AmazonでiD決済する方法!おサイフケータイとアプリを使った支払い手順を解説!
Amazonは電子マネー決済に対応しており、iDでの支払いも可能です。手続きに若干手間がかかりますが、クレジットカード情報流出リスクを回避できるメリットがあります。Amazonの買い物代金をiD決済する方法や、その際の注意点などをまとめました。
目次
- 1AmazonでiD決済が使用可能?
- ・Amazonでは電子マネーでの支払いが可能
- ・クレジットカード以外にも使える支払い手段
- 2AmazonでiD決済を使う方法
- ・おサイフケータイ機能が必須
- ・iDアプリが必要
- ・購入申し込み後のメールからiD支払いを選ぶ
- ・iDアプリをWi-Fiではなくspモードで開く
- 3iPhoneではAmazonでiD支払いができない!
- ・おサイフケータイ機能付のAndroidかガラケーのみ対応
- 4AmazonでiD支払いをするメリットは?
- ・クレジットカード情報流出の心配がない
- ・dカードと組み合わせてポイントを貯められる
- ・ポストペイ型電子マネーだから残高不足がない
- 5iD決済でAmazonを便利に使おう!
AmazonでiD決済が使用可能?
iDは、2005年12月からNTT docomoによって運営されている電子マネー決済サービスです。代金の支払い方法としてiDを利用する際には、レジに備え付けの読み取り機にiD機能を搭載したプラスチック製カードまたはスマホをかざして決済を行います。
2019年9月時点で100万台以上の読み取り機が日本全国のiD加盟店に設置されており、電子マネー業界でもトップ5に入るほどの高いシェア率を誇っています。
実はiDはAmazonなど一部のインターネットショッピングサイトでの支払いにも対応しており、自宅に居ながらiD決済を利用可能です。Amazonを頻繁に利用している方は、Amazonで選択できる支払い方法を把握しておきましょう。
Amazonでは電子マネーでの支払いが可能
Amazonは、以下の4種類の電子マネー決済に対応しています。
- 楽天Edy
- Suica
- iD
- JCB PREMO
ただし、複数の電子マネー決済を組み合わせて代金の支払いを行うことは出来ません。iD決済を行うなら、代金の全額をiDで一括支払いする必要があります。
クレジットカード以外にも使える支払い手段
Amazonは多くの利用者のニーズに応えるため、多彩な支払い方法を用意しています。クレジットカード以外にもいろいろな選択肢があり、気軽に商品を注文できるのがAmazonの魅力の一つです。
なお、自分の希望する支払い方法を選択できない商品もあります。購入前に確認しておいた方が良いでしょう。
Amazonで使える決済方法 | 条件 |
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クレジットカード・デビットカード |
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プリペイドカード |
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コンビニ払い | 店頭設置端末でバーコードを発券またはレジの店員に直接オンライン決済番号(払込票番号)を伝えて代金の支払いを行う
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ATM払い | Pay-easy(ペイジー)対応のATMを操作して代金を振り込む
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ネットバンキング払い | 「お支払い番号お知らせメール」に記載されているURLにアクセスし、以下の対応ネットバンクの中から一つを選択して代金を振り込む
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電子マネー払い |
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携帯決済 |
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Paidy翌月払い | 利用日の翌月に以下のいずれかの方法で1か月分のAmazonの利用代金をまとめて支払う
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ポイント払い |
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代金引換 | 商品の受け取り時に代金・配送料等の支払いを現金で行う ※代引手数料330円(税込)がかかる |
AmazonでiD決済を使う方法
AmazonでiD決済を行うためには、いろいろと準備しておかなければならないものがあります。支払い完了まで手間もかかりますが、それほど難しくはないのでAmazon初心者の方でも十分に利用可能です。
ここからは、Amazonでの買い物時にiDを利用して電子マネー決済を行う方法を具体的に解説していきます。
おサイフケータイ機能が必須
AmazonでiD決済を行うためには、おサイフケータイに対応したスマホまたはガラケーが必要です。もしも自分の使用しているスマホ・ガラケーがおサイフケータイに対応していない場合は、残念ながらAmazonの買い物代金をiDで決済出来ません。
気になる方は以下のリンクにアクセスして、各キャリアごとのおサイフケータイ対応端末をチェックしましょう。
iDアプリが必要
Amazonの買い物代金をiD決済するためには、おサイフケータイ対応スマホに「iDアプリ」をインストールしておく必要があります。
docomoのキャリアスマホなら、最初からiDアプリが入っている可能性が高いです。しかし、他のキャリアスマホを使っている、またはiDアプリを間違ってアンインストールしてしまった場合は、自分でiDアプリをダウンロードしなければなりません。
なおGoogle Playストアでは、「ドコモのキャリアスマホ用のiDアプリ」と「それ以外のスマホ用のiDアプリ」の2種類が配信されています。自分のスマホに合ったiDアプリを選択して、初期設定まで完了してください。
購入申し込み後のメールからiD支払いを選ぶ
iDアプリの使用準備が整ったら、Amazonにアクセスして実際に買い物を行いましょう。
欲しい商品をカートに入れて決済画面に移動したら、「お支払い方法を選択」画面にて「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選択して注文を完了してください。
この際、「通常配送」以外の配送方法を選択するとiD決済が出来なくなる点に注意が必要です。
注文を確定すると、すぐにAmazonから注文の確認メールが届きます。
その数時間後(または数日後)に、「お支払い番号のお知らせ」というメールもAmazonから送られてきます。
そのメールを開封すると、11桁の数字(お支払い番号)と「お支払い方法別の手順」というURLリンクが本文内に記載されているはずです。
お支払い番号を確認したら、そのURLリンクをタップしましょう。その際、エラーを避けるためにiDアプリを終了しておいてください。
「お支払い方法選択」画面を下にスクロールして、「電子マネー」の中から「iD」をタップしてください。
「お支払い金額」を確認したら、「iDでお支払い」をタップしましょう。
「次へ(iD設定アプリ起動)」をタップすると、スマホにインストールしてあるiDアプリが起動します。
「ネット決済」画面にてお支払い番号や決済金額等を確認したら、「実行」ボタンをタップしてください。(金額次第では暗証番号の入力を求められる場合あり。)
「内容の確認」をタップすると、Amazonの買い物代金のiD決済が完了したことを確認できます。
その後、Amazonのショップ側が支払いを確認すると、「お支払い確認メール」が送信されます。出荷準備が開始され、数営業日以内に商品が発送されて自分の手元に届くはずです。
iDアプリをWi-Fiではなくspモードで開く
Amazonの買い物代金をiD決済する際には、いくつか注意しなければならないことがあります。トラブルを避けるためにも、以下の3点を頭に入れておきましょう。
- 定期メンテナンスのため、 奇数月の第3木曜日午前3時~午前5時の間はAmazonの代金のiD決済手続きを行えない
- お支払い番号の発行日を含めて6日以内にiD決済を完了しないと、Amazonの注文は自動的にキャンセルされる
- iDアプリを使用する際には、Wi-Fiではなくspモードを利用する
特に、iDアプリをspモードではなくWi-Fiで使ってしまうのは、しばしば初心者がやらかすミスです。
iDアプリは非常にセキュリティの厳しい設計になっており、Wi-Fiがオンになっているとエラーが表示されて支払い手続きを行えません。必ず事前にWi-Fiをオフにしておいてください。
出来れば、メール内のリンクをタップする前からWi-Fiを切ってspモードに切り替えておいた方が良いでしょう。
iPhoneではAmazonでiD支払いができない!
Apple Pay搭載の機種なら、Apple Payと連携させることでiPhoneでもiD決済機能を使えます。
しかし、残念ながらiPhoneではAmazonの買い物代金をiD支払い出来ません。
Apple Payで支払いが出来る日本のWebサイトは、AppleやYahoo!Japanショッピングなどごく一部に限られています。2019年時点でAmazonは非対応なので、iPhoneユーザーはAmazonでのiD決済を諦めなければなりません。
おサイフケータイ機能付のAndroidかガラケーのみ対応
Amazonの公式サイトにも、「iDはFeliCa搭載のおサイフケータイからのお支払いのみ対応」と明記されています。
したがって、Amazonの買い物代金をiD決済できるのは、おサイフケータイ機能付のAndroidまたはガラケー利用者のみです。
また、対象端末であっても契約キャリアによってはAmazonでiD支払いできない可能性があることにも注意してください。
MVNO/SIMロックフリー端末版のiDアプリはドコモ以外から販売されている機種を対象としていますが、それは「ソフトバンク端末」・「SIMロックフリー端末」・「Google Pixel」に限定されています。
au端末の場合、たとえWi-Fi設定をオフにしていても、iDアプリが正常に動作しない恐れがあります。auユーザーの方はご注意ください。
メルペイ絡みでiD使おうと思ったらauでは使えないんだなあ。いや、メルペイ経由で実店舗では使えた。ただ、amazonでのiD払いができない。amazonではiD公式アプリをインストールする必要があるようで、au端末ではそれができない。大して損したわけじゃないけど最初から分かっていれば、、#金
— 消池遥 (@KESUIKE_Haruka) May 6, 2019
AmazonでiD支払いをするメリットは?
電子マネー・iDを利用するためには、事前に対応クレジットカードを紐付けしておく必要があります。
クレジットカードを持っているなら、Amazonの代金を支払うためにわざわざWi-Fiをオフにしたりメールから特設サイトにアクセスしたりして面倒な支払い手続きを行う必要は無いのではないか、と思う方もいることでしょう。
ここでは、Amazonの買い物代金をあえてiD決済する3つのメリットについて解説していきます。
クレジットカード情報流出の心配がない
一つ目のメリットは、セキュリティ面の安心感です。
Amazonの買い物代金をクレジットカード決済する場合、Webサイト上でカード情報を入力・送信しなければなりません。無料Wi-Fiスポットのようなセキュリティレベルの低い環境では通信内容を傍受されやすく、もしも個人情報が流出すれば第三者に悪用されるリスクがあります。
その点、iD決済ならクレジットカード番号等の入力は一切不要。セキュリティレベルが高く、使い方も非常に簡単です。
dカードと組み合わせてポイントを貯められる
二つ目のメリットは、ポイント還元です。
iDには独自のポイント還元サービスはありませんが、Amazonの買い物代金をiD決済すると、iDと紐付けしたクレジットカードのポイントを効率的に貯められます。
中でもおすすめのクレジットカードは、docomoによって発行されている「dカード」です。以下のような特徴があり、iDとの親和性抜群です。興味のある方は、ぜひ発行申請してみてください。
年会費 | 2019年10月1日から永年無料に変更! |
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ポイント還元率 | 1.0% (利用代金100円につき1ポイントのdポイントを付与) |
ドコモユーザー特典 | ドコモのケータイ・「ドコモ光」の利用料金1,000円(税抜)につき10ポイントのdポイントを付与 |
ブランド |
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付帯サービス |
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ポストペイ型電子マネーだから残高不足がない
三つ目のメリットは、決済の早さです。
電子マネーには、大きく分けて「プリペイド(前払い)型」と「ポストペイ(後払い)型」の2種類があります。
楽天EdyやSuicaのようなプリペイド型の電子マネーを利用する場合、事前にチャージ(入金)手続きを行う必要があり若干面倒です。
一方、ポストペイ型のiDならチャージ不要。残高不足になることが無いため、クレジットカードの利用限度額まで自由に買い物を楽しめます。
iD決済でAmazonを便利に使おう!
今回は、AmazonでiD決済を行うメリットや方法、その際の注意点などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- Amazonは電子マネー決済にも対応しており、iDで代金を支払える
- AmazonでiD決済を行うと、クレジットカード情報流出リスクを回避できる、クレジットカードのポイントを効率的に貯められる、などのメリットがある
- ただしAmazonでiD支払いを行うためには、おサイフケータイ対応のAndroidまたはガラケーが必要(iPhoneでは出来ない)
- 事前にiDアプリをインストールしておく必要がある(au端末では正常に動作しない恐れあり)
- Amazonの決済画面で「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選択した後、「お支払い番号のお知らせ」というメールのリンクからiD決済手続きを行う(Wi-Fiをオフにしてspモードで接続する必要あり)
クレジットカード情報の管理に気を遣っている方にとって、電子マネー決済は非常に重宝するサービスです。
普段、実店舗での買い物時にiDを使っている方は、ぜひ本記事を参考にしてAmazonでもiD決済を利用してみてください。