Stravaの使い方!ランニングに最適なルート作成やプライバシーの設定方法を解説!
ランニングとサイクリストのためのアプリStravaはアクティビティの記録だけでなくルートマップ作成やアクティビティチャレンジに参加して自分の限界に挑戦できる多機能ツールです。そこで今日はStravaの使い方からルート作成やプライバシーの設定方法まで解説します。
目次
- 1Strava(ストラバ)はランニングとサイクリングの軌道アプリ!
- ・無料の基本機能と有料プランStrava Summit
- ・Stravaのダウンロードとインストール
- ・初回アカウント登録
- ・プロフィール設定
- 2Stravaメニューの使い方
- ・各項目の使い方
- ・ライドの開始から完了まで
- ・PC版STRAVAの使い方
- 3Strava(ストラバ)の便利機能
- ・停止と再開はオート
- ・スマホ電源切れにも対応
- ・プライバシーゾーン活用で非表示
- ・PC版で記録の振り返りは便利
- ・自転車の車種・コンポーネント登録が可能
- 4Strava(ストラバ)の新機能
- ・最適なルートを教えてくれるツール(ルートビルダー)
- 5Strava(ストラバ)をランニングに使ってみよう
Strava(ストラバ)はランニングとサイクリングの軌道アプリ!
Strava(ストラバ)はランニングやサイクリングなどスポーツ系のアクティビティを記録し、その日々の記録から様々な分析が可能なアプリです。ブラウザ版も提供されており、データの管理分析やルート・プランの設定などが効率よく行えると評判のツールです。2018年8月には世界195ヶ国で3,200万人以上が利用している人気のアプリとなっています。
無料の基本機能と有料プランStrava Summit
Starava(ストラバ)には基本的な機能が使用できる無料版と、より高度なツールが使える有料プラン「Strava Summit」が用意されています。この有料プランは目的別に「トレーニング パック」、「セーフティ パック」、「アナリシス パック」の3つのパックになっており、自分の目的に合わせた自己管理とプランの設定や専門スタッフのアドバイスが受けられる、アスリート向けのものです。
上画像は無料プランと有料プランの比較になりますが、無料の基本機能でも●アクティビティの記録・確認・編集・削除、さらに共有・バックアップ、●ルート・プラン作成、●Facebookでの共有・ユーザーフォロー・いいね!・コメントなど十分なツールが用意されています。
また、無料でも期間限定というわけではありませんので、まずは基本の無料機能を使った上で、よりパフォーマンス向上をアスリート並みに仕上げたい場合は有料プランを検討するとよいでしょう。
Stravaのダウンロードとインストール
Strava(ストラバ)にはスマホ向けアプリとPCで使うブラウザがありますが、モバイル端末用はアプリをダウンロード・インストールする必要があります。スマホ以外にも、GPSデバイスでStavaは使用することが可能ですが、今回はスマホのダウンロードとインストール、初回アカウント登録・作成を説明していきます。iPhone、Androidそれぞれ下記App store、Playストアよりアプリのダウンロードを行います。
初回アカウント登録
Strava(ストラバ)アプリをダウンロードが完了しアイコンをタップすると、アカウントの作成・登録画面が開きます。登録はFacebook、Google、メールアドレスでの登録が可能です。今回はGoogleアカウントでStravaアカウント登録を行っていきます。「Gooleで続行」をタップすると、規約への同意画面が開きますので「同意してサインアップ」をタップします。
Googleアカウントでの登録を選択したので、Googleアカウントを複数持っている場合、どのアカウントでStravaアカウントを作成するか選択画面が開きます。使いたいGoogleアカウントをタップします。
続いてプロフィールの作成です。氏名・生年月日・性別を埋め、「次へ」をタップします。「メールの受信」を希望するか否かは後でも設定できますので「はい・いいえ」どちらでも好きな方を選択します。続く「Stravaコミュニティスタンダード」では交通規則に従うように、またアプリに気をとられて周りの注意が緩慢にならないように、という注意喚起がされます。続いて有料サービス「Strava Summit」を申し込むか否かの画面です。
無料会員になるとアプリでもブラウザでも有料サービス申し込みのボタンが至る所にありますので、ここで申し込む必要はありません。「結構です」をタップして次に進みます。
「記録しますか?」はとりあえず現段階ではとばしますので「後で」でスキップします。続く「位置情報へのアクセスを許可」はこれからStravaアプリを使用する際に必要な機能ですので「はい」をタップします。Stravaに端末の位置情報へのアクセスを許可するかどうか確認されます。こちらも同様に「許可」します。「友達が愛用しているルートを検索」はつまり「連絡先の同期」です。
後からでも同期はできますので「スキップ」で省略します。
Stravaに関してのアンケートですが、スキップしてかまいません。次の画面、「アスリートのフォロー」はつまりは連絡先の同期と同じです。アカウント登録後も友達・連絡先の同期は可能ですので、スキップしてかまいません。「スキップ」は画面右上にあります。「ようこそ、〇〇さん!」の画面が表示されればアカウント作成・登録は完了です。「完了」をタップしてます。
続いて「フィールド」という画面が開きます。今後はStravaアプリを立ち上げるとこの「フィールド」画面が開くようになります。
プロフィール設定
プロフィール画面は「フィード」の左上にある「三」をタップしてメニューを表示させ、一番上にあるアカウント名をタップすると開きます。Strava(ストラバ)でのプロフィールはエクササイズの記録です。ウォーキングや自転車、スイミングでどのくらいのアクティビティをこなしてきたかという記録・実績をプロフィールと呼んでいます。
「プロフィールは〇%完成しています。」というのはFacebookの友達や連絡先を同期させていない場合表示されますが、「続ける」をタップして再度スキップさせるとこの表示は消えます。
Stravaメニューの使い方
Strava(ストラバ)は「ランナーとサイクリスト、スイマーのためのアクティビティアプリ」、「フィットネスアクティビティを記録・分析する最高のツール」、「どのアクティビティにも最適のアプリケーション」と謳われているだけあって搭載されているメニューも豊富です。そこでまずはStravaメニューの使い方として、基本的な各項目の使い方を説明していきます。
各項目の使い方
Strava(ストラバ)ではホーム画面のことを「フィード」と呼びます。Stravaアプリを開いて最初に表示される「フィード」画面から、左上にある「三」をタップするとメニューが表示されます。各項目の基本的な使い方を説明していきます。
「アクティビティを記録」
ランニングやサイクリングなど行う際に使うツールです。自分のアクティビティを記録するために使います。基本的な使い方は「ライドの開始から完了まで」で紹介します。
「区画エクスプローラー」
エクスプローラーという名前の通り、現在地周辺の運動ができる場所(公園)の検索をするためのツールです。
使い方は簡単で、番号をタップするとその場所の名前や一周あたりの距離と勾配が表示され、さらにタップすると場所(公園)の地図とリーダーボードが表示されます。
「チャレンジ」
「チャレンジ」は近く開催される大会が表示され、そのままエントリーできるツールです。
「クラブ」
クラブでは現在地の周辺で活動を行っているクラブ・チームの紹介ツールです。そのクラブの所在地や活動人数・アクティビティ・メンバーの投稿が閲覧できます。さらにそのまま「参加する」ボタンでそのチームに参加することも可能です。
「トレーニング[ベータ]」
自分のアクティビティ・トレーニング記録を確認できるのが「トレーニング」です。1週間単位、1日単位で自分がとれだけ頑張ったか確認できます。
「設定」
「設定」では自分で登録したStravaアカウントの設定確認と変更が可能です。
ライドの開始から完了まで
「アクティビティの記録」の基本的使い方として、実際に自転車で走ってみる際のアクティビティの記録方法を紹介します。まず、ホーム画面である「フィード」の左上「三」をタップしメニューを表示させ、「アクティビティを記録」を選択します。画面上部にウォーキングと記されているように、これはライドではありませんので、下部にある「靴のマーク」をタップします。
Stravaで記録できるスポーツの一覧が表示されます。ライドですので「自転車マーク」をタップし、右上「閉じる」でスポーツの選択画面を閉じます。アクティビティの記録画面が「ライド」と表示され、下部には自転車のマークに切り替わりました。「スタート」をタップすると、アクティビティ記録画面が表示されますので自転車をスタートさせます。
ライドを終えて「完了」をタップすると、アクティビティの保存画面が表示されます。より細かく記録させたい時は、「タイプを選択」して自転車の種類を記録しておくとよいでしょう。名前をなにもつけずに保存すると、それが夕方だと「夕方のライド」といったようにStravaが勝手に名前をつけてくれます。
PC版STRAVAの使い方
Stravaであはアプリ以外にブラウザ版も提供しています。走ったり自転車に乗った記録やルートの設定などはモバイルよりPCの方が操作しやすくおすすめです。また、PC版(ブラウザ)からのみ可能な設定もあります。下記リンクよりブラウザ版にアクセスし、ログインはアプリで登録したアカウントを使います。
新規セグメント作成
セグメントとは区間という意味です。ランニングでもサイクリングでも、同じ距離・ルートのタイムを比較しないと自分のパフォーマンスの向上を確認することができません。Stravaでは普段自分がドレ―ニングに使っているルート上にセグメント(区間)を作成することが可能です。ただし、新規セグメントを作成する際は、自分が一度でも通ったことがあり、かつアクティビティに保存済みルートである必要があります。
まだ通った事のないルートにいきなり新規セグメントを作成することはできません。
Stravaのツールバーのトレーニング>My アクティビティの順にクリックします。
表示されているアクティビティの中から使用したいものをクリックし、詳細を開きます。画面を下にスクロールして、「新しい区間を作成する」をクリックします。
選択したアクティビティの全ルートが表示されるので、緑=スタートポイント・赤=エンドポイントをスライドさせて区間を設定します。
スタート・エンドポイントの設定が終わったら、「次へ」をクリックします。
新しい区間に名前をつけ、「作成」をクリックします。作成した区間は、ツールバーのダッシュボード>My 区間にある「作成された区間」タブに保存されています。
プライバシーゾーン設定には注意
StravaはSNSで共有することを前面に押し出していますが、プライバシーの設定をしておかないと不特定多数に自分の自宅や職場などのプライバシーを公開してることになってしまいます。普段家の玄関前をスタート地点としているアクティビティや会社の周りでセグメントを設定している場合、自宅や職場が不特定多数に知られてしまうことになり大変危険です。
Stravaではプライバシーの保護に関連した機能をいくつか装備していますが、とくに大事なのが「プライバシーゾーン」の設定です。これは名前の通りプライバシーに関わるエリアを非公開に設定できる機能です。
プライバシーゾーンの設定はPCからのみ行えます。PC画面右上のアイコンにポインタを持っていくとメニューが表示されるので、「設定」をクリックします。
左に表示されるメニューの中の「プライバシーコントロール」をクリックします。
「プライバシーコントロール」の「その他設定」にある「プライバシーゾーン」という項目で非公開にしたいエリアを設定します。
大まかな住所を入力し、半径何mを非公開にしたいか選択し、「プライバシーゾーンを作成」をクリックします。
プライバシーゾーンが設定されました。
Strava(ストラバ)の便利機能
Strava(ストラバ)の基本の使い方の次は、便利な機能を紹介していきます。
停止と再開はオート
一昔前は信号や踏み切りで足止めになった際、わざわざ一時停止ボタンをおし、また自転車などこぎ出す際にまた再スタートのボタンを押して、といった動作が必要でした。Stravaは動きが止まった時点でStravaがアクティビティの記録を自動で一時停止にし、動き出すと自動で記録を再開させる機能が装備されています。
スマホ電源切れにも対応
Stravaは他のアプリに比べて現在地の把握などバッテリーを消費します。そこで気になるのがスマホの電源切れです。アクティビティの記録中にスマホの電源が切れてしまった場合、ログはそこで一旦ストップしますが、電源を入れ再度アクティビティの記録を再開させると、電源が切れる前までのログも記録されるしくみになっています。
プライバシーゾーン活用で非表示
前項でプライバシーゾーンの設定についてお話ししましたが、プライバシーゾーンは複数設定が可能です。自宅・会社など公開したくないエリアはすべて設定して自己のプライバシーを守ることができます。
PC版で記録の振り返りは便利
これまでのアクティビティを確認するにはPC版がとても役立ちます。「トレーニングログ」では週ごとに、ライドやランニング・マルチ、また、距離やタイムで表示を切り替えることができ今後のプラン設定にも役立つツールです。
自転車の車種・コンポーネント登録が可能
Stravaでは、自転車の車種まで登録することができます。「My プロフィール」>「My ギア」が自転車の車種設定画面です。設定できる自転車のタイプはロードバイク、マウンテンバイク、TTバイク、クロスバイクの4タイプです。
自転車のタイプが登録できる以上に、アスリートも利用するStravaだけあり、コンポーネントの設定までが可能となっています。コンポーネントとは、ギアセットの総称です。まだまだ初級レベルですとあまり必要のない知識と言われてはいますが、スキルが向上していくにつれ必要となる項目です。
Strava(ストラバ)の新機能
Strava利用者から絶大な支持をうける機能、ルートビルダーについて紹介します。
最適なルートを教えてくれるツール(ルートビルダー)
Stravaのルートビルダーはわざわざポインタをドラッグさせる必要はありません。中継点をクリックしていくだけで、Stravaルートビルダーが自動でルートを設定してくれます。また、距離高度測定やグラフ化、当然ながら保存、シェア、エクスポート・インポートも可能です。
「新規セグメント」を作成する際は、そのルートを一度は通ったことがないと作成できませんでしたが、ルートビルダーは通ったことがなくても作成でき、距離や高度測定も可能なため、練習プランを立てるのに大変役立ちます。自分の作成したルートプランをSNS上で友人とシェアし、記録を競い合うのもよいでしょう。
Strava(ストラバ)をランニングに使ってみよう
本格的にトレーニングしている人はもとより、これから始めようとしている人にとってもモチベーションの維持はとても大切です。Stravaならスマホでアクティビティの記録ができますので新たなツールを買いそろえる必要がありませんし、自分の記録を見直すことで意識が高まります。Stravaで明日からでも始めてみてはいかがでしょうか。