順があり、読み取りも少し遅いので、URLのページを開くのに時間がかかります。アプリを起動してすぐQRコードを読み取りたい場合は、専用アプリをインストールしましょう。またiPhoneの場合はChromeアプリでもQRコードを読み取れますが、残念ながらAndroidでは非対応です。
友だちを追加する際に利用するQRコードリーダーは、LINEとは無関係である通常のQRコードでも利用できます。「LINE」を起動して「友だち」タブから右上の「友だち追加」マークをタップしてください。すると4種類の追加方法が表示されるので「QRコード」を選択すると、QRコードリーダーを起動できます。
「ライブラリから選択」をタップすると、Androidに入っている画像からQRコードを読み取れます。メール等で送られてきたQRコードなども読み取れるので便利です。
TwitterアプリでQRコードの読み取りをするには、まずホーム画面を左から右にスライドするか、自分のアイコンをタップして「メニュー」を表示しましょう。右下の「QRコード」マークをタップすると自分のTwitterアカウントのQRコードが表示されます。その下の「カメラ」マークをタップするとQRコードリーダーが起動します。
右上の「写真」をタップすればAndroidに入っている画像を選択できます。
FacebookはQRコードを扱うイメージはあまりありませんが、知り合いを検索する際にQRコードを読み取ってフォローする仕組みがあります。ホーム画面から「検索窓」をタップすると「QRコードマーク」が表示されるので、そこをタップするとQRコードリーダーが起動します。
Facebookでも「ライブラリからインポート」を選択すれば、Androidに入っている画像からQRコードの読み取りができます。
海外製のAndroidスマホやSIMフリー端末では、QRコードリーダーが標準搭載されていない場合があります。またQRコードリーダーが標準搭載されているAndroidスマホでも、専用のバーコードリーダーを利用するメリットがあります。頻繁にQRコードをAndroidで読み取りたい方は、専用アプリのインストールを検討してみましょう。
専用のバーコードリーダーアプリは、Twitterなどと比べて読み取り速度が速いので便利です。また読み取った内容の履歴が残るので、もう一度サイトを開きたい場合に便利です。また専用アプリは危険性の高いURLを読み取った場合に警告が出るため、Androidにウイルスが混入したりトラブルに巻き込まれたりするリスクを減らせます。
定番アプリのバーコードリーダーも便利ですが、専用アプリならよりQRコードに特化した機能があります。AndroidでQRコードをよく活用する方は、これからおすすめする専用アプリをインストールしてみましょう。
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