ハードウェアアクセラレーションとは?設定方法やメリット・デメリットを紹介!
この記事は、ハードウェアアクセラレーションとは何かということについての特集になります。ハードウェアアクセラレーションの設定方法やメリット・デメリットについても紹介します。Google Chromeなどからの有効・無効化についても紹介します。
目次
ハードウェアアクセラレーション(GPUアクセラレーション)とは
この記事では、パソコンのハードウェアアクセラレーション(GPU)についてを中心に特集していきます。普段からただパソコンを使用する程度ではなかなか知識として入ることはありません。見たことはあるけれども、全く何か知らないという方もいますので紹介からしておきます。
パフォーマンスを改善する技術の一つ
ハードウェアアクセラレーション(GPUアクセラレーション)とは簡単にいうと、パソコンのパフォーマンスを改善する技術の1つということになります。普段からパソコンの動作が遅いと感じる場合にパフォーマンスを向上させることで、より快適なパソコン使用ができるという特徴があります。
CPU処理よりも速い
ハードウェアアクセラレーション(GPUアクセラレーション)では、CPU処理よりも速いという特徴があります。ストレスを感じることなくパソコン操作が可能になります。また、ハードウェアアクセラレーション(GPUアクセラレーション)と同じようなキーワードにソフトウェアアクセラレーションという言葉があります。
ソフトウェアアクセラレーションとの違い
ソフトウェアアクセラレーションとの違いですが、ソフトウェアアクセラレーションは、CPU処理の高速化と異なり、内部的なソフトウェア関連の処理の高速化になります。エンコードなどの時間に関する高速化などハードウェア以外の部分の役割を果たします。
ハードウェアアクセラレーションの有効と無効の設定方法
パソコンでのハードウェアアクセラレーションとは、についての簡単な紹介とソフトウェアアクセラレーションの違いについて紹介しました。ここからは、ハードウェアアクセラレーションの有効化と無効化の設定方法について説明していきます。Google ChromeやInternet Explorer、そしてFirefoxを使って有効化、無効化設定していきましょう。
Google Chromeの場合
最初に、Google Chromeのブラウザアプリを使っている場合のハードウェアアクセラレーション設定方法について解説します。Google Chromeを起動して右上の「メニューアイコン」をクリックして、「設定」から「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」のスイッチをオンにします。これで有効にできます。
Internet Explorerの場合
Google ChromeだけでなくInternet Explorerでもハードウェアアクセラレーション有効・無効の設定が可能です。まずはブラウザを起動してください。こちらも「設定アイコン」から「インターネットオプション」から「詳細設定」のタブにある「GPUレンダリングではなく、ソフトウェアレンダリングを使用する」で有効化します。
Firefoxの場合
最後にFirefoxのブラウザを使っている場合のハードウェアアクセラレーション(GPUアクセラレーション)の有効化・無効化設定をしていきます。この場合もFirefoxを起動して、「設定」を開きます。「一般」の「パフォーマンス」から「推奨のパフォーマンス設定を使用する」にチェックをすることで完了です。
ハードウェアアクセラレーションのメリット・デメリット
Google Chromeでのハードウェアアクセラレーションの有効化・無効化の設定方法と、Internet Explorer、そしてFirefoxでの設定方法について解説してきました。この設定によりお使いのパソコンでのパフォーマンス向上できることがあります。ここからは、ハードウェアアクセラレーションをすることのメリットとデメリットを解説します。
メリット
まずはハードウェアアクセラレーションを有効にすることのメリットを解説していきます。ハードウェアアクセラレーションは一見便利な点ばかりかと感じてしまいますが、もちろん一長一短があります。パソコンの状況によってはデメリットになる場合もありますので、メリットだけでなくデメリットについてもよくチェックしておいてください。
CPUの負荷を低減させる
ハードウェアアクセラレーションを利用することのメリットとして最初に紹介するのが、CPUの負担を低減させるということです。パソコンのスペックにもよりますが、パソコンを使う上でCPUの負担は必ずつきものになります。これを軽くできればストレスなくパソコンを使えます。
描画パフォーマンスの向上
ハードウェアアクセラレーションを利用することのメリットとして次に紹介するのが、描画パフォーマンスの向上です。インターネットをしていると、描画が複雑になっているサイトに遭遇することがありますが、このサイトでも処理を素早く行ってくれますので、こちらについてもストレスを感じることなく閲覧でき量になります。
デメリット
パソコンで、ハードウェアアクセラレーションを有効に設定することのメリットについて解説してきました。ストレスを感じることいない描画パフォーマンスなどが期待できます。ここからはハードウェアアクセラレーションを利用することのデメリットについて紹介していきます。こちらも2点説明しますのでチェックしてください。
メモリの消費量が多い
パソコンでハードウェアアクセラレーションを利用することのデメリットとして最初にあげられるのが、メモリの消費量が多いということです。スペックの高いパソコンを使っている方にとってはメモリの消費量はそれほど気になりませんが、限りのあるメモリ容量の場合は非常に煩わしく感じるようになります。
動画再生時に動画が止まることがある
ハードウェアアクセラレーションを有効にしてパソコンを使用することのデメリットとして次に挙げられるのが、動画再生時に動画がストップしてしまうことがあるということです。動画を頻繁に閲覧している方で不具合が感じられるような場合は、無理にハードウェアアクセラレーションを利用せずに、設定を元に戻してから使いましょう。
ハードウェアアクセラレーション有効時に問題が起きた際の対処法
パソコンでハードウェアアクセラレーションを有効化することのメリットとデメリットについて紹介してきました。ここからはハードウェアアクセラレーションを有効にした時に問題が発生する場合の対処法について解説していきます。現時点でお使いのパソコンで動作がおかしい場合はこちらをチェックしておくことをおすすめします。
不具合が起きた場合の対処法
この記事では、ハードウェアアクセラレーションを有効にした際に不具合が発生した場合の対処法として全部で3種類紹介します。決してパソコンが壊れてしまっているわけではありませんので、落ち着いて対処していってください。Google ChromeやInternet Explorerなどでトラブル続きの場合は是非こちらを参考にしてください。
閲覧しているサイトを閉じる
ハードウェアアクセラレーションを有効にしたあとで、パソコンに不具合が生じてしまった場合の対処法として最初に紹介するのは、閲覧しているサイトを閉じるということです。ハードウェアアクセラレーションを無効化することでもう一度サイトを見た場合に健全な状態であれば、そのまま利用しましょう。適宜使い分けてください。
使用中のブラウザを閉じる
また、次の対処法として使用中のブラウザを閉じる方法も試してみてください。一時的な不具合が発生している場合には解決される可能性があります。簡単な対処法になりますので、まずは試してみてください。
ハードウェアアクセラレーションを無効にする
最終的な対処法としては、やはりハードウェアアクセラレーションを無効化するという対処法がおすすめです。パソコンのスペックにもよりますが、ハードウェアアクセラレーションを無効化することで、今まで通りに動く場合もあります。実際にオンにした時とオフにしたときのパフォーミングを比較しておきましょう。
ハードウェアアクセラレーションを上手に活用しよう
今回は、ハードウェアアクセラレーションとはの説明と、各ブラウザごとの有効か方法とメリットとデメリット、そしてトラブルが発生した場合の対処法について説明してきました。ハードウェアアクセラレーションを有効にすることで、様々なパフォーマンスが向上しますので、可能な方は是非設定して試してみてください。