2019年05月06日更新
Airdropで送受信できない原因と対処法!MacやiPhoneで相手が表示されない時は?
Airdropを使えば、連絡先を知らなくても近くにあるApple製デバイスと写真・ビデオ・書類などをすばやく共有できます。今回は送信データが送受信できない場合など、Airdropができない場合の対処方法について詳しくご紹介します。
目次
- 1Airdropで相手が検出されず表示されない場合
- ・デバイスの設定を確認する
- 2Airdropで送受信できない時にiPhoneで確認すること
- ・iOSが最新バージョンか
- ・通信がオンになっているか
- ・Airdropが有効になっているか
- ・機内モード・おやすみモードに設定していないか
- ・インターネット共有がオンになっていないか
- 3Airdropで送受信できない時にMacで確認すること
- ・iOSが最新バージョンか
- ・通信がオンになっているか
- ・Airdropが有効になっているか
- ・機内モード・おやすみモードに設定していないか
- ・インターネット共有がオンになっていないか
- ・外部からの接続をすべてブロックにしていないか
- 4Airdropで送受信できない・使えない対処法
- ・デバイス間の距離を近づける
- ・通信を一度切断してから接続する
- ・デバイスを再起動する
- ・ネットワーク設定をリセットを実行する
- 5Airdropで送受信できない場合は設定を確認しよう!
Airdropで相手が検出されず表示されない場合
Airdropで相手が検出されず表示されない場合どうすれば良いのでしょうか。Airdropで相手が検出されず表示されない理由も様々あります。ここではAirdropを起動した際に送信先の相手が検出されない場合のMac/iPhoneそれぞれの場合の対処方法について説明します。iPhone/MacでのAirdropの使い方に関しては以下のリンクを参照ください。
デバイスの設定を確認する
まずはデバイスの設定を確認しましょう。Airdrop設定方法は設定アプリから呼び出すか、画面下部を上にスワイプしてコントロールセンターを呼び出す→左上のブロックを強めまたは長めに押して設定画面に移動します。Airdropはファイル共有をする相手の設定を「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人」の3つから選択します。
「連絡先のみ」に設定されている場合、相手が連絡先に登録されていない場合は使えないため注意が必要です。その場合「すべての人」に設定を変更することで解決できる場合があります。それでも変化がない時は一度「受信しない」に設定を変え、再度「すべての人」を設定して相手を検出してみましょう。
Mac
MacでのAirdropの設定を確認する方法を紹介します。iPhoneなどiOSデバイスで、Airdropの送信先としてMacが表示されない場合は、Finder→ウィンドウ左側のサイドバーにある「Airdrop」で設定を開くことができます。もしサイドバーにAirdropが表示されない場合は、メニューバーでFinder→環境設定→サイドバーでも起動可能です。
またはショートカットキー「Command+Shift+R」でAirdropを表示させることができます。Airdropの設定画面にある「このMacを検出可能な相手:」をクリック→「連絡先のみ」あるいは「すべての人」に選択することでMacでAirdropが利用できます。
iPhone
iPhoneでのAirdropの設定を確認する方法を紹介します。Airdropの送信先として表示されない場合は、まずホーム画面で下端から上にスワイプ→コントロールセンターの左上にある4つのアイコン部分を長押しすると、「Airdrop」のアイコンが表示されます。
タップして設定を「連絡先のみ」か「すべての人」に設定するとAirdropが有効になり、相手の検出が可能です。
Airdropで送受信できない時にiPhoneで確認すること
先ほどまでは「Airdropで相手が検出されず表示されない場合のAirdropの設定」について紹介しました。次に実際にAirdropでデータが送受信できない時にiPhoneで確認するべき点を紹介します。
iOSが最新バージョンか
iOSのアップデートができているかを確認しましょう。iOSのアップデートをしていないとAirdropが使えない場合があります。iOSはアップデートを行うことでBluetoothなどの不具合が修正されるため、iOSはなるべく最新版にアップデートしておきましょう。 設定方法は、設定アプリ→「ソフトウェア・アップデート」をタップ→アップデートします。
通信がオンになっているか
Airdropを利用する時には、近くのデバイスを検出し相手とデータ転送を行うために、BluetoothとWi-Fiの環境が必要です。自分側と相手側の双方のBluetoothとWi-Fiがオンになっていない場合、Airdropが有効にも関わらず相手が表示されない、写真が送受信できないなどのエラーが起きます。
Bluetooth、Wi-Fiのどちらが欠けてもAirdropが使えないので設定の変更をしましょう。手動でWi-FiとBluetoothがオンにする方法を紹介します。ホーム画面で下端から上にスワイプすると、コントロールセンターでWiFiやBluetoothボタンが表示されるので、タップするとBluetoothとWi-Fiをオンにすることができます。
Airdropが有効になっているか
iPhoneのAirdropを有効にする方法を紹介します。iPhoneの場合は、「Airdrop」が「受信しない」だと、Airdropは使えない状態です。iPhoneのAirdropを有効にしましょう。画面の下からスワイプしてコントロールセンターを開き、Airdropをオンにします。これで使用可能です。
機内モード・おやすみモードに設定していないか
機内モードが有効になっている場合は、WiFiが無効になってしまい上手くiPhoneでAirdropが使えない状態です。そしておやすみモードになっている場合は、Airdropを使用することはできるが、おやすみモードが有効になっている場合はアラートを抑制するようになり上手く送受信ができません。
その場合、Airdropを順調に使うため、Airdropを使用する時は機内モード&おやすみモードをオフにする必要があります。iPhone, iPad, iPod touchで、ホーム画面の下から上へスワイプしコントロールセンターを表示させます。
そしてコントロールセンターにある、機内モードアイコンと月のようなマークをタップすると、機内モードやおやすみモードを無効に設定することが出来ます。
インターネット共有がオンになっていないか
インターネット共有がオンになっているか確認しましょう。インターネット共有とは、iPhoneをWifiの端末として機能させることができ、そこから通信機能のないパソコンなどをつなげてインターネット接続を可能として便利な機能で、iPhone専用の回線をパソコンなどでも使えるように共有可能にする機能のことです。
Airdropを使用するには、WiFiが必要となるためインターネット共有がオフにしておく必要があります。インターネット共有の機能をオフにするには、「設定」→「インターネット共有」からオンとオフを切り替えることができます。
Airdropで送受信できない時にMacで確認すること
ここまで「Airdropで相手が検出されず表示されない場合設定」、「Airdropで送受信できない時にiPhoneで確認すること」について紹介しました。次にMacではどのようにすればいいのでしょうか。これからMacで確認することについて説明します。
iOSが最新バージョンか
iOSのアップデートができているかを確認しましょう。iOSはアップデートを行うことでBluetoothなどの不具合が修正されるため、iOSはなるべく最新版にアップデートしておきましょう。 設定方法は、システム環境設定→「ソフトウェア・アップデート」をタップ→アップデートします。
通信がオンになっているか
Airdropを利用する時には、近くのデバイスを検出し相手とデータ転送を行うために、BluetoothとWi-Fiの環境が必要です。自分側と相手側の双方のBluetoothとWi-Fiがオンになっていない場合、Airdropが有効にも関わらず相手が表示されない、写真が送受信できないなどのエラーが起きます。
Bluetooth、Wi-Fiのどちらが欠けてもAirdropが使えないので設定の変更をしましょう。システム環境設定→ネットワークから設定を変更できます。
Airdropが有効になっているか
Airdropが有効になっているかどうか確認してください。「Wi-Fi」「Bluetooth」が両方共オンだとしても、Airdropが有効になっていなければ、Airdropを使えないため気をつけましょう。
MacのAirdropを有効にする方法ですが、Macの場合「このMacを検出可能な相手」が「なし」になっていると、Airdropは使えない状態です。検出可能な相手を「全員」にすることで相手を検出でき送受信可能です。
機内モード・おやすみモードに設定していないか
機内モードが有効になっている場合は、WiFiが無効になってしまい上手くiPhoneでAirdropが使えない状態です。そしておやすみモードになっている場合は、Airdropを使用することはできるが、おやすみモードが有効になっている場合はアラートを抑制するようになり上手く送受信ができません。
その場合、Airdropを順調に使うため、Airdropを使用する時は機内モード&おやすみモードをオフにする必要があります。
Macの場合、システム環境設定→通知センター→おやすみモードからオンとオフを切り替えることが出来ます。または「alt/option」を押しながら通知センターアイコンをクリックすると簡単に切り替え可能です。
インターネット共有がオンになっていないか
インターネット共有がオンになっているか確認しましょう。インターネット共有とは、MacをWifi端末として機能させるものです。通信機能のないパソコンなどをつなげることで、インターネット接続ができる便利な機能であり、Mac専用の回線を他の端末でも使えるように共有可能にする機能のことです。
Airdropを使用するには、WiFiが必要となるためインターネット共有をオフにしておく必要があります。インターネット共有の機能をオフにするには、Apple メニュー () →システム環境設定→共有から設定可能です。「インターネット共有」にチェックが入っていないか確認しましょう。
外部からの接続をすべてブロックにしていないか
Macの場合、「外部からの接続をすべてブロック」にチェックが入っているかどうかも確認する必要があります。チェックが入っていると「Wi-Fi」「Bluetooth」が両方オンになっておりAirdropが有効にも関わらず、Airdropの共有先に相手が表示されません。通常初期設定では「外部からの接続をすべてブロック」にチェックは入っていません。
しかし誤ってチェックを入れてしまっていることもあるため、念のため確認しましょう。確認方法は、システム環境設定→セキュリティとプライバシー→ファイアウォール→「変更するにはカギをクリックします。」をクリック→ファイアウォール オプション→「外部からの接続をすべてブロック」で確認と変更が可能です。
「外部からの接続をすべてブロック」にチェックが入っているかどうか確認し、チェックが入っていたらチェックを外しましょう。最後に「変更できないようにするにはカギをクリックします。」をクリックしてカギをロックしてください。
Airdropで送受信できない・使えない対処法
Airdropで送受信できない・使えない対処法ですが、デバイスに問題がある場合、通信に原因がある場合など様々な理由が考えられるのでそれぞれの対処法をご紹介します。
デバイス間の距離を近づける
デバイスの距離が遠い場合、上手く送受信出来ない場合があります。距離が遠すぎる場合、双方のデバイスを検出することができないからです。AirdropでWi-FiとBluetoothを使って画像などを転送する場合、自分と相手が同一のWi-Fi上にある場合はWi-Fi経由で送受信されますが、相手が約10メートル以内にいる場合はBluetooth経由で転送されます。
スムーズに送受信できない場合は、自分と相手デバイスの距離を10メートル以内になるように調整しましょう。
通信を一度切断してから接続する
送受信が上手くいかない場合の方法として、通信を一度切断してから再度接続する方法があります。Airdropに使うBluetoothとWi-Fiを一時的にオフにして、再度オンにすることで復活する場合もあります。その方法は「Bluetooth」と「Wi-Fi」をオフにしてもう一度オンに戻した後、再度Airdropを試す方法です。
もしくは、飛行機マークの「機内モード」をいったんオンにしてオフに戻す方法もあります。通信の切断→再接続という意味では一緒なのでどちらか、または両方試してみてください。
デバイスを再起動する
次の方法はデバイスを再起動した後、再度Airdrop起動させデータの送受信を試す方法です。iPhoneの電源を切る方法はシリーズによって異なります。iPhone Xの場合、サイドにある電源ボタンと音量ボタンを同時に押し続けることで電源を切ることができます。
iPhone8/8 Plusシリーズ以前のiPhoneやiPad、iPod touchの場合は、サイドにある電源ボタンを長押しすれば電源を切ることができます。Macでの再起動の方法を紹介します。
Macを再起動するショートカットキー「control + 電源ボタン + R」で再起動が可能です。「control + 電源ボタン」を押すと確認通知が表示され、「R」キーでMacが再起動されます。
確認通知無しで再起動したい場合は「command + control + 電源ボタン」で実行します。iPhoneもMacも再起動した後再度Airdropを試してみましょう。
ネットワーク設定をリセットを実行する
ネットワーク設定をリセットを試す場合、本体に保存されているすべてのWi-FiやBluetoothのパスワードがリセットされ、再度設定が必要になるため注意しましょう。設定から「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」でネットワーク設定のリセットを実行することができます。
Wi-FiやBluetoothのパスワード設定を行なった後、Airdropが問題なく実行できるか確認しましょう。
Airdropで送受信できない場合は設定を確認しよう!
AirdropはApple製品同士であれば写真などのデータを一気に送れることができ、また連絡先を知らなくても送れることもできるためとても便利な機能です。Airdropが使えない、相手が表示されないなどスムーズに送受信できない場合は設定を見直すことで解決できることが多いので、まずは設定を確認してみましょう。