Windows7の付箋の使い方!デスクトップにメモを残す・バックアップをとる方法は?
Windows7に標準で付いている機能の一つにデスクトップ上にメモが残せる付箋の機能があります。アプリをインストールする必要がなく、メモを残す設定やバックアップをとる方法も簡単です。この記事では、Windows7の付箋の使い方を解説します。
目次
Windows7の付箋とは
デスクトップにメモを残すアプリ
Windows7の「付箋」は、デスクトップにメモを書く便利機能です。標準で付いているので、新たに市販のアプリをインストールする必要はなく、使い方もとても単純で、大変便利な機能です。データのバックアップをとっておいて、必要に応じて更新前の状態に戻すこともできます。
また、Windows7の「付箋」は、単に文字入力だけでなく、URLの貼り付けや、付箋の色の変更も可能です。
Windows7の付箋のメリット
Windows7のPCを起動して、PCが立ち上がってデスクトップが表示されると、付箋がすぐに視界に入ります。付箋をした場所を失念するということや、付箋を紛失してしまったということは起こりにくいので便利です。
仕事でWindows7のPCをよく使う方や、ブログの更新などで家でWindows7のPCを使う時間が長い方には、おすすめの機能です。
Windows7の付箋の使い方
起動方法
Windows7の付箋の起動方法は3つあります。順番に説明していきます。やってみて一番楽な方法を選んでください。
アクセサリから起動
まずは、アクセサリから起動する方法です。
- Windows7の「スタート」ボタンを押し、「すべてのプログラム」「アクセサリ」と進みます。
- 「アクセサリ」のなかから「付箋」を選びます。下の方にあります。
- 下の画像のようなメモが、デスクトップ上に出たら、成功です。
プログラムとファイルの検索から起動
次に、プログラムとファイルの検索から起動する方法をご紹介します。
- Windows7の「スタート」を右クリックして、「検索」をクリックします。
- 「検索」をクリックして、表示された入力欄に「付箋」と入力します。
- 検索結果に出る「付箋」をクリックします。
- 下のような画像が表示されたら、成功です。ここでは、付箋の色を青に変えています。
ファイル名を指定して実行で起動
最後に、ファイル名を指定して実行で起動する方法をご紹介します。
- Windows7の「スタート」を右クリックして、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 「名前」と書かれた入力欄に「StikyNot.exe」と打ちます。
- 「付箋」アプリが実行され、付箋が出ます。
- 下のような画像が表示されたら、成功です。ここでは、付箋の色を紫に変えています。
付箋の使い方
Windows7の付箋の使い方を具体的に紹介します。どれも簡単に操作できることばかりですので、覚えておいて損はありません。
タスクバーに固定する方法
タスクバーに置いておくと、次に付箋の機能を使いたいときにすぐに使えて便利です。その設定方法および使い方は下記のとおりです。
- 「付箋」アプリを起動する。
- PC画面一番下のタスクバーにある「付箋」のアイコンを右クリックする。
- 「タスクバーにこのプログラムを表示する」をクリックする。
- 次回以降は、タスクバーに付箋のアイコンが出るようになり、アクセサリなどからの起動は不要になる。
メモの入力
Windows7の「付箋」アプリでメモを入力する方法は、とても簡単です。使い方は単純で、「付箋」アプリを起動させ、四角形のなかに、メモを打ちます。下の画像のように、文字が入力できます。
URLの貼り付け
インターネット上の保存したいページでURLをコピーして、Windows7の「付箋」にペーストすると、自動的にハイパーリンクになります。「Ctrl」を押しつつURLをクリックすると、そのウェブページが出ます。
付箋の移動
付箋の上部の、本文入力欄とは色が違い、帯のようになっている部分をドラッグすることで、デスクトップ上の好きな位置に移動できます。
付箋の削除
付箋を削除したいときは、右上の×ボタンを押します。また「Ctrl」を押しつつ「D」を押す方法もあります。初回には下のような画面が出ます。このような確認画面が不要な場合は、「今後、このメッセージを表示しない」にチェックを入れます。
付箋の色を変える
付箋の入力欄で右クリックすると、下のような画面が出ます。青、緑、ピンク、紫、白、黄色の6色から、付箋の色を選択します。
文字の色ではなく付箋の色が変わるので、目的別に色を変えると、何のメモだったか分かりやすくなり便利です。
付箋のサイズ変更
付箋のサイズは、付箋のフチにカーソルを合わせ両側に矢印がついたマークに変わったら、ドラッグすることで好きな大きさに変更できます。縦のフチ、横のフチ、角とどこからでもドラッグできます。
Windows7の付箋のフォントを変更する方法
文字の拡大縮小
Windows7の「付箋」の文字の拡大や縮小は、「Ctrl」を押しつつ、マウスの中央にある、前後に回るボタンをスクロールするとできます。奥に回すと大きくなり、手前に回すと小さくなります。このボタンはホイールボタンと呼ばれています。
マウスにホイールボタンがない場合は、「Ctrl」「Shift」「>」で文字が大きくなり、「Ctrl」「Shift」「<」で文字が小さくなります。
箇条書きの設定
Windows7の「付箋」の箇条書きの設定は、ショートカットキーを使って行います。文字列を選択して、「Ctrl」「Shift」「L」を同時に押します。「L」を何回押すかで、黒ポツや数字、アルファベットなど、箇条書きの先頭に表記される記号が変わります。下の画像は、「L」を3回押した場合の例です。
- 「L」を1回押した場合:黒ポツ
- 「L」を2回押した場合:数字
- 「L」を3回押した場合:小文字のアルファベット
- 「L」を4回押した場合:大文字のアルファベット
- 「L」を5回押した場合:小文字のローマ数字
- 「L」を6回押した場合:大文字のローマ数字
- 「L」を7回押した場合:箇条書きなし
その他のショートカットキー一覧
Windows7の「付箋」アプリのその他のショートカットキーの一覧は、以下の通りです。使い方に慣れれば、難しいことはありません。
- 「Ctrl」と「I」で英数字のみですが斜体になります。
- 「Ctrl」と「B」で太字になります。
- 「Ctrl」と「U」で下線が引けます。
- 「Ctrl」と[T]で取り消し線が引けます。
Windows7の付箋データの保存先とバックアップをとる方法
Windows7の「付箋」のデータは、「Cドライブ」「ユーザー」「(ご自身で設定したPCの名前)」「AppData」「Roaming」「Microsoft」「Sticky Notes」という順序で進んだ場所に保存されています。
バックアップをとりたいときは、この場所に行き、下のような画面になったら「StickyNotes.snt」と書かれたファイルを、丸ごとコピーして、デスクトップなどに貼り付けておきます。
付箋の内容をバックアップしておいたデータに差し替えたいときには、デスクトップなどに貼り付けておいたデータを、「Cドライブ」上の保存先にあるファイル名「StickyNotes.snt」と置き換える作業をします。これはドラッグ&ドロップまたは、コピー&ペーストで可能です。
Windows7の「付箋」のデータの保存先は、隠しファイルに入っているため、ファイル自体が非表示になっています。このファイルを表示させるには、以下の手順が必要です。バックアップが終わったら、必ず非表示の設定に戻しておきましょう。隠しファイルにはWindows7の動作に直接影響する重要なデータが入っているためです。
- 「スタート」「コンピューター」「Windows 7(C:)」と進みます。
- 右上の整理から「フォルダーと検索のオプション」を選択します。
- 「フォルダオプション」が表示されるので「表示」タブを選択し「詳細設定」で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」をクリックします。
- バックアップの作業をします。
- 4が完了したら、3の「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」のすぐ下にある「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示しない」をクリックして非表示に設定します。
付箋はWindows7の標準搭載機能なのですぐに活用してみよう!
付箋はWindows7に標準で搭載されている機能です。事前に何かを準備する必要がありません。存在すら知らなかったという方も多いかもしれませんが、起動の仕方さえ、覚えてしまえば、付箋の使い方はいたって簡単です。Windowsのショートカットキーがそのまま使えるので、ショートカットキーを使って、操作することの多い方には、とても便利なアプリです。
紙の付箋は長い期間、貼っておくといつの間にかどこかに行ってしまうこともありますが、Windows7の付箋は、バックアップもとれるので安心です。気軽に開始できるWindows7の「付箋」の機能を今すぐ活用してみましょう。