YouTubeにアップロードする動画の「限定公開」と「非公開」の違いを解説！

YouTubeの限定公開とは、見て欲しい相手の限定し動画をアップロードすることです。写っている人物のみ撮影した動画を共有する場合や家族内で共有したい時に便利な公開方法です。多くのSNSが公開する範囲を自分で決められるように、自分でYouTube上の公開範囲を選択することが可能です。

YouTubeの公開範囲は「公開」「非公開」「限定公開」の3つから選択することができます。公開範囲の変更はアップロード前・後関係なくいつでも可能です。3つの公開範囲のうち、「公開」に設定した場合、すべてのユーザーが閲覧可能になり検索結果にも関連動画の欄にも表示されます。では「公開」と「限定公開」の違いはどこなのでしょうか。

「限定公開」は動画のURLを知っている人のみ動画を見ることができる設定です。では、どのような時に「限定公開」した方が良いのか、また「限定公開」にすることでどのように公開範囲が変わるのか説明します。

YouTubeの「限定公開」では公開したい相手にURLを教えるだけで相手と共有ができます。使用例としては友人・家族・グループとのプライベート動画の共有、自分のチャンネル登録者のみに表示させたい場合等、不特定多数に公開したくない場合に便利です。

「限定公開」は、動画の検索の結果や関連動画の欄に表示されません。「限定公開」は教えたい相手に限定して動画を共有したい場合が適していると言えます。動画を見て欲しい相手にはURLを共有しましょう。

ここまでYouTubeの「限定公開」について紹介してきました。不特定多数に公開されない点では便利ですが、いくつか注意点もあります。「限定公開」の動画も場合によっては「公開」されてしまうので気をつけましょう。それでは「限定公開」する際の注意点について説明します。

YouTube上にアップロードした動画「限定公開」に設定していても、「再生リスト」を公開の設定にしている場合はURLを共有した相手以外にも自動的に公開されてしまいます。動画の公開設定だけでなく、再生リストの設定も再度確認しましょう。

「限定公開」は、動画を共有したい相手に動画のURLをコピーして送るだけで簡単に動画の共有ができます。しかし、動画のURLさえ知ることができればどんな相手でも視聴ができてしまうため、見られると困る内容のものは「限定公開」で動画をアップロードするのは控えましょう。控えた方が良い理由としては、URLを送った相手がSNSなど使って不特定多数の人に拡散してしまうこともあるからです。

ボタン一つでYouTubeには共有することができてしまいます。SNSなどで共有してしまった場合全く関係のない不特定多数の人が視聴可能になるため、YouTubeに動画をアップロードする際は気をつけましょう。

YouTubeの公開範囲は動画のアップロード時に「公開」「非公開」「限定公開」の3つから選択することができます。それぞれの公開範囲の違いとしては、「公開」はすべてのユーザーが閲覧可能、「限定公開」は動画のURLを知っている人のみ閲覧可能となる設定と紹介してきました。では「非公開」とはどのような設定なのでしょうか。

「非公開」とは検索結果・関連動画・URLを指定しても表示されないが、動画をアップロードした方が登録したGoogleアカウントで指定された相手だけが視聴できる設定です。限定公開と同じく検索の結果や関連動画にも表示されない点は同じですが、動画のアップロード主が「指定した相手」でなければURLが流出しても他のユーザーからは見られることはありません。

また動画をアップロードする側が公開先を選べるので、公開範囲の把握と管理が可能です。

指定した相手だけしか閲覧できない「非公開」動画をYouTubeにアップロードすることは、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは「非公開」の活用方法の例を2つ紹介します。1つ目は携帯で撮影した動画を非公開でYouTubeにアップロード→パソコンでダウンロードして編集したい場合です。この場合自分のみ動画を使用するので「非公開」設定が便利です。2つ目は動画を保存する場所としての使い方です。

多くの人が使用するサービスとしてDrop BoxやGoogle Drive、iCloud Drive等のクラウドサービスがあります。しかしこれらのサービスは容量ごとに有料化していたり、容量制限があったりと何かと不便です。動画はデータ容量が大きく、保存場所の容量も多くを占めてしまうので、保存場所としてYouTubeを使用すると便利です。

非公開とはいえ完全に視聴が出来なくなるという訳ではありません。非公開動画を共有許可した相手にだけ動画を共有することができます。その方法を説明します。

YouTubeに動画をアップロードすると上画像の赤い部分で、公開ステータスを設定できます。公開設定を「非公開」に設定するとその下に「共有」というボタンが表示されるのでクリックします。（▲上画像参照）

「共有」ボタンをクリックすると共有先のメールアドレスを入力できる画面に遷移します。（▲上画像参照）この画面で共有したい相手を指定できるので、共有したい相手のメールアドレスを入力します。注意点として、Googleアカウントを持っている相手にしか非公開の共有指定は出来ません。共有する相手がGoogleアカウントを持っているか確認しましょう。

また、非公開設定に変更した直後は共有登録の反映には時間がかかります。メールが届いてもすぐにはYouTube上で動画を見ることができないため、少し時間をおいて再度試してもらいましょう。

ここまでYouTubeの「非公開」と「限定公開」についてそれぞれ説明してきました。更にわかりやすいように「非公開」と「限定公開」の違いを比較して説明します。

「限定公開」と「非公開」での動画の共有方法の違いについて説明します。公開範囲の設定で「非公開」に設定されている動画は、メールアドレスで共有相手を指定することが可能です。メールにて共有許可を送ることができますが、Googleのアカウントにログインする必要があります。ですので、共有したい相手がGoogleアカウントを持っているか確認しましょう。

公開範囲の設定で「限定公開」に設定されている動画は、動画をアップロードした際にわかる「動画の個別URL」を知っていれば誰でも視聴が可能です。「限定公開」設定をしている動画を共有したい場合は動画のURLを相手に伝えましょう。

再生リストへは「限定公開」の動画は追加できますが「非公開」の動画は出来ません。「限定公開」動画を「公開再生リスト」に追加してしまうと、限定公開ではなくなりYouTube上で検索結果にも表示され誰でも閲覧可能になります。再生リストにも公開と非公開があるので、設定を確認しましょう。

また、「非公開」「現地公開」両方とも検索結果・関連動画に表示されることはありません。

YouTubeでは動画にコメントを投稿することができ、意見交換を通して他者と交流を持てます。YouTubeの動画にコメントを投稿するには、投稿者がコメントを許可している必要があります。コメントは非公開の動画には出来ず、限定公開の動画にはコメント可能という違いがあります。

推奨者は「非公開」の場合は個人、「限定公開」の場合はチャンネル所持者という違いがあります。

YouTubeにアップロードしたい動画、またはアップロード済みの動画の公開範囲を指定、変更したい場合したい場合の手順を説明します。公開範囲はアップロード時だけでなく、またアップロード後も変更可能です。公開範囲の変更が必要な時に変更しましょう。

動画をアップロードする時に公開範囲の設定を選択する方法について説明します。

まず自分のYouTubeアカウントにログインします。右上にある自分のアカウントのアイコンをクリックすると画像のように複数の項目が表示されるので「YouTube Studio」をクリックします。

「ダッシュボード」を選択し、画面真ん中にある「動画をアップロード」を選択します。

赤枠内の「アップロードするファイルを選択」を押すとアップロードする動画の選択画面に遷移します。アップロード前に公開範囲を指定したい場合は「アップロードするファイルを選択」のボタンを押す前にプライバシー設定を選択しましょう。

デフォルトでは「公開」になっているため、公開以外にしたい場合はプルダウンで公開以外の公開範囲を指定する必要があります。（▲上画像参照）この画面で設定すればアップロード前に公開範囲の設定は完了です。

公開中の動画の公開範囲の設定変更を説明します。この方法であれば、すでにYouTubeにアップロードしている動画でも公開範囲の変更がいつでも可能です。

まずは自分のYouTubeアカウントにログインします。ログインすると上の画像のようにトップ画面に移動するので、右上にある自分のアカウントのアイコンをクリックします。クリックするといくつか項目が表示されるので、「YouTube Studio」をクリックします。

「YouTube Studio」をクリックすると上画像のページに移動します。アップロード済みの動画は「動画」で確認が可能なので、「動画」をクリックします。

「動画」をクリックすると、動画が一覧になって表示されます。この画面の「公開設定」で現在設置中の公開範囲が確認できます。
 

「公開設定」で現在設定中の公開範囲をクリックすると、上画像のように現在設定していない公開範囲が選択可能です。

変更したい公開範囲を選択し、「保存」ボタンをクリックします。これで公開範囲の変更は完了です。

YouTubeは世界中の動画をいつでも簡単に携帯・パソコン・タブレット問わず視聴できるのが魅力のサイトです。便利な一方、プライバシーの保護をするためにも自分自身が動画をアップロードする際は適切な公開範囲の設定を行う必要があります。また、公開範囲に関わらず、著作権に関わる動画のアップロードは禁止されています。動画以外にも音楽も対象になるので、違法なアップロードをしないように気をつけましょう。

「公開」「非公開」「限定公開」の3つの公開範囲をうまく活用して、YouTubeに動画をアップロードし自分の撮影した動画を多くの人に視聴してもらいましょう。