【Mac】エクセルを使う方法!有料・無料版やWIndows版との違いを解説!

表の作成や表計算ソフトとして人気が高く、ビジネスでも家庭でも身近に使えるエクセルを、Macで使う方法をご紹介します。Mac版のエクセルでは、有料版と無料版との違いや、Windows版との違いがありますので、それぞれの違いについて解説します。

【Mac】エクセルを使う方法!有料・無料版やWIndows版との違いを解説!のイメージ

目次

  1. 1Macでエクセルを使うには
  2. 無料で使いたい場合
  3. 有料で使う場合
  4. 2Macでエクセルを使う〜無料〜
  5. Office Web Apps
  6. Numbers
  7. OpenOffice
  8. 3Macでエクセルを使う〜有料〜
  9. Office 365 Solo
  10. Office365
  11. Office for Mac 2019
  12. 4Mac版エクセルとWIndows版エクセルの違い
  13. ショートカットキー
  14. 関数
  15. 5Macでエクセルを使おう!

Macでエクセルを使うには

Microsoftが開発・提供するエクセルは、ビジネスでも家庭でも、便利に使える身近なソフトですが、Macでは使えず、Windowsでしか使えないというイメージを持つ人もいます。

Macでエクセルを使う方法には、有料のものと、無料のものとがあります。Macでエクセルデータを開いた際に、レイアウトが少し乱れる、という点はありますが、Windows版との違いや、機能や、使うために必要なことをご紹介します。

無料で使いたい場合

エクセルの開発・販売元であるMicrosoftが提供している、Microsoftアカウントに登録すれば、Macでエクセルを無料で使用できます。

アカウント登録をするにはメールアドレスが必要ですが、無料で作成ができ、Microsoftが提供するサービスを受けられます。また、ご紹介する無料で使えるエクセルの中には、オンラインで作業するものがあります。Macがインターネットに繋がっている環境でないと、作業ができませんのでご注意ください。

有料で使う場合

Macでエクセルを有料で使うサービスには、月額と年額で選べるものや、買い取るものもあり、利用できる機能によって金額が異なります。使いたい機能や金額を比べて、自分に合うものを選びましょう。

Macでエクセルを使う〜無料〜

Macでエクセルを使える、無料のサービスをご紹介します。エクセルの提供元であるMicrosoftのサービスと、Macの製造元であるAppleのサービスと、有志の開発者が製作したソフトの3種類です。全て無料で気軽に試せるため、それぞれ実際に使って比較もできます。

Office Web Apps

Microsoft Office Web Appsは、Microsoftが提供する、オンライン上でエクセルを作成・編集をしたり、保存したり共有したりできる無料のサービスです。

使える条件

Office Web Appsを使うには、インターネット環境と、Microsoftアカウントが必要です。また、対応ブラウザは、Firefox 3.5と、Safari 4が、Office Web AppsをMacで使用する上で、正式にサポートされています。

使い方

Office Web Appsの使い方は、まず、Microsoftアカウントを取得し、Officeのページから
サインインします。

Microsoftアカウント

「サインイン」を押すと、画面が切り替わります。メールアドレス等のアカウント情報を入力して、「次へ」を押します。

Microsoftアカウントログイン

Office Web Appsで使用できるアプリケーション一覧が表示されますので、「Excel」を押します。

アプリケーションの一覧

”最近使ったファイル”が表示されますので、作成したいファイルを選択します。

Excelの新規作成画面

新規作成の場合は「空白のブックを新規作成」を選択します。また、目的に合わせたテンプレートも用意されていますので、テンプレートを選択してもファイルの新規作成ができます。”空白のブックを新規作成”を選択すると、エクセルの画面が表示され、表の作成ができます。

エクセル新規作成画面

エクセルに限らず、Office Web Appsから作成するデータは全て、OneDriveに自動保存されます。OneDriveとは、オンラインストレージのひとつで、自分が作成したファイルを保存するインターネット上の領域です。
 

Office Web Appsで作業する際、保存はOneDrive上にされるため、お使いのMacのデスクトップへデータを保存するには「名前をつけて保存」か、OneDriveからデータをダウンロードする必要があります。逆にデスクトップから移動するにはアップロードする必要があります。

Numbers

Numbersとは、Appleが提供する表計算のソフトです。Macには基本搭載されているソフトのため、使ったことはなくても、見たことがあるMacユーザーは多いのではないでしょうか。

Numbersを起動すると、最初にテンプレート選択画面が開きます。基本的なシートや、個人財務に役立つシートの他にも、カレンダーやスケジュール等、豊富なテンプレートから選択して、表のベースが簡単に作成できます。
 

Numbers新規作成画面

エクセルよりも機能が少ないものの、ビジネスで使える基本的な機能は備わっています。マクロ計算機能はありませんが、そこまで複雑な計算が必要なければ、特に不便を感じずに使用できます。

また、保存形式をエクセルにできます。データの共有時に相手がエクセルしか見られない場合でも、形式を変更すれば共有できます。

OpenOffice

OpenOfficeとは、世界各国の有志の開発者によって開発されたソフトです。エクセルで使用する表計算機能の他にも、ワードのような文書作成機能もあり、エクセルだけでなく、ワードやパワーポイントのデータも編集が可能です。

一部レイアウトが崩れる場合もありますが、エクセルとの互換性は高く、多くの企業や自治体が取り入れていることから、広く親しまれているソフトと言えます。

OpenOffice日本語版サイト

日本語版のサイトからダウンロードが可能で、ダウンロードさえすれば、インターネットに繋がっていないオフラインの環境でも作業ができます。

エクセルのマクロ機能はありませんが、基本的な操作はエクセルと似ていて、作成したデータをPDFで保存もできます。マニュアルをインストールできるので、操作に困ったとき等にはマニュアルを確認できます。

Macでエクセルを使う〜有料〜

Macでエクセルを使う有料のサービスをご紹介します。無料で使えるOffice Web Apps等で、機能の少なさが気になった人は、有料サービスから自分に合うものを選びましょう。なお、こちらでご紹介するサービスの価格は、2019年3月現在の価格です。

Officeトップページ

Office 365 Solo

Microsoftが販売するOffice 365 Soloは、1ユーザーが使用できる有料のサービスです。月額1,274円のプランと、年額12,744円のプランから選べます。お試し期間が1ヶ月設けられており、無料で試してから購入もできます。パソコン、タブレット、スマートフォンで使用できます。

OneDrive(オンラインストレージ)も1TBあり、セキュリティも高度に設定されています。

Office 365製品一覧

Office365

Office 365とは、Microsoftが販売するサブスクリプション方式サービス群のことで、先の項目でご紹介したOffice 365 Soloも、Office365のサービスの中のひとつです。

Office 365製品ページ

Officeソフトの使用権を買い取る形で購入するのではなく、ソフトの使用権を借りる形で、1ヶ月や1年等、使用した期間に応じて料金が発生します。

買い取り型にセキュリティ更新プログラムは搭載されていますが、Office 365なら常に最新の機能へと更新するプログラムが用意されています。バグの修正にも随時対応しており、更新プログラムだけでなく、サポートも充実していますので、安心して使用できます。

Office for Mac 2019

Office for Mac 2019は1回で購入する買い取り型のソフトで、正式名称は”Office Home & Student 2019 for Mac”です。金額は25,704円で、エクセルだけでなく、ワード、パワーポイントをフル機能で使用でき、2台のMacにインストールできます。

Office for Mac 2019製品画面

Mac版エクセルとWIndows版エクセルの違い

エクセルのMac版とWindows版での違いをご紹介します。違いはありますが、全く異なるものではありませんので、Windows版のエクセルを使ったことがある人は、操作方法を1から覚え直すことなく使用できます。

例えば、エクセルの画面上部に表示されている、”リボン”と呼ばれるメニューの表示が少し異なります。リボンの表示はユーザーが自分の使いやすいようにカスタマイズでき、Mac版のエクセルは作業状態に合った機能のボタンが自動で表示されます。

他、Mac版エクセルとWindows版エクセルの違いをご紹介します。

ショートカットキー

MacとWindowsのOSでは、キーボードの英数字以外の部分(修飾キー)の名称が異なるため、ショートカットキーも少し異なります。

例えば、”コピー”のショートカットキーは、Windows版では”Ctrl+C”です。Macにもcontrolキーがありますが、Mac版でのショートカットキーは”command+C”です。このような違いはありますが、ショートカットキーのカスタマイズも可能です。
 

また、Windows版のエクセルでは、”F2キー”でセルの入力と編集の切り替えができますが、Mac版のエクセルにはこの機能はありません。

関数

エクセルで使用できる豊富な関数ですが、こちらもMac版とWindows版では異なる点があります。

使い方や、よく使われる数式に違いはありませんが、Windows版で使用できる数式の一部は、Mac版では使えない可能性があります。Mac版のエクセルの使用時に、使用できない関数が含まれている場合は、その関数に”_xlfn”という単語がついて表示されます。

もしもこの表示があれば、数式は反映されないため計算が行われませんので、別の数式に当てはめる必要があります。

Macでエクセルを使おう!

Macでエクセルを使えるサービスと、Windows版との違いについてご紹介しました。エクセルを使えるサービスは、無料のものと、有料のものがありますので、ご自身が使う程度に合わせたり、実際に使ってみたりして、使い勝手が良いものを選びましょう。

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