Amazonで注文すると、ヤマト運輸や佐川急便などの大手運送会社ではなく、デリバリープロバイダと呼ばれる配送業者が配達を担当する場合があります。再配達のサポート面などに難があるため、Amazonの配送業者が選ばれる法則を把握しておくことが大切です。
Amazonは世界累計3億人以上もの会員数を誇る人気通販サイトです。約1億種類にも及ぶ豊富な商品が良心的な価格設定で販売されており、「世界最大級のインターネットショッピングサイト」という呼び名は伊達ではありません。
Amazonの欠点を挙げるとすれば、商品の配送業者を購入者側が自由に選べないことでしょう。
インターネットショッピングサービスでは、注文した商品を自宅まで配達してくれる運送会社の存在が不可欠です。しかし、配送業者のサービスレベルは会社によってピンキリであり、劣悪な配送業者が運送に携わると、指定日時に届かなったり配達時に商品が破損したりする恐れがあります。
Amazonを利用する際には、配送料や配達予定の日付だけでなく、どの配送業者が自分の注文した商品の配達を担当するのか、しっかりチェックしておいた方が賢明です。
Amazonで注文した商品を配達してくれる配送業者は、Amazonのショップ側の都合で決定されます。
ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの大手運送会社だけでなく、ADP(Amazon Delivery Provider、アマゾンデリバリープロバイダ)と呼ばれる地域限定の提携配送業者が担当することもあります。
大手運送会社に比べると、ADPの評価はお世辞にも良いとは言えません。配達予定の日付を遅れるだけならまだしも、大手運送会社と比べて顧客への対応マナーがひどすぎるともっぱらの評判です。
ADPによる配達を避けたがっている利用者が多いのが実情であり、Amazonで商品配送を担当する業者が選ばれる法則を知っておくことは非常に重要なことと言えるでしょう。
Amazonでは、商品配送を担当する業者は基本的に「注文方法」によって決まります。注文方法と配送業者の対応関係は、以下の表の通りです。
注文方法 | 配送業者 |
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通常注文 |
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お急ぎ便 |
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当日お急ぎ便 |
|
お届け日時指定便 | ヤマト運輸 (ADPが担当する可能性もあり) |
海外配送 |
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コンビニ受取 (ローソン) |
日本郵便 |
コンビニ受取 (ファミリーマート) |
ヤマト運輸 |
ヤマト運輸営業所での受取 | ヤマト運輸 |
上記の対応表を見れば分かるように、送料を安く抑えられる通常注文を選択すると、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの大手運送会社だけでなくADPが担当の配送業者になる可能性が上がります。
数ある配送業者の中でも特に顧客満足度の高いヤマト運輸に配達してもらいたい場合は、以下の注文方法を利用すると良いでしょう。
Amazonの配送業者をヤマト運輸に指定する一つ目の方法は、コンビニ(ファミリーマート)受け取り、またはヤマト運輸営業所受け取りで注文することです。
Amazonの商品をコンビニ(ファミリーマート)やヤマト運輸営業所まで自分で取りに行けば、遅延などの配達品質を気にする必要は無くなります。
ヤマト運輸がコンビニ(ファミリーマート)またはヤマト運輸営業所にAmazonの商品を配達すると、登録してあるメールアドレス宛に商品の到着を通知するメールが送られてきます。あとは以下の手順に従って、所定の日付を過ぎる前に商品を受け取りましょう。
コンビニ受取 (ファミリーマート) |
ヤマト運輸営業所受取 | |
---|---|---|
受け取り期限の日付 | 商品お届けメールを受信した日付から10日間 | 商品お届けメールを受信した日付から6日間 ※早朝や夜間には商品の引き渡しに対応していない場合があるので、指定したヤマト運輸営業所の営業時間をチェックしておくこと |
受け取りに必要なもの | 商品お届けメールに記載されている認証キー(お問い合わせ番号と認証番号)またはバーコード | 商品お届けメールや注文履歴に記載されているお問い合わせ伝票番号および本人確認書類
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受取手順 | レジでバーコードを提示する受取方法
店舗設置端末を操作する受取方法
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Amazonの配送業者をヤマト運輸に指定するもう一つの方法は、お届け日時指定便で注文することです。
店頭受け取りではなく自宅まで商品を配送してくれる注文方法の中で、お届け日時指定便だけがヤマト運輸専属の配達となっています。
お届け日時指定便 | |
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対象商品 |
|
配送料 | お届け指定日時を買い物当日の日付にした場合
お届け指定日時を買い物日の翌日以降の日付にした場合
※Amazonプライム会員なら無料 |
お届け日時指定便を利用できない可能性があるケース |
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なお、お届け日時指定便の配達は現在でもヤマト運輸が主に担当していますが、ADPが配送する可能性も0ではありません。(むしろADPによって配達される件数が急増中。)
ADPによる配送を絶対に避けたいのであれば、多少の手間はかかりますが「コンビニ受け取り」か「ヤマト運輸営業所受け取り」を選択するしかないでしょう。ただし、商品によっては店頭受け取りを選択できない場合があることに注意してください。
Amazonは商品の配送をより効率化するために、独自の自社配達システムの開発を進めています。
しかし、プライムデーの48時間だけで世界累計1億以上も殺到する膨大な注文数を自社のみで捌けるはずがなく、今後も複数の運送会社と提携を続けるのは間違いありません。
ここでは、現在Amazonの配達を請け負っている日本国内の運送会社について解説していきます。
Amazonの商品配達を請け負っている運送会社は、「全国規模で配達を行っている配送業者」と「地域限定で配達を行っている配送業者」の2種類に分かれます。
まずは、高い知名度と信頼性を誇る大手三大運送会社について見ていきましょう。
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