スマホのSDカード交換方法!AndroidでSDカードのデータを移行するには?

スマホのmicroSDカードの交換方法と、現在Android8.0以降のスマホで一部のアプリで可能な、アプリを本体からSDカードに移行する方法も合わせて説明しています。SDカードの交換で容量アップとスピードアップで、動画撮影はいかがでしょうか。

スマホのSDカード交換方法!AndroidでSDカードのデータを移行するには?のイメージ

目次

  1. 1スマホのmicroSDカードを交換する手順
  2. 必要な容量を考えてmicroSDカードを選ぶ
  3. microSDカードのデータをコピーしてバックアップを作成
  4. スマホのmicroSDカードの交換とデータ移行の手順
  5. 2PCを使ってmicroSDカードのデータを移動するには?
  6. PCを使ったデータのバックアップ手順
  7. 新しいmicroSDカードにデータを入れ替える方法
  8. 3スマホのmicroSDカードを交換する時の注意点
  9. microSDカードを必ずスマホ用にフォーマットする
  10. アプリを移動するためにはアプリケーションマネージャーを使う
  11. 4スマホのSDカードは正しい手順で交換しよう

スマホのmicroSDカードを交換する手順

最近は音楽やビデオの配信サービス、ブラウザで読めるマンガ(電子書籍)など、WiFi環境が整っていれば、ダウンロード不要のサービスが多くなって、スマホでの利用も便利になりました。

イメージ SDカード

必要な容量を考えてmicroSDカードを選ぶ

しかし、通信環境の悪い場所もありますので、microSDカードはまだまだスマホに必要なストレージです。microSDカードには現在3つの容量の規格があります。

  • 容量2GB(ギガバイト)までの「microSD
  • 容量4GBから32GBまでの「microSDHC
  • 容量64GB超の「microSDXC」現在2TB(テラバイト)が最大です。

スマホで使う時の注意点は、交換するSDカードの動作確認済み最大容量です。説明書に記載がありますので、チェックをおすすめします。

SDカード

ファイルサイズの目安は、音楽ファイルでは、高音質(256~320Kbps)でアルバム単位、1枚平均100MBとすると、アルバム100枚でわずか10Gです。スマホにダウンロードする動画の場合は、例としてAmazonPrimeビデオの場合、ダウンロードのサイズの目安は、「最高画質で、1時間あたり約1.82G」となっていますので、映画1本90分として、10本ダウンロードして、約27GBになります。

microSDカードのデータをコピーしてバックアップを作成

SDカードには、スピードクラスという読み書きの速さを表す規格もあります。特にビデオカメラなどで、録画・再生に使う場合は、そのビデオカメラに記載されているスピードに合ったものを選ばないと、処理が追いつかなくなります。このSDカードのスピードクラスにも現在3つの規格があります。

イメージ バックアップ

  • スピードクラス」は、元々のSDカード規格。アルファベットのCの中に、数字の2、4、6、10と表記されています。スマホ用に交換するSDカードには、「10」がおすすめです。
  • UHSスピードクラス」は、U字の中に1、3と表記されたビデオカメラ用の規格です。UHS1は、スマホでのHD動画撮影にも推奨されています。
  • ビデオスピードクラス」は、高画質ビデオカメラ規格に対応したもので、V字の横に、6、10、30、60、90と表記されています。

さて、バックアップの基本は、元とは異なるストレージにコピーをひとつ作ることですので、とりあえずは今までスマホに取り付けていたSDカードのデータをPCにコピーすることから始めましょう。

スマホのmicroSDカードの交換とデータ移行の手順

SDカードの取り付け・取り外しには、スマホのストレージ設定の中に解除方法があります。PCでは、「安全な取り出し」を利用して、交換作業を進めましょう。

安全な取り出し

PCを使ってmicroSDカードのデータを移動するには?

スマホで使っていたmicroSDカードを交換するときのポイントについて。

SDカードの取り付け

PCを使ったデータのバックアップ手順

今まで使っていたスマホのmicroSDカードを取り外し、パソコンにアダプタを使ってスマホのSDカードを取り付けます。そして、パソコン内の任意の場所にフォルダを作って、そのフォルダの中にスマホで使っていたSDカードのデータを全部コピーして、バックアップを作ります。

新しいmicroSDカードにデータを入れ替える方法

スマホに取付ける交換用の新しいmicroSDカードに、先程PCにコピーしたバックアップを貼り付けます。処理が終了したら、パソコンから「安全な取り出し」をして、SDカードを外してスマホに取り付けます。これで入れ替えは完了です。

スマホのmicroSDカードを交換する時の注意点

microSDカードを交換する時に、そのまま引き抜くのは故障の原因になります。

microSDカードのフォーマット

上の画像のように、SDカードを取り外しや交換のときは「マウント解除」をタップします。

microSDカードを必ずスマホ用にフォーマットする

スマホのmicroSDカードのファイルシステムは、自動的にFAT32形式でフォーマットされます。上の画像のように、スマホの「設定」メニューから「ストレージ」に関する項目に入っていくと、スマホ本体でも、SDカードをフォーマット(初期化)できます

PCでのフォーマット

SDカードを交換して入れ替える前に、PCを使ってフォーマットする方法を説明します。パソコンにSDカードを取り付けて、エクスプローラーの「PC」から、SDカードのアイコンを右クリックして「フォーマット」を選択します。上の画像のようにFAT32を選択後、「開始」ボタンをクリックしてフォーマットを実行します。これで、SDカードを入れ替える準備が整いました。

アプリを移動するためにはアプリケーションマネージャーを使う

一時期、スマホアプリのSDカードへの移行はできなくなっていましたが、現在Android8.0~9.0の一部のアプリで、「アプリケーションマネージャー」→「ストレージ」→「変更」→「外部SDカード」とすることで、スマホ本体側にあったアプリがSDカードに移動できます。今回はアプリ「Amazonのkindle」を例に説明していますが、このようなSDカードに移動できる仕組みのスマホアプリは、現在少数派のようです。

ストレージの移動

ざっとスマホのアプリをチェックした感じでは、有名どころの「Amazonショッピング」、音楽再生アプリ「Poweramp」、「楽天レシピ」や、睡眠用のサウンド再生アプリなどがSDカードに移動できるようです

バージョンが変わると利用できないアプリもある

現在スマホ本体のストレージサイズの標準は64GBです。テクノロジーの進歩で、今後スマホ本体のストレージサイズがもっと大きくなっていくとしたら、スマホでのSDカードの使用頻度は少なくなってくるといわれています。アプリケーションの開発元にとって、SDカード移行や移行後の動作までサポートするのは手間がかかることだと思われますので、SDカードに移動できるアプリは、今後バージョンアップとともに少なくなると予測されています。

スマホのSDカードは正しい手順で交換しよう

スマホのmicroSDカードの交換方法のポイントをまとめてみます。

イメージ スマートフォン

スマホでは、ストレージ設定の中に外部SDカードの取り出しに「マウント解除」、さらにSDカードのフォーマット用に「初期化」といった項目があります。また、スマホ用のmicroSDカードのおすすめは、スピードクラス10で容量サイズは、36GB~256GBのSDカードです。パソコンでの作業時は、USBメモリと同様に、「安全な取り出し」機能を使って作業を進めてください。さらに、PCを使ってSDカードのバックアップを作りながら、データ移行する方法が一番安全で確実です。

以上がスマホのSDカード交換のポイントとなります。さて、スマホのSDカードにどんなコンテンツを詰めますか?

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この記事のライター
ハシモト タクマ
「みなさまのお役に立てますように」と願いながら日々精進しています?