Windows10の付箋アプリ(Sticky Notes)の起動方法!使い方やメモのデスクトップへの貼り方は?

Windows10標準の付箋アプリである「Sticky Notes」の起動方法や、便利な使い方について詳しく解説します。また、Windows10の付箋アプリで日本語入力ができない時の、原因と対処方法についても紹介します。

Windows10の付箋アプリ(Sticky Notes)の起動方法!使い方やメモのデスクトップへの貼り方は?のイメージ

目次

  1. 1Windows10で付箋を使いたい時は?
  2. Windows10では付箋機能がない?
  3. 2Windows10での付箋アプリSticky Notesを起動しよう
  4. スタートメニューから付箋アプリSticky Notesを起動する
  5. 検索ボックスから付箋アプリSticky Notesを起動する
  6. Windows Inkワークスペースから付箋アプリSticky Notesを起動する
  7. ピン留めを利用して付箋アプリSticky Notesを起動する
  8. 3Windows10での付箋アプリSticky Notesの使い方
  9. 付箋アプリSticky Notesの基本的な使い方
  10. 4付箋アプリSticky Notesのショートカットキー
  11. 付箋アプリSticky Notesで箇条書きをする方法
  12. Sticky Noteを便利に使うには仮想デスクトップ機能がおすすめ!
  13. 5Windows10での付箋アプリSticky Notesのデスクトップへの貼り方
  14. 付箋アプリSticky Noteは起動しただけで貼り付けられる
  15. 付箋アプリSticky Noteの削除は右上のゴミ箱マークから
  16. 6付箋アプリSticky Notesで日本語入力ができない時の対処法
  17. 付箋アプリSticky Noteで日本語入力できない原因と対策
  18. 7Windows10での付箋メモアプリSticky Notesを使いこなそう!

Windows10で付箋を使いたい時は?

この記事では、Windows10標準の付箋アプリである「Sticky Notes」の便利な使い方を紹介します。また、日本語入力ができないトラブルがよく報告されているため、原因と対策方法についても詳しく解説します。

Windows10では付箋機能がない?

パソコンの前で困っている様子のイメージ

Windows10から、付箋アプリの名前が日本語化から英語に変更されました。現在(2019年4月)では多くのユーザーがWindows10に移行しているため、そういった声は聞こえませんが、Windows10がリリースされた当初は、多くのユーザーから「付箋アプリが見当たらない」「廃止されたのでは?」という意見が多くよせられました。

Windows10では付箋はSticky Notesという名前に!

付箋に電球マーク

Windows8以前まで付箋アプリは「付箋」というアプリ名で存在していました。また、Windows10でも始めは「付箋」のアプリ名でしたが、2016年8月リリースの「Windows 10 Anniversary Update」から「Sticky Notes(スティッキー・ノーツ)」というアプリ名に改名されました。

Windows10に乗り換えて「付箋アプリが見当たらない」と思った方、安心してください。アプリ名が改名しただけで、ないわけではありません。また、使い方についても以前のアプリ名の時から大きく変化はありません。ちなみに「Sticky Notes」とは、日本語に翻訳すると「付箋」です。

付箋メモアプリSticky Notesとは?

Sticky Notesのアプリ画面

Windows10の付箋メモアプリSticky Notesとは、ポストイットのように気軽にメモが取れる付箋アプリです。Windows10のデスクトップ上に簡単にメモを貼り付けることができ、ちょっとしたメモや、よく使う電話番号をデスクトップに張り出しておいたり、様々なシーンでWindows10の付箋メモアプリであるSticky Notesは活躍します。

また、上の画面イメージを見れば分かる通り、Windows10の付箋メモアプリSticky Notesは、非常にシンプルなアプリになっており、誰でも使い方に迷うことはないはずです。

Windows10での付箋アプリSticky Notesを起動しよう

パソコンに付箋が張り付けられているイメージ

Windows10の付箋アプリ「Sticky Notes」を起動する方法を4つ紹介します。

スタートメニューから付箋アプリSticky Notesを起動する

Sticky NotesをWindows10のスタートメニューから起動するには、[S]の中にインデックスされている「Sticky Notes」をクリックして起動します。

[S]の中にインデックスされている「Sticky Notes」

検索ボックスから付箋アプリSticky Notesを起動する

Windows10の検索ボックス

Windows10の検索ボックスから付箋メモアプリSticky Notesを起動することもできます。検索ボックスとは、デスクトップ下部にある入力ボックスのことを指します、ここにマウスカーソルを当てて「st」と入力すると検索結果の一番上に「Sticky Notes」が表示されるため、そこをクリックします。

「st」と入力すると検索結果の一番上に「Sticky Notes」が表示される

また、検索ボックスはショートカットキーから開く使い方もできます。キーボードの「Windowsキー」+「Sキー」を押すと、素早く検索ボックスを表示できます。

ショートカットキーとは … キーボードの複数のキーを組み合わせて入力することで、そこに割り当てられた機能を素早く起動できる

Windows Inkワークスペースから付箋アプリSticky Notesを起動する

Windows Inkワークスペース

「Windows Inkワークスペース」とは、Windows10 Anniversary Updateで追加された機能で、付箋やスケッチパッドなど、簡単にメモを取る機能がまとまったスペースのことです。デフォルトでは無効になっている機能のため、「Windows Inkワークスペース」から付箋アプリを起動する場合は、機能の有効化が必要です。

「Windows Inkワークスペース」を有効化するには、デスクトップ右下にある「タスクバー」をマウスで右クリックします。表示されたメニューの[Windows Ink ワークスペースボタンを表示]をクリックして、チェックを入れます。

[Windows Ink ワークスペースボタンを表示]をクリック

[Windows Ink ワークスペース]の使い方は、画面右下のアイコンをクリックすると、ワークスペースが表示されます。

[Windows Ink ワークスペース]の使い方は、画面右下のアイコンをクリック

付箋メモアプリのSticky Notesを起動するには、ワークスペースの中から「付箋」をクリックします。

ワークスペースの中から「付箋」をクリック

[Windows Ink ワークスペース]は、ショートカットキーからも起動できます。「Windows キー」+「W」をキーボードで入力すると[Windows Ink ワークスペース]が表示されます。

されに、[Windows Ink ワークスペース]が表示された後に「Enterキー」を入力すると[Windows Ink ワークスペース]の一番上に表示されているアプリが起動できます。このとき、一番上に表示されるアプリは「付箋」になるため、結果的にショートカットキーだけでSticky Notesが起動できます。

上述の通り、[Windows Inkワークスペース]からSticky Notesを起動する時は、「Windows キー」+「W」の後に「Enterキー」という順にキーボードを入力するだけでアプリが起動できる便利な使い方ができます。

ピン留めを利用して付箋アプリSticky Notesを起動する

Windows10のスタート画面

付箋アプリSticky Notesを、Windows10のスタートメニューにピン留めすると、タイルメニューから素早く付箋アプリを起動できます。まず、Windows10のスタートメニューから「Sticky Notes」を表示します。

Windows10のスタートメニューから「Sticky Note」を表示

Sticky Notes」アプリの上で「右クリック」→「スタートにピン留めする」を選択します。

「右クリック」→「スタートにピン留めする」を選択

ピン留めが完了すると、タイルメニューに付箋アプリSticky Notesが表示されます。タイルをクリックするとアプリが起動できます。

タイルメニューに付箋アプリSticky Noteが表示

Windows10での付箋アプリSticky Notesの使い方

ここからは、Windows10での付箋アプリSticky Notesの使い方を紹介します。

付箋アプリSticky Notesの基本的な使い方

Sticky Noteを初めて起動すると、新規の付箋が1つ追加された状態で起動

付箋アプリSticky Notesを初めて起動すると、新規の付箋が1つ追加された状態で起動します。付箋を選択して入力すれば、すぐに付箋が登録できます。付箋を追加する場合は「+」をクリックします。付箋の端をマウスでドラッグすると、付箋のサイズを変更できます。

付箋アプリSticky Notesの色の変更方法

付箋の色を変更することもできます。付箋の色を変更する場合は、付箋右上の「」をクリックして、好きな色を選択します。

付箋の色の選択

付箋アプリSticky Notesの設定機能

Sticky Noteの設定

タスクバーのSticky Notesアプリのアイコンの上で右クリックすると、歯車の形をした設定ボタンが表示されます。付箋アプリSticky Notesでは、次の2つの設定ができます。

1つ目は「インサイト」の有効/無効にする設定です。インサイトとは、Windows10のCortana(コルタナ)とSticky Notesを連携させるための機能です。機能を有効にすると、例えば付箋に飛行機のフライト番号を入力すると、Cortanaが自動的にBingなどからWeb検索を行い、フライト時刻などを付箋に表示してくれます。

2つ目の設定は「削除する前に確認する」です。設定を有効にすると、付箋を削除する前に確認メッセージが表示されるようになります。重要な情報を付箋に載せている場合は、間違って付箋を消してしまわない為に、この設定を有効にしておくことをお勧めします。

付箋アプリSticky Notesのショートカットキー

キーボードのイメージ

付箋アプリSticky Notesは、設定で付箋の色を変える以外の操作は、基本的にすべてキーボードのショートカットキーで操作します。ショートカットキーを覚えるまでは、少し使いづらいかもしれませんが、慣れれば問題ありません。それでは、Sticky Notesのショートカットキーについて紹介していきます。

付箋を新規作成する(Ctrl+N)

新しい付箋を作成する時は、既存の付箋を選択した状態で「Ctrlキー」+「Nキー」を入力します。

箇条書きを作成する(Ctrl+ Shift+ L)

箇条書きを

箇条書きリストを作成する時は、「Ctrlキー」+「Shiftキー」+「Lキー」を入力します。箇条書きの使い方については、以降で詳しく解説していますので、そちらを参照してください。

太字にする(Ctrl+ B)

太字にする

太字にしたい部分のテキストを選択して、「Ctrlキー」+「Bキー」を押すと、選択範囲のテキストが太字になります。

斜体(イタリック体)にする(Ctrl+ I)

斜体(イタリック体)にする

斜体にしたい部分のテキストを選択して、「Ctrlキー」+「Iキー」を押すと、選択範囲のテキストが太字になります。

取り消し線を入れる(Ctrl+ T)

取り消し線を入れる

取り消し線を入れたい部分のテキストを選択して、「Ctrlキー」+「Tキー」を押すと、選択範囲のテキストに取り消し線が入ります。

下線を入れる(Ctrl+ U)

下線を入れる

下線(アンダーライン)を入れたい部分のテキストを選択して、「Ctrlキー」+「Uキー」を押すと、選択範囲のテキストに下線が設定されます。

Sticky Notes v3.1からは文字を装飾するボタンが追加された

文字を装飾するボタン

Sticky Notes v3.1からは、キーボードショートカット以外にも、付箋下部にあるボタンからも太字装飾などが出来るようになりました。

付箋アプリSticky Notesで箇条書きをする方法

付箋に箇条書きするイメージ

行の先頭に「*」を入力して半角スペースを入力すると、自動的に箇条書きに使う「・」へと変換されます。また箇条書きをしている行で改行すると、次の行も箇条書きになり連続して入力できます。

箇条書きになっていない通常の行を、箇条書き変換することもできます。箇条書きにしたい行にキーボードのカーソルを合わせ、「Ctrl」 + 「Shift」 + 「L」を同時に押すと、箇条書きに変換できます。

Sticky Noteを便利に使うには仮想デスクトップ機能がおすすめ!

仮想デスクトップ機能の画面

Windows10の仮想デスクトップを使うと、より付箋アプリSticky Notesが活用できます。仮想デスクトップとは、PCのデスクトップを仮想的に複数作成できる機能です。この機能を使用すると、大量のアプリを起動すると、タスクバーの領域が一杯になってしまう問題が解決でき、アプリ毎にデスクトップ画面を切り替えながら作業できます。

Sticky Notes専用の仮想デスクトップを作成しておき、そこに付箋を貼り付けておくと、通常は別の仮想デスクトップで付箋に邪魔されず作業ができ、付箋を使う時だけ仮想デスクトップを切り替えれば、すぐに使えるようになります。

Windows10での付箋アプリSticky Notesのデスクトップへの貼り方

ここでは、Windows10での付箋アプリSticky Notesで、付箋を貼り付ける方法・付箋を削除する方法を紹介します。

付箋アプリSticky Noteは起動しただけで貼り付けられる

新しい付箋のイメージ

付箋アプリSticky Notesは、アプリを起動するだけですぐに付箋が貼り付けられます。初めて付箋アプリSticky Notesを起動すると、上のイメージのように新規の付箋が1つ表示されます。Sticky Notesの付箋のデザインは、まさにポストイットのようなデザインになっており、入力方法については、もはや説明不要でしょう。

付箋アプリSticky Noteの削除は右上のゴミ箱マークから

メモの削除

付箋右上の「」をクリックすると、「メモの削除」というメニュー項目が表示されます。こちらをクリックすると付箋が削除できます。先述した設定の「削除する前に確認する」を有効にしていると、付箋を削除する前に以下のような確認メッセージが表示されます。

削除する前の確認メッセージ

付箋アプリSticky Notesで日本語入力ができない時の対処法

Windows10のSticky Notesを使う時に。特定の環境で日本語入力ができなくなる事例が報告されています。日本語入力ができなくなる原因と対策を解説していきます。

付箋アプリSticky Noteで日本語入力できない原因と対策

パソコンに指をさしている状態

付箋アプリSticky Noteで日本語入力ができなくなる原因は、日本語入力ソフトの問題です。日本語入力ソフトとは、キーボードで日本語を入力する為のソフトのことを指します。

付箋アプリSticky Noteでは、Windows10標準のMicrosoft IMEでしか日本語の入力が行えません。Google日本語入力や、ATOKなどのWindows10標準以外の日本語入力ソフトを使用していると、日本語入力ができなくなります。

Google日本語入力とは … Google社が開発した日本語入力ソフト。インターネットやAIを活用した強力な予測変換機能が特徴

ATOKとは … ATOK社が開発する日本語入力のためのソフト。膨大な日本語辞書を内蔵しており、誤字脱字の指摘や、難しい表現の文書を簡単に書く機能がある

Windows10にMicrosoft IMEを追加する

Sticky Notesに日本を入力で出来るようにするために、日本語入力ソフトをMicrosoft IMEに設定する方法を解説します。まず、スタートメニューを開き、設定を選択します。

スタートメニューを開き、設定を選択

Windowsの設定」→「時刻と言語」を選択します。

「Windowsの設定」→「時刻と言語」を選択

次に「言語」を選択し、Windowsの表示言語の中にある「日本語」を選択し「オプション」をクリックします。

Windowsの表示言語の中にある「日本語」を選択し「オプション」をクリック

キーボードの欄に、インストールされているキーボードが表示されています。もし、ここに「Microsoft IME」がない場合「+ キーボードの追加」から「Microsoft IME」を追加します。

「+ キーボードの追加」から「Microsoft IME」を追加

Windows10での付箋メモアプリSticky Notesを使いこなそう!

付箋メモアプリのSticky Notesについて、使い方や日本語入力できない場合の対処方法について、紹介してきました。Sticky Notesはデスクトップ上に簡単にメモを取ることができます。さらに、メモ帳のようにファイルの保存先を選ぶ必要がないため、メモの保存場所で悩むこともありません。

使い方次第では、デスクトップ一杯に付箋を貼って、タスク管理ボードにしたり、チームでのコミュニケーションツールにしたり出来る便利なアプリです。みなさんも是非、付箋メモアプリのSticky Notesを活用してください。

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この記事のライター
てらす