2019年11月14日更新
ヤフオク!で不当に送料が高いのは違反!実費以上の送料請求は禁止に!
ヤフオク!の不当送料請求問題を紹介します。実際の送料よりも高い送料を設定、その差益で利益を出す手口が横行していました。実際のところかかっている送料より高い値段を請求するのは違反行為になります。ヤフオク!の利用規約を確認して快適なヤフオク!ライフを送りましょう。
目次
ヤフオク!で送料の請求が高い場合は要注意!
ヤフオク!でショッピングしている人で、送料が異様に高いと感じたことはありませんか?ヤフオク!では、落札価格を下げて、送料や梱包料を実費以上に請求し、落札者の落札心理を煽る行為が横行していました。その背景と注意点について紹介します。
ヤフオク!の送料を実際よりも高い金額が上乗せ請求される事例が多発
過去にあった事例で、入札開始金額が1円スタートSDカードが出品されていました。安い価格を設定し、入札を促すも、実は商品概要欄に【送料1,500円+代引き手数料500円】と表記されており、実費の送料よりも高い送料が上乗せされるという手口が横行、その送料の差益を獲得するための詐欺まがいの商法が流行していました。
商品概要欄の送料情報には要注意
送料や代引き手数料の不当な上乗せは、ヤフオク!の商品概要欄に記載されていますが、商品概要欄にも送料・代引き手数料の明記が見えにくいところに配置している場合があるので、注意が必要です。
実費以上の送料請求は違反!アカウント停止の可能性も
ヤフオク!ではそういったことを受けて、アカウント停止・およびそういった行為を禁止する措置をとっています。出品者の方も、しっかりと理解しておく必要があるので、ヤフオク!で禁止されている送料請求方法について確認していきましょう。
実費支給送料請求は禁止されヤフオク!でも対策されている
ヤフオク!では、出品者から落札者に送料を請求することができますが、運送業者に支払う実費の分だけが対象になっています。出品する際に梱包費やその他の手数料を上乗せして請求することは禁止事項となっており、規約違反になるとヤフオク!のアカウント停止の措置がとられてしまいます。
その為、出品者は予め商品を出品する前に、送料だけでなく梱包費や発送にかかる費用を事前に確認して、出品価格に反映させておく必要があります。商品落札後に、落札者へ送料以外の実費を別途請求することは禁止されているので覚えておきましょう。
ヤフオク!の送料規約について確認しておこう
最後にヤフオク!で公開されている送料についての規約を紹介していきます。禁止事項・違反事項を確認してヤフオク!のアカウンが停止措置されないように注意しましょう。
ヤフオク!の送料規約
【改定ルール】
● 以下の料金以外の料金(システム利用料、消費税、梱包料、手数料、その他等の名目を問いません)を落札者に求めることを禁止します。
(1) 落札代金
(2) 送料
(3) 返品・交換する際の送料および返金手数料
(4) 不動産および二輪を含む自動車車体のみ、取得にかかる諸費用および税などの法定費用
落札代金以外の上記の料金は、商品説明に明記してください。
まず、落札者が出品者に対して請求できないものとして出品・落札システム手数料・消費税・梱包料・その他手数料などは請求できません。落札者に請求できる項目は、落札代金・送料・返品・交換する際の送料と返金手数料、不動産また自動車取得にかかる法定費用のみとなっています。
ヤフオク!送料の禁止・違反行為
・ 落札者に対して落札価格とは別に送料を請求する場合は、あらかじめ商品説明で送料の額を明示してください。商品を運送業者等へ持ち込むまで実際の送料が判明しない場合は、その旨と運送業者等の運賃表等を参考に目安となる送料の額を示してください。
・ 送料を請求する場合は、以下の範囲内の金額としてください。
(1) 運送業者に委託する場合、運賃および代金引換手数料、速達、書留、冷凍、冷蔵等の運送業者に支払うオプションサービスの手数料の実費のみ。代金引換手数料や、運送業者に支払うオプションサービスの手数料を送料に含む場合は、その旨と含まれる料金の名目および内訳の金額を商品説明に明記してください。
(2) 自らお客様の元へ配送する場合および物流代行業者等に業務委託する場合、運送業者に委託した場合の運賃相当額を上回らない金額
送料を落札者に請求する場合は、上記の規約を守る必要があります。要約すると、実際にかかっている送料の実費以上に送料を落札者に請求してはならないということになります。また、送料がわからない場合は、運送会社のHPなどから目安となる送料を確認して提示する必要があるので覚えておきましょう。
詳しいヤフオク!の送料規約とアカウント停止措置の規約に関しては、下記のヤフオク!ヘルプページで確認できます。出品者・落札者共に、快適にヤフオク!を楽しむために、しっかりとルールと規約を把握しておきましょう。
ヤフオク!で送料が高いと思ったら出品者に事前に質問しておこう!
ヤフオク!の送料を実費より高い価格で請求すると、ヤフオク!の規約違反となり出品者の方はアカウント停止処分になります。落札者の方も送料が高い、または不当に高い手数料を請求された場合は、ヤフオク!運営側、出品者に連絡して不当な取引を報告しましょう。本記事を参考に出品者・落札者ともに快適なヤフオク!ショッピングライフを送ってください。