漫画村の代わりの「活字村」で漫画は無料で読めない！危険性を解説！

漫画村が読めないサイトになってから1年余りが経ちました。漫画村で漫画を読めないのは困る、ということで漫画村の代わりのサイトを探している人がたくさんいます。ここ1年ほど漫画村の代わりとして使えるサイトとしていくつものサイトが現れては消えていますが、ここ最近「活字村」というサイトが話題になっています。

漫画村の代わりのサイトと噂されたサイトの中には実在しないサイトもあったのですが、活字村はURLも実在しています。活字村は漫画村の代わりになるのか、安全に使えるサイトなのか、危険性はないのか、ということについてこの記事では詳しく検証していきます。

活字村というのは電子書籍をPDFでダウンロードできるサイトです。漫画村では扱っているジャンルは漫画しかありませんでしたが、活字村では小説や雑誌など、書籍全般をPDF化して扱っています。しかも、日本のマンガや書籍だけではなく、中国などの海外の漫画作品や書籍もたくさん扱っています。

扱っている作品のジャンルも作品数もとても多いことから、漫画村の代わりとして利用できないか考えているネットユーザーも多くいるようです。

漫画村の代わりに活字村を活用したいと考えている人が多いのですが、活字村と漫画村には大きな違いがあります。まずは漫画村はブラウザ上で作品を読めるようになっていましたが、活字村は漫画村のようには漫画や書籍を読めないようになっています。

活字村で漫画を読もうと思ったら、ブラウザ上ではなくPDFをいったんダウンロードしなくてはいけません。また、漫画村では漫画作品のみを扱っていましたが、活字村では漫画作品だけではなく書籍全般を扱っています。

URLから入ってサイトの方を見てみたところ、小説や実用書、学習用の参考書までラインナップされていました。また海外の作品もアップされている点は、漫画村とは大きく違うと考えていいでしょう。

活字村のURLが気になっている人も多いことでしょう。活字村のURLは「http://kangooyokawa.tk/」です。2019年現在、こちらのURLに入ることはできますが安全なサイトかどうかはわかりません。URLをコピペして入ってみることはおすすめしません。

このURLで気になるのは、ドメインの「tk」です。こちらは国別コードトップレベルドメインといわれるものです。日本であれば「jp」が割り当てられているのと同じレベルのドメインです。活字村のURLのドメインは、いったいどこの国のドメインなのか調べてみたら「トケラウ」という島に割り当てられているドメインでした。

トケラウといってもわかる人は少ないことでしょう。トケラウはニュージーランドの自治領の島で、人口は1,400人強しかいません。それなのに「.tk」で登録されているウエブサイトは3,100万以上もあり、現在世界一の数を誇るとのこと。

どういうことかというと、現在「.tk」のドメインは完全に無料で取得できるということで世界中で取得する人が多いのだとか。普通ドメインを取得するためには費用が掛かりますが、一切無料で登録できるということで世界中から登録する人が殺到しているのだそうです。

ただ、完全無料ということは責任の所在などが完全にあいまいになっている、ということを意味しています。通常はドメイン名をたどっていけば、サイトの運営者までたどり着けることもありますが、tkドメインではそれも難しいでしょう。

運営者が完全匿名で運営できる、という点はサイトの安全性がどうなのか疑わしいということです。危険性を考えたら、こちらのURLはクリックしない方が無難です。

サイトを利用するのなら、どんな種類のサイトであっても安全なサイトを利用した方がいいです。安全なサイトを利用しないと、PCやスマホのOSなどのシステムが壊れてしまったり、個人情報を抜き取られてしまったりする危険性があります。

現在のところ活字村のURLはわかっています。URLからそのサイトに入ることもできます。しかし、活字村のサイトからPDFをダウンロードすることは危険です。活字村の危険性とはどんなものなのか見てきましょう。

活字村が危険だと言われる一番の理由は、作品が簡単に読めないようになっている、ということです。作品のPDFをダウンロードしようと思っても、作品ページにはPDFのダウンロードボタンが表示されません。例えば人気漫画の「ワンピース」の作品ページを活字村で開くと、このようになっています。

「ダウンロード」と書いてありますが、こちらがダウンロード用のリンクになっていません。PDFをダウンロードしなくては作品を読めないのですが、ダウンロードする前に「登録必須」をクリックしなくてはいけません。こちらのリンク先をクリックしなければ読めない、という仕掛けに危険性があります。絶対に活字村は利用しないようにしましょう。

それでは「登録必須」の下の「メインリンク」のリンク先は安全なリンク先なのか検証してみましょう。筆者のPCには強力なセキュリティソフトをインストールしているので、そのソフトを信じて「メインリンク」をクリックしてみます。するとこのように会員登録が必要だというページが出てきます。

上の画像で「続ける」をクリックすると会員登録を促されるページに飛びます。ここから先は危険性が高くて筆者も進ません。こちらのページは非常に悪質性が高いということで有名なサイトになっています。

こちらで会員登録をすると、作品が読めないだけではなくPCやスマホといった端末がこわれてしまったり、個人情報を抜き取られる可能性が高くなります。絶対にメールアドレスなどを入力しないようにしましょう。

活字村のサイトで会員登録を進めた場合には、そこから先に進むページにウイルスが仕込まれていたり、仮想通貨のマイニングをするためのコードが仕込まれている可能性があります。作品が読めないだけではなくとても危険なことなので、絶対に登録しないようにしましょう。

活字村を使ってはいけない理由には、違法サイトの可能性が高いという理由もあります。違法サイトとはいったいどんなもので、違法サイトを利用することにどんな危険性があるのか見ていきましょう。

違法サイトと気が付かなくて利用してしまうのはある意味で仕方がないところもあります。万が一そのサイトが検挙されることがあった場合でも、知らずに利用していたユーザーの責任を問われることはありません。

しかし、違法サイト理解した上で利用していた場合には、作品をダウンロードしたユーザーも責任を問われます。違法サイトの利用は絶対にしてはいけません。

合法サイトと違法サイトの違いとはどんなものがあるのかというと、作品の著作権者の権利を侵害しているかしていないか、という点にあります。

無料で漫画が全巻読める合法サイトもありますが、合法で無料で読めるサイトというのは、必ず著作権者である作者や出版社の許可を得たうえで運営しています。その上で、サイトに広告を貼るなどして、合法的に利益を得て、その利益の正当な割合を著作権者に還元しています。

一方で違法サイトというのは著作権者に許可を得ずに運営しています。広告などを貼っていても、その利益を著作権者に還元するわけで貼りません。また、コンプライアンスが重視される昨今、サイトに出向する広告も、安全な広告は違法サイトへの出稿は控える傾向にあります。

違法サイトに貼られている広告も違法性が高い商品だったり、リンク先にウイルスなどが仕込まれているサイトであったりと、違法性が高いサイトの可能性が高くなります。違法サイトを利用することには様々な危険性があるので、絶対に利用してはいけません。

違法サイトを使ってはいけない理由には、次のような危険性もあります。

違法サイトや違法サイトからダウンロードするファイルにはウイルスが仕込まれている可能性があります。PCやスマホがウイルスに感染してしまうと、勝手にカメラやボイスレコーダーを起動して盗聴や盗撮をされたり、連絡帳の内容を抜き取られてしまう可能性があり、とても危険です。

スマホやPCがウイルスに感染するとあなたの個人情報が抜き取られる可能性もあります。ウイルス感染した端末からクレジットカードのカード番号や、Amazonや楽天などのショッピングサイトのIDとパスワードが抜き取られてしまい、勝手に買い物をされてしまって金銭的な被害を被った、という人も実際にいます。

また、連絡帳の内容が抜き取られることで、連絡帳に登録してある人の電話番号やメールアドレス、住所などが流出することもあります。自分だけではなく、連絡帳に登録している友人や知人、取引先などに迷惑をかけることもあります。

違法かどうかは微妙な線ですが、違法サイトや安全性が低いサイトの中には仮想通貨のマイニングをするためのコードが仕込まれていることもあります。仮想通貨のマイニングというのは、仮想通貨の取引を無料で行うための複雑な計算を行うことですが、その計算をするためのプログラムがサイトやファイルに仕込まれていることがあります。

サイトで広告収入を得ることが合法であるように、仮想通貨のマイニングで利益を得ることも合法とされています。ただし、仮想通貨のマイニングコードを仕込んでいることをユーザーに知らせないことは、問題があるとされています。

仮想通貨のマイニングをするためには、PCのメモリやCPUのスペックを消費します。そのためにPCやスマホが重くなります。自分でサイトを利用するのと引き換えにマイニングで端末が重くなることを承知しているのならいいでしょう。しかし、知らず知らずのうちにマイニングをさせられるのは端末を守る上でも好ましくありません。

活字村の代わりに無料で漫画を読み放題できるサイトはいろいろとあります。もちろんこちらでご紹介するサイトは全て無料で利用できるので、ぜひこちらのおすすめサイトを利用するようにしましょう。

活字村の代わりに安全に利用できる無料漫画サイトには「マンガZERO」があります。こちらのサイトでは無料漫画だけではなく、有料漫画もありますが、アプリを使えば毎日1巻以上の漫画を無料で読むことができます。

ラインナップは青年漫画から女性漫画、少女漫画まで幅広くラインナップされています。興味がある人はサイトを一度覗いてみましょう。

活字村の代わりに安全に利用できる無料漫画サイトには「Applivマンガ」があります。こちらのサイトでは自分にぴったりなサイトを毎日無料で読むことができます。こちらのサイトでは、独自のAIを利用してユーザーの好みを徹底的に分析します。その上でおすすめ漫画を見つけてくれるので、絶対に自分が読みたかった作品に出合えます。

活字村の代わりに安全に利用できる無料漫画サイトには「マンガ図書館Z」があります。こちらのサイトでは、毎日100ハート与えられます。漫画を1ページめくるごとに1ハート消費していきますが、次の日には100ハート回復します。毎日い100ページずつは必ず無料で読めるということで、多くの人が利用しているサイトです。

活字村の代わりに安全に利用できる無料漫画サイトには「スキマ」があります。こちらのサイトは毎日スキマ時間に楽しめるようにと、1万5,000冊以上の無料漫画が用意されています。1日に無料で読める漫画の量は180ページまでと決められていますが、スキマ時間に楽しむのなら十分に楽しめる量でしょう。

この記事では漫画村の代わりに出現した活字村というダウンロードサイトについてみていきました。噂だけで実在しなかった漫画タウンや漫画シティーといったサイトとは違い、活字村は現在のところアクセスすることができる実在するサイトです。しかし、登録してPDFをダウンロードしても作品が読めない、という声もあります。

読めないということは、ダウンロードしたファイルにウイルスなどが仕込まれている可能性があるということです。活字村を利用することはとても危険なことです。安全に漫画を読める無料サイトもいろいろとあるので、そういったサイトを利用して、安全に合法に作品を楽しむように心がけましょう。