2019年10月08日更新
Amazonの代引き手数料はいくら?複数注文をまとめて送ってもらう時の注意点を解説!
Amazonの支払い方法にクレジットカード払いやギフト払いなどがありますが、代引きにも根強い人気があります。しかしAmazonで代引きを利用すると手数料が掛かるという欠点もあります。そこでその代引き手数料をいくらかでも安くする方法をお伝えします。
目次
Amazonの代引き手数料はいくら?
通販では、クレジットカードを使えない、あるいは使いたくない人のために、届いた品物と引換えに代金を支払って受け取れる代引きでの配送オプションが用意されています。Amazonでも代引きが利用可能ですが、その分だけ手余計に数料が必要になります。
Amazonの代引き手数料は1回330円
一体いくら払えばいいのか気にかかるAmazonの代引き手数料ですが、2019年10月からは1回の配送につき330円の代引き手数料が必要になりました。9月までは消費税が8%でしたので324円でしたが、消費税が2ポイント上がった分だけ代引き手数料も値上げされました。
高いけれども入金後に商品が届かない事故を避けられる
いくらAmazonの送料が無料とはいえ、1回あたり330円の代引き手数料は決して安くありません。それでも代引きを利用するのは、クレジットカードを使わずに済み現金払いができるという点と、前払いなどで家から出る必要がなく家で代金と引換えに品物が入る点、それに代金を先払いしたにもかかわらず荷物が届かないという詐欺を防げる点にあります。
そのため代引きを利用する人たちは今でも少なくありません。
中身が詐欺なら代金と引換えでも事故は避けられない
つ、ついに私の所にも来てしまいました…「Amazon送りつけ詐欺」
— Lalami🌈『PAPAPAN!』発売準備中 (@Lalami_self) May 24, 2019
注文履歴に何も無いのに代引きで荷物が届いてたからおかしいなと思いhttps://t.co/XKNAC4IMIt に問い合わせた所、大変丁寧に状況説明をして下さいました。
受け取ってしまったら返金まで時間がかかるとの事なので皆さんも気を付けて‼️ pic.twitter.com/VuOKvy8kWX
しかし、代引きなら必ず詐欺を防げるというわけでもありません。代引きで代金と引換えに無事荷物を受け取れたとしても、中身が偽物だったり説明とは違うものが届いたりすれば、代引きであっても意味がありません。それどころか、最近では注文していない荷物をAmazonから勝手に代引きで送り付けて、代金をだまし取るという詐欺も増えています。
Amazonではクレジットカードで購入するようにしていれば、代引きでの受け取りに不信感を抱いて受け取り拒否できますが、なまじ日頃から代引きで買い物をしていると、この手の代引き詐欺に引っ掛かりやすくなります。特にいつもAmazonを利用している人がいないときは、家人が気を利かせて代金と引換えに荷物を受け取ってしまう可能性があり危険です。
この手の詐欺を避けるには、代引きを使わないようにするか、受け取りはコンビニなどを利用するようにして、家に届く代引きは受け取らないようにしておく必要があります。
Amazonには代引きが使えない商品・地域もある
また、Amazonには代引きが使えない商品や地域があります。代引きができない商品の一例として、Amazonは以下のような例を挙げています。
- 一部のAmazonマーケットプレイスの出品者が販売する商品
- 当日お急ぎ便をご利用のご注文
- 商品の小計額が20万円を超える場合
- 支払い方法に制限を設けている商品
- ほしい物リストから注文する商品
- Amazonフレッシュのご注文
- Amazonギフト券(Eメールタイプ、印刷タイプ、チャージタイプ)
- Amazonコイン
- デジタルコンテンツ(Kindle本、デジタルミュージック、Androidアプリ、アプリ内課金アイテム、Prime Video、ゲーム&PCソフトダウンロード)
また、島嶼地域や山間部では配送業者の関係でAmazonでは代引きが利用できない地域もあります。初めて代引きを利用しようとして、住んでいる地域が代引きできない地域で驚くことになるかもしれません。念のために、上のリンク先のAmazonの説明ページから、あなたの住んでいる地域が代引き可能かを確認してください。
Amazonの代引き手数料はまとめて頼めば安くなる?
さて、1回の発送につき330円のAmazonの代引き手数料ですが、これをいくらかでも安くする方法はないのかと思う人は多いでしょう。そこで考えられるのは、Amazonからまとめて送ってもらう方法です。
実はまとめてしまえば安くなるAmazonの代引き手数料
Amazonの代引き手数料は「1回の発送につき330円」です。代引き手数料はその名の通り、荷物と引換えに代金を支払う手数料ですので、荷物がひとつにまとまっていれば中身が何点であろうと引換えは1回ですから、代引き手数料は1回分、つまり330円で済みます。そのためには、発送オプションにある「できる限り商品をまとめて発送」を選びます。
これを選ぶことでAmazonでは荷物をなるべくまとめて発送しようとしてくれますし、代引き手数料も1回分の330円で済みます。実際に「ちはやふる」のコミックスを2種類4冊とDVDをまとめて購入してみると、以下のようになります。
3種、5点を購入するにもかかわらず、まとめて購入することで代引き手数料に当たる「支払い方法に関する手数料」は330円と1回分の手数料で収まっています。ただし、この購入時には「できる限り商品をまとめて発送」のオプションは表示されませんでした。同じ倉庫にある場合はこのオプションが非表示でも、まとめて発送されるということだと思われます。
うまくまとまるかはAmazon次第
ただし、うまくひとつの荷物にまとまるかはAmazon次第です。もっともAmazonから発送される品物であれば、「できる限り商品をまとめて発送」のオプションをチェックしておくことで、複数の荷物になっても1回分の代引き手数料で済み、決して購入画面に表示された以上の金額を請求されることはありませんので心配ありません。
しかし、「できる限り商品をまとめて発送」のオプションを入れても、購入画面の「支払い方法に関する手数料」が330円ではなく、660円や990円になる場合があります。
まとめられない商品もある
しかし、Amazonで扱う商品であれば、どんな品物でもまとめて発送されるわけではありません。特にAmazonマーケットプレイスの品物の中には、発送業務をマーケットプレイスの業者が担っているものも少なくありません。その場合は、いくらまとめて購入しても、発送する際にまとめようがないので、別々に発送され、代引き手数料も別々に請求されます。
Amazonの代引き手数料はプライム会員なら安くなる?
Amazonには、お急ぎお届け便が無料になるAmazonプライム会員という制度があります。その特典を使ってAmazonの代引き手数料を無料、もしくは安くすることができないのかと考える人もいるでしょう。しかし、Amazonプライム会員の特典は、あくまで「送料が無料」になるというものであって、「手数料も無料」にはなりません。
それどころか、2019年10月現在では、Amazonプライム会員の方が高額の代引き手数料を支払わなければならなくなっています。下図はAmazonプライム会員が3点の買い物をした状態ですが、330円×3=990円の代引き手数料が請求されています。しかも、「できる限り商品をまとめて発送」のオプションは表示されませんでした。
これは、Amazonプライム会員の場合、通常配送を選んでも「プライム配送特典」によって分割発送されるため、いくらまとめて購入してもAmazonのシステム上バラバラに発送されるのと同じ手続きになるためと思われます。そのため、Amazonプライム会員のほうが代引きを利用すると損をすることになるのです。
Amazonプライム会員なら、Amazonプライムの会費を納めるためにクレジットカードを登録しているはずですから、素直にクレジットカード払いにするのがおすすめですが、もしどうしても代引きを利用したいのであれば、別アカウントを作成してそちらで代引き購入するべきでしょう。
Amazonの代引き手数料は無料にはならない?
Amazonプライム会員ですら割高になる、Amazonの代引き手数料は残念ながら無料にはなりません。代引き手数料を払いたくなければ、代引き自体をやめるしかないのが現状です。
おすすめはクレジットカード決済
やはり一番の解決策は、素直にクレジットカード払いにすることです。クレジットカード払いなら余計な手数料は不要ですし、購入時にクレジットカードのポイントも手に入ります。Amazonが発行するAmazonマスターカードなら、Amazon自体の1%のポイント還元の他に、1.5〜2.5%のポイントが還元されます。
そのため、クレジットカードを利用して1万円の買い物をすると、代引きだと手数料が出て行く分3.3%余計に支払わなければならないのに比べて、4.5〜5.5%の得になります。
クレジットカードが嫌ならAmazonギフト券がおすすめ
クレカを持たない私は、amazon買えないと思っていたけど、コンビニ受け取りにしたら代引き手数料かかるけど買えるんだね。市川先生の本買ったよ! pic.twitter.com/YMKpTho0V2
— うみうみん (@UmiumiMr1403) May 1, 2014
しかし宗教上の理由などで、どうしてもクレジットカードを利用したくない人もおいででしょう。そんな人にはAmazonギフト券の利用がおすすめです。Amazonのギフト券はAmazon上では現金やポイントと同じように利用できますから、代引きの代わりにギフト券で購入すれば、家でもコンビニでも品物を受け取ることができます。
そのうえAmazonでは、ときおりギフト券のキャンペーンを行っていますから、これをうまく利用すれば実質的に割引価格で品物を購入できます。また、コンビニで前払いしても手数料が不要です。代引きと違ってどちらも前払いになりますが、手数料を無料にするにはこれらの方法を採るしかありません。
Amazonの代引き手数料はまとめて発送で安くする
残念ながらAmazonの代引き手数料を無料にする方法はありません。Amazonプライム会員は、むしろ代引き手数料が高くつきます。ただし、Amazonプライム会員でなければ、購入する際に複数の品物をまとめることで代引き手数料を330円のままに留めることができ、1個当たりの代引き手数料を安くすることができます。
それでも代引き手数料がもったいないと感じるようなら、クレジットカード払いやギフト券払い、コンビニ払いの利用を考えてください。