2019年06月22日更新
iPhoneの機種変更時にアプリのデータを引き継ぎ・移行するバックアップ方法を解説!
iPhoneの機種変更時にはアプリデータを移行する必要があります。iPhone同士で引き継ぎする場合とAndroidからiPhoneに移行する時とでは方法が若干異なります。iPhoneの機種変更時にアプリのデータを引き継ぎする手順や注意点などをまとめました。
目次
- 1iPhoneからiPhoneの機種変更時にアプリのデータ引き継ぐ準備
- ・iPhoneの機種変更時にはデータ移行が重要
- ・iPhoneの機種変更前にアプリの引継ぎの準備をする
- 2iPhone同士の機種変更時にアプリのデータをiTunesで移行する方法
- ・機種変更前
- ・機種変更後
- 3iPhone同士の機種変更時にアプリのデータをiCloudで移行する方法
- ・機種変更前
- ・機種変更後
- 4AndroidからiPhoneへの機種変更時にアプリのデータを引き継ぐにはどうする?
- ・移行元と移行先の準備
- ・Android端末からiPhoneへデータ移行
- ・データ移行後に復元を確認
- 5iPhoneへの機種変更時にアプリのデータを引き継ぐ際の注意点は?
- ・iCloudで移行する場合はWi-Fi環境か確認する
- ・LINEはバックアップしないとトーク履歴が引継がれない
- ・LINEはアカウントの引継ぎが必要なケースがある
- 6iPhoneの機種変更時にアプリのデータを移行する方法を覚えよう!
iPhoneからiPhoneの機種変更時にアプリのデータ引き継ぐ準備
携帯ショップでiPhoneの機種変更手続きを行うと、簡単な初期設定まではスタッフが代行してくれます。しかし、その後のアプリデータの引き継ぎ作業などは、個人情報保護のコンプライアンスの関係により自分で行わなければなりません。
iPhoneの機種変更前後には、データのバックアップと復元作業が必要です。具体的にどのような作業を行っていくのか、まずはiPhoneの機種変更前にしておくべき準備をご紹介しましょう。
iPhoneの機種変更時にはデータ移行が重要
購入したばかりのiPhoneは新品で光り輝いており、見ているだけでも惚れ惚れします。とはいえ、連絡先やウォレット情報などのアプリデータが保存されていないiPhoneはただの通信機に過ぎません。
旧iPhoneから新iPhoneに全てのアプリデータを移行しないと、各種設定が消えた0の状態からiPhoneを利用し直すはめになってしまいます。iPhoneの機種変更前には、データの引き継ぎ手順をしっかり確認しておきましょう。
アプリもApp Storeを利用して移行可能
iPhoneにiOS用のアプリをインストールする時には、Apple社が提供しているApp Storeを経由するのが一般的です。App Storeからアプリをダウンロードする際に入力するApple IDは、iPhoneの機種変更を行っても同一IDを継続利用できます。
したがってiPhoneの機種変更後には、App Storeに同一のApple IDでサインインすることで同じアプリ環境を自動的に移行することができます。くれぐれも自分のApple IDとパスワードを忘れないようにしましょう。
- 新iPhoneでApp Storeを起動
- 「アップデート」をタップ
- 右上の「アカウント」をタップし、「既存のApple IDを使用」からサインイン
- 「購入済み」を選択
- 旧iPhoneでダウンロードしたアプリケーションの一覧から必要なものを選択してインストール
なお、この移行手順を実行する場合、モバイルデータ通信だとファイルサイズが100MBを超えるアプリを移行できない可能性があります。必ずWi-Fi接続を利用してください。
iPhoneの機種変更前にアプリの引継ぎの準備をする
多くのiPhone向けアプリ・サービスは、本人確認の観点から機種変更時に特殊な引き継ぎ手続きを必要としています。各アプリによって具体的な作業の流れは異なりますが、最低限以下のことは機種変更前に実行しておきましょう。
- もう使わないアプリはアンインストールしておく
- iOSとアプリをアップデートして全て最新のバージョンにしておく
- アカウントのログイン情報を忘れないようにメモしておく
(1)LINEとFacebook
多くのSNSアカウントは、ログインIDとパスワードさえ間違えなければ機種変更しても問題なくログインできます。しかしLINEの本人確認システムは比較的厳しく設計されており、機種変更の前後で以下のようなアカウント引き継ぎ作業を行うのが基本です。
機種変更前に旧iPhoneで行う作業
- 設定を開いてメールアドレス・パスワード・電話番号等が登録されているか確認(Facebookアカウントをお持ちの方はFacebookと連携)
- 設定から「アカウントを引き継ぐ」をオンにする
機種変更後に新iPhoneで行う作業
- LINEアプリをインストールして起動
- SMSに届いた認証コードを入力して電話番号認証を実行
- アカウントの引き継ぎを行う
- パスワードを入力してログイン
(2)ゲームなどのアプリ
ゲームアプリのデータ移行手続きは、各アプリによって様々です。ログインIDとパスワードの入力だけを求められる場合もあれば、機種変更コードを発行して登録しなければならない場合もあります。
また、ゲーム内のセーブデータがどこまで新iPhoneに移行されるのかも事前にチェックしておくべきです。ゲーム内通貨がリセットされてしまう場合は、機種変更前に全てのコインを使いきってしまった方が良いでしょう。
(3)クレジットカードやSuicaなど
Apple Payを利用している場合、Apple IDを入力すれば登録しているクレジットカードの情報が自動的に同期されます。Walletアプリで別途セキュリティコードの再入力は必要ですが、データの移行自体は難しくありません。
ただし、Suicaを登録している場合は、事前に旧iPhoneでSuicaのデータを削除しておいてください。Suicaは1台のiPhoneにしか登録できない仕様になっているため、ウォレット情報の中でも特に取り扱いに注意が必要です。
モバイルSuicaのデータ引き継ぎ方法に関しては、以下の記事をご参照ください。
iPhone同士の機種変更時にアプリのデータをiTunesで移行する方法
旧iPhoneの全アプリデータを新iPhoneに移行させる一番簡単な方法は、旧iPhoneのバックアップデータを作成し、それを新iPhoneで復元することです。うまくいけば、まるでクローン携帯のように旧iPhoneの環境がそっくりそのまま新iPhone上で再現されます。
iPhoneのバックアップには大きく分けて2つの方法がありますが、まずはiTunesを使ってPCでバックアップを取るやり方から解説していきます。
機種変更前
まずは機種変更前に旧iPhoneのバックアップデータをPCに保存しておく必要があります。以下のリンクにアクセスして、最新版のiTunesをPCにダウンロード・インストールしてください。
PCでiTunesを起動してバックアップを取る
PCでiTunesを起動し、Lightning-USBケーブルでPCと旧iPhoneを接続してください。iTunes上のデバイスアイコンをクリックすると、iPhoneの管理画面に移動します。
バックアップ欄で「このコンピュータ」を選択し、「ローカルバックアップを暗号化」のチェックボックスをオンにしてください。バックアップデータを保護するための任意のパスワードを入力したら、「パスワードを設定」をクリックしましょう。
その後、「今すぐバックアップ」をクリックすれば旧iPhoneのバックアップデータをPC内に保存できます。
機種変更後
機種変更手続きが完了したら、PCに保存しておいた旧iPhoneのバックアップデータを新iPhone上で復元させましょう。
iOS11から「クイックスタート」という機能が追加されたため、もしも旧iPhoneが手元に残っている場合は機種変更時のiPhoneの初期設定作業を簡略化できます。具体的には、以下の手順を実行してください。
(1)新旧iPhoneでクイックスタートの操作をする
- 新旧両方のiPhoneの電源を入れる
- 旧iPhoneのBluetoothをオンにする
- 二つの端末を近くに置くと、新iPhoneの画面上に「クイックスタート」という画面が表示される
- 「新しいiPhoneを設定」に表示されているApple IDが自分のものであることを確認して「続ける」をタップ
- 新iPhoneの画面上に認証用のアニメーションが表示されたら、旧iPhoneのカメラで読み取り
- 新iPhoneにパスコード入力画面が表示されたら、旧iPhoneのパスコードを入力
- 必要に応じて新iPhoneにTouch IDやFace IDを設定
- 新iPhoneにApple IDとパスワードを入力
- 「ほかのバックアップを選択」をタップし、後述の「PCでiTunesを起動してバックアップデータを復元する」を実行
なお、下取りなどの理由で旧iPhoneが手元に無い場合は、電源を入れた後、画面の指示に従って新iPhoneの初期設定を手動で行ってください。
そして「Appとデータ」画面が表示されたら、「iTunesバックアップから復元」を選択して後述の「PCでiTunesを起動してバックアップデータを復元する」を実行してください。
(2)PCでiTunesを起動してバックアップデータを復元する
- PCでiTunesを起動
- iTunesのメニューバーで「編集」から「環境設定」を選択
- 「デバイス」をクリックし、「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを入れ「OK」を選択
- Lightning-USBケーブルでPCと新iPhoneを接続
- iTunes上のデバイスアイコンをクリックしてiPhoneの管理画面に移動
- バックアップ欄で「バックアップを復元」をクリック
- パスワード等を入力し、復元したいバックアップを選択して復元を行う
iPhone同士の機種変更時にアプリのデータをiCloudで移行する方法
iTunesを使用したiPhoneのバックアップデータの作成・復元は、手元にPCがないと出来ない作業です。もしもPCをお持ちでない場合は、Appleが提供しているクラウドサービス・iCloudを活用すると良いでしょう。
iCloudを使えばバックアップデータの保存・復元作業を全てインターネット上で実行できるので、とても簡単でスピーディーです。
機種変更前
まずは機種変更前に旧iPhoneのバックアップデータをiCloudのサーバに保存しておく必要があります。具体的には、以下の手順を実行してください。
iCloudにバックアップを取る
- 旧iPhoneをWi-Fiに接続し、設定アプリを開いて自分のプロフィール欄をタップ
- 「iCloud」をタップ
- バックアップデータに含めたいアプリの設定を全てオンにして「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
機種変更後
機種変更手続きが完了したら、iCloudに保存しておいた旧iPhoneのバックアップデータを新iPhone上で復元させましょう。
もしも旧iPhoneの端末をお持ちであれば、iTunesでバックアップデータを復元する時と同様、クイックスタートを使って初期設定作業を簡略化できます。具体的には、以下の手順を実行してください。
(1)新旧iPhoneでクイックスタートの操作をする
- 新旧両方のiPhoneの電源を入れる
- 旧iPhoneのBluetoothをオンにする
- 二つの端末を近くに置くと、新iPhoneの画面上に「クイックスタート」という画面が表示される
- 「新しいiPhoneを設定」に表示されているApple IDが自分のものであることを確認して「続ける」をタップ
- 新iPhoneの画面上に認証用のアニメーションが表示されたら、旧iPhoneのカメラで読み取り
- 新iPhoneにパスコード入力画面が表示されたら、旧iPhoneのパスコードを入力
- 必要に応じて新iPhoneにTouch IDやFace IDを設定
- 新iPhoneにApple IDとパスワードを入力
- 「○○年××月△△日バックアップから復元」をタップし、後述の「iCloudにログインしてバックアップデータを復元する」を実行
なお、下取りなどの理由で旧iPhoneが手元に無い場合は、電源を入れた後、画面の指示に従って新iPhoneの初期設定を手動で行ってください。
そして「Appとデータ」画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」を選択して後述の「iCloudにログインしてバックアップデータを復元する」を実行してください。
(2)iCloudにログインしてバックアップデータを復元する
- iCloudのトップ画面でApple IDとパスワードを入力してサインイン
- 利用規約等を確認し、「同意する」をタップ
- iCloudに保存されているバックアップデータを復元
- 画面の指示に従って各種設定を完了する
復元が完了するとiPhoneが再起動します。なお、この後iCloudと同期してアプリのダウンロードなどが始まるので、新iPhoneはWi-Fiに接続したまま充電ケーブルで電源と接続し、しばらく放置しておいてください。
AndroidからiPhoneへの機種変更時にアプリのデータを引き継ぐにはどうする?
世の中すべてのスマホユーザーがiPhoneを利用しているわけではありません。中には、AndroidスマホからiPhoneに機種変更する方もいることでしょう。
AndroidスマホからiPhoneに機種変更する際は、残念ながらiTunesやiCloudを使ったアプリデータの移行が出来ません。しかし、iOS9からは「Move to iOS」というAndroid用アプリを使うことで、AndroidスマホからiPhoneに簡単にアプリデータを移行できるようになりました。
- 連絡先
- メッセージ履歴
- 写真・動画
- メールのアカウントデータ
- iOSにも対応しているアプリ
移行元と移行先の準備
iPhone同士でアプリデータを引き継ぎする場合と比べると、AndroidスマホからiPhoneへのデータ移行作業は若干複雑です。また、下取りなどの理由でデータ移行元のAndroidスマホが手元に無いと、Move to iOSアプリを使ったデータ移行が出来ない点にも注意が必要です。
間違えないように、一つ一つの工程をしっかり確認しながら作業を進めましょう。
移行元のAndroid端末の準備
- Android端末をWi-Fiに接続し、以下のリンクから「Move to iOS」アプリをインストール
- 利用規約に目を通して「同意する」をタップし、「コードを検索」画面の右上の「次へ」をタップ
- コード入力画面が表示されるので一旦待機
移行先のiPhoneの準備
- 新iPhoneの電源を入れる
- クイックスタート画面にて「手動で設定」をタップ
- 新iPhoneの各種設定を手作業で行う
- 「Appとデータ」画面が表示されたら、「Androidからデータを移行」をタップ
- 「続ける」をタップ
- 画面上に表示された認証用コードを記憶する
Android端末からiPhoneへデータ移行
- 先程iPhoneに表示されたコードをAndroidスマホのMove to iOSアプリ上で入力
- 「データを転送」画面が表示される
- AndroidスマホからiPhoneに移行したいコンテンツを選択して「次へ」をタップ(全部オンにすればOK)
- データの移行が終わったら「完了」をタップ
データ移行後に復元を確認
move to ios
— でんきょく (@denkyoku) June 16, 2019
細かいことわからんけど
らくちん
新iPhoneの初期設定が完了したら、Androidスマホのアプリデータが正常に移行されたかどうかチェックしましょう。連絡先や写真データなどが引き継ぎされていればOKです。
もしも「App Storeからお使いのAndroidデバイスのAppを追加しますか?」というメッセージが出たら、追加を選択してiOS版のアプリを新iPhoneにインストールしておくと良いでしょう。
なお、GoogleアカウントのIDは移行されますが、パスワードは保存されていません。Googleアカウントのトップ画面にアクセスし、自分でパスワードを入力してログインしてください。
iPhoneへの機種変更時にアプリのデータを引き継ぐ際の注意点は?
連絡先や写真などのデータは比較的容易に移行できますが、機種変更後に再ログインや再設定を求めてくるアプリも少なくありません。単にバックアップデータを作成して新iPhoneで復元すればよいというわけではないのがiPhoneの機種変更の面倒なところです。
実際にiPhoneのアプリデータ引き継ぎ作業を行う際に注意すべきポイントを見ていきましょう。
iCloudで移行する場合はWi-Fi環境か確認する
iCloudを経由してiPhoneのアプリデータを引き継ぎする場合、必ずWi-Fi接続を利用してください。iCloudにはモバイルデータ通信でも写真データなどを保存できますが、モバイルデータ通信でのインターネット接続ではバックアップデータの復元が出来ない可能性があります。
また、以下のような問題が生じることもあるので、十分に時間の余裕がある状況でデータ転送作業を行いましょう。
- 旧iPhoneのデータ容量が多い場合、パックアップ時にiCloudストレージが不足してエラーになる恐れがある → 不要なデータを削除するか、「ストレージを管理」から有料のストレージプランに変更することで対応可能
- インストールしているアプリが多い場合、App Storeからのダウンロードに多大な時間を要する可能性がある → 気長に待つしかない
- 更新が終了している古いアプリの場合、新iPhoneの機種で使用できない恐れがある → 諦めて代替アプリを探す
LINEはバックアップしないとトーク履歴が引継がれない
日本国内最大の人気を誇るSNS・LINEも、機種変更時に注意が必要なアプリの一つです。LINEでは、機種変更時に引き継げるデータと引き継げないデータがあります。
機種変更しても引き継がれるデータ
- プロフィールデータ(IDやアイコンなど)
- アルバム・ノート・タイムラインのデータ
- 友だちリスト(グループを含む)
- Keepに保存したデータ
- LINEスタンプ・着せ替えなどの購入データ
- 課金アイテムの購入履歴やコイン・LINEポイント残高
- LINEゲームなど連動アプリのデータ
実は…iPhone壊れまして、機種変更により、LINE死にました😱スクショの通りです💦以前、僕を指名していたお姫や今から指名してみたいお姫は僕にDMください‼️‼️‼️待ってまーす🤗#拡散希望️ pic.twitter.com/tfxdt84wp0
— じょーじ 《CLUB ARIEL》 (@george067ariel) June 16, 2019
一方、LINEのトーク履歴は通常引き継がれません。トーク履歴を残すためには、機種変更前にトーク履歴のバックアップ作業が必要となります。
正確に言うと、iTunesで暗号化バックアップを利用すればトーク履歴も引き継ぐことは可能です。しかし、新iPhoneでLINEアプリを起動した際に厳格な本人確認を求められるため、公式からは非推奨の方法です。
また、異なるOS間の機種変更の場合、コイン残高の引き継ぎが行われないことにも注意が必要です。
AndroidとiPhoneで手順が違う
iTunesの暗号化バックアップを利用しない場合、または異なるOS間でLINEの全データを引き継ぎしたい場合は、通常のアカウント引き継ぎ+トーク履歴の引き継ぎ作業が必要になります。
iPhone同士で機種変更する時、AndroidからiPhoneに機種変更する時、両方のパターンを見ていきましょう。
iPhone同士での機種変更の場合、事前にLINEトークをiCloudにバックアップしておけば、アカウントの引き継ぎ時に復元することが出来ます。
旧iPhoneでの作業
- LINEアプリを起動して「設定」から「トーク」をタップ
- 「トークのバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップ」をタップ
新iPhoneでの作業
- LINEアプリをインストール
- iPhoneのホーム画面から設定アプリを開いて自分のプロフィール欄をタップ
- 「iCloud」にて「iCloud Drive」と「LINE」をオンにする
- 認証後のログイン時にトーク履歴の復元画面が表示されたら「トーク履歴を復元」をタップ
AndroidスマホからiPhoneへの機種変更の場合、iCloudを経由できないので、トーク履歴をテキストファイルとして書き出します。(この方法では画像やスタンプ等は保存できません。)
Androidでの作業
- 書き出したいトークを開き、画面右上の「v」アイコンをタップして「トーク設定」を選択
- 「トーク履歴をバックアップ」をタップ
- 「テキストでバックアップ」をタップ
- 書き出し先のクラウドアプリ(EvernoteやDropboxなど)を選択
新iPhoneでの作業
- 書き出し先のアプリを起動してログイン
- テキストビューアでトーク履歴を確認
オリンピック落選に落ち込んでたけど、彼と家でテレビ観戦するという約束ができたのでよしとする☺️ 嬉しいLINEだった。keep初めて使っちゃったぜ。きゅん。
— とめこ (@2525_shimo) June 20, 2019
また、Keepという機能を使ってトークを保存する方法もあります。保存容量が1GBと制限されているのでトーク履歴を全て残すことは出来ませんが、大切なメッセージをOSに関係なく簡単に残しておけるメリットがあります。
旧iPhoneまたはAndroidスマホでの作業
- トーク画面を開く
- 保存したいトークのコンテンツを長押し
- 「Keep」をタップ
新iPhoneでの作業
- LINEアプリをインストールして認証を済ませる
- 友だちリストから自分のプロフィールをタップ
- 「Keep」をタップ
- 保存したトーク履歴を確認
LINEはアカウントの引継ぎが必要なケースがある
電話番号の変更を伴わないシンプルな機種変更の場合、以下の手順でLINEアカウントの引き継ぎを行うことが出来ます。
- 旧端末でLINEアプリを起動し、「設定」から「アカウント」をタップして、電話番号・メールアドレス・パスワードが登録されていることを確認
- 新端末にLINEアプリをインストール
- 初回起動時に電話番号を入力してSMSに届いた認証用コードを入力
- 「おかえりなさい、○○」という画面が表示されたら、「はい、私のアカウントです」をタップ
- パスワードを入力してLINEにログイン
- 必要に応じてトーク履歴を復元
SMS認証やパスワード入力など、簡単な作業でLINE設定の引き継ぎが一通り完了します。
しかし、以下の特殊なケースに当てはまる場合は、厳格な本人確認手続きを経てLINEアカウントの引き継ぎを行わなければなりません。
下手をするとLINEアカウントの引き継ぎが出来ず、新しいアカウントを作成せざるを得なくなってしまう恐れがあります。十分にご注意ください。
電話番号が変わるとき
機種変更時に電話番号が変わる場合、旧端末で「アカウントの引き継ぎ設定」が必要となります。
- 旧端末でLINEアプリを起動し、「設定」から「アカウント」をタップして、電話番号・メールアドレス・パスワードが登録されていることを確認
- 「設定」から「アカウント引き継ぎ設定」をタップして、「アカウントを引き継ぐ」をオンにする
- 確認画面が表示されたら「OK」をタップ
- 旧端末でアカウントの引き継ぎ設定をオンにしてから36時間以内に、新端末にLINEアプリをインストールして、SMS認証・ログイン方法の選択・パスワード入力まで本人確認を完了してログインする
- その際、「おかえりなさい、〇〇」のページで別人の名前が表示されたら、「いいえ、違います」をタップして「アカウントを引き継ぐ」を選択すること
- 必要に応じてトーク履歴を復元
LINEのアカウントの引き継ぎ忘れはみんな気をつけて
— ぱめら (@pamera_poke309) May 28, 2019
私は怠ってしまって友達にこっぴどく怒られました
万が一、電話番号の変更を伴う機種変更時に旧端末でアカウントの引き継ぎ設定をオンにすることを忘れてしまった場合、旧端末が手元に無くても本人確認を完了できる可能性は残っています。
- メールアドレスとパスワードを覚えている ⇒ PC版・iPad版のLINEアプリで引き継ぎ認証番号を受け取り新iPhoneに入力
- メールアドレスは覚えているがパスワードを忘れた ⇒ パスワードの再設定
- メールアドレスもパスワードも忘れた ⇒ Facebookと連携しているなら、サポートに連絡してFacebookアカウントで本人確認
LINEアカウントの引き継ぎで困った時は、諦めずにLINEの運営に問い合わせてみることが大切です。
Facebook連携だけでLINEを利用しているとき
Facebookログインを利用していて、かつiPhoneの機種変更を行った場合、電話番号変更時と同様、LINEアカウントを引き継ぐためには旧端末で「アカウントの引き継ぎ設定」をオンにしておくことが必要です。
旧端末でアカウントの引き継ぎ設定をオンにし忘れ、しかもLINEアプリに電話番号・メールアドレス・パスワードを全く登録していなかった場合、新iPhoneでの二段階認証で躓く原因になってしまいます。
「アカウントの引き継ぎを続けるためには?]」という画面が表示されて本人確認に行き詰ってしまった時には、すぐにLINEの運営に問い合わせましょう。
iPhoneの機種変更時にアプリのデータを移行する方法を覚えよう!
今回は、iPhoneの機種変更時にアプリデータを引き継ぎする方法についてご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- PCを持っているなら、iTunesをインストールしてバックアップデータを作成・復元すれば簡単にiPhoneのデータを移行できる
- PCを持っていなくても、iCloudを利用すればインターネット経由で旧iPhoneの環境を移行できる
- AndroidスマホからiPhoneに機種変更する際は、「Move to iOS」アプリを使ってデータを引き継ぎ出来る
- 無線接続でデータを移行する場合は、必ずWi-Fiを利用して時間に余裕のある時に行う
- LINEアカウントの引き継ぎには厳格な本人確認を伴うので、電話番号・メールアドレス・パスワードを忘れないように気をつける
iPhoneの機種変更後に旧端末が手元に無くなると、アプリデータの引き継ぎに苦労する恐れがあります。日頃から定期的にバックアップを取っておく習慣を付けましょう。ぜひ本記事を参考にして、iPhoneのデータを確実に移行できるようになってください。