2019年04月30日更新
Windows10でWindows Defenderを無効化してPCを軽くする方法!
Windows10にプリインストールされているWindows Defender(ディフェンダー)は、ウイルスソフトを導入する際は完全停止(無効化)しておきましょう。動作も軽くなるWindows Defender(ディフェンダー)完全無効化の方法を解説します。
目次
Windows10でWindows ディフェンダーとは?
Windowsディフェンダーとは、Windows 8以降にインストールされている無料で使えるウイルス、スパイウェア対策のプログラムです。
Windows Defenderの性能
WindowsディフェンダーはWindowsインストール時にプリインストールされます。お使いのOSがWindows 8以降ならWindowsディフェンダーが導入されています。
Windowsディフェンダーの機能は以下の通りです。
- ウイルスと脅威の防止
- アカウントの保護
- ファイアウォールとネットワーク保護
- アプリとブラウザーコントロール
- デバイスセキュリティ
- デバイスのパフォーマンスと正常性
無料のセキュリティシステムですが基本的な性能は十分です。
Windowsディフェンダーの評価とは?
Windowsディフェンダーの世間的な評価がどうなのか、第三者機関によるテスト結果が公開されているので見てみましょう。
AV-comparativesのテスト結果
こちらは2019年2月~3月のAV-comparatives社によるテスト結果です。ウイルスや脅威からの保護性は100%という結果ですが、オレンジの棒グラフのFalse Positives(誤検知)の値が目立ちます。
他のウイルスソフトをインストールするなら無効化
Windowsディフェンダーは迷惑メールやポップアップ広告のブロック、未知のウイルスへの対応ができません。これらの対策も完璧にしたい、先ほどの誤検知の問題が気になる等、他のウイルスソフトをインストールする場合はWindowsディフェンダーを無効化(停止)しましょう。
Windows10でディフェンダーの設定を変更する方法
ここではWindows10でディフェンダーを停止する方法を解説します。
有効か無効か確認する方法
まず、Windowsディフェンダーの現在の状態を確認します。
まずはタスクバー左端のスタートボタンをクリックして「W」の欄にあるWindows Defender セキュリティセンターをクリックします。
セキュリティセンターが開いたら「ウイルスと脅威の防止」をクリック。
続いて「ウイルスと脅威の防止の設定」をクリックします。
このようにウイルスと脅威の防止の設定画面で「リアルタイム保護」がオンになっているときはWindowsディフェンダーが有効、オフになっているときは無効状態です。
無効(停止)に設定する方法
Windowsディフェンダーを一時的に無効(停止)にすることは簡単です。
さきほどの「リアルタイム保護」をオフにすると、機能が一時的に無効(停止)になります。
しかしこのままではしばらくすると自動的に有効になってしまい、完全な無効状態とはいえません。
バージョン 1709
Windowsのバージョンが1709より前の場合は、Windows Defenderセキュリティセンターという独立したウインドウがありません。スタートメニューからWindowsの設定画面に移動します。
Windowsの設定の「更新とセキュリティ」をクリックします。そうすると「Windows Defender」の項目があるのでそちらから「リアルタイム保護のオンオフ」を切り替えられます。
Windows10でディフェンダーをアンインストールできない場合
Windows10のWindowsディフェンダーはアンインストールできませんが、次の方法で完全に無効化(停止)できます。
完全に無効化する方法
レジストリを編集してWindowsディフェンダーを完全に無効化する方法をご紹介します。レジストリとは、OSやアプリケーションの情報などが保存されたデータベースのことです。
レジストリの編集は誤るとパソコンの動作に不具合が起こることもあります。バックアップをとってから作業するか、指定以外のレジストリをいじらないように慎重に行いましょう。
まずスタートボタンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
ファイル名を打ち込む欄が出てくるのでそこに「regedit」と入力してOKをクリックします。するとレジストリの編集画面に進みます。
レジストリエディターを
- HKEY_LOCAL_MACHINE
- SOFTWARE
- Policies
- Microsoft
Microsoftを展開するとWindows Defenderが見つかります。Windows Defenderを選択状態にしたまま右クリックします。
Windows Defenderを選択したまま右クリックしたら、新規、DWORD(32ビット)値を選択します。
DWORD値の名前は「DisableAntiSpyware」にします。万が一「新しい値 #1」のまま作成してしまっても「新しい値 #1」を右クリックして名前の変更から直せますので心配要りません。
「DisableAntiSpyware」を右クリックして修正を選択します。DWORD値の編集画面で値のデータを1に変更してからOKをクリックすれば変更作業は完了です。変更が終わったらレジストリエディターを閉じて、パソコンを再起動します。
無効化されているか確認する方法
再起動後、Windowsセキュリティセンターから「ウイルスと脅威の防止」を見てみましょう。そこで「ウイルスと脅威の防止は、組織によって管理されます」と表示されていればWindows Defenderの完全無効化は完了です。
Windows10でWindowsディフェンダーを無効化しよう!
この記事ではWindowsディフェンダーを一時的に停止する方法と、レジストリを編集して完全に無効化する方法をご紹介しました。レジストリの編集でWindowsディフェンダーの完全無効化が可能ですが、レジストリの編集は慎重に行いましょう。また、他のセキュリティソフトできちんと対策してから取りかかることが大切です。