2019年10月03日更新
iPad内の写真や動画をWindowsパソコンに転送する方法!操作手順を解説!
iPad内の写真や動画をWindowsパソコンに転送する方法を解説します。iPadの写真・動画ファイルをWindowsパソコンに転送する手順はWindowsのバージョンによって多少異なるので、Windowsのバージョンごとに手順を解説します。
目次
- 1iPadの写真や動画のファイルをパソコンに転送する準備
- ・iPadとパソコンをUSBケーブルで接続する
- ・iTunesを利用しないでパソコンに転送する
- ・転送する前に自動同期を停止しよう
- 2iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに転送する方法
- ・Windows7の場合
- ・Windows8・8.1の場合
- ・Windows10の場合
- 3iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに自動転送も可能
- ・Windowsパソコンの【エクスプローラ】から操作
- ・日付別にフォルダを分ける方法
- 4iPadやiPad miniの写真や動画はiCloudでも転送・コピーできる
- ・WindowsでiCloudを使うには
- 5iPadの大切な写真や動画をパソコンで保存しよう!
iPadの写真や動画のファイルをパソコンに転送する準備
iPadは、タブレットの大画面で写真や動画を閲覧できる上に、写真・動画の撮影・保存も可能です。撮影したその場で、タブレットの大画面で写真や動画を閲覧できるのは大変便利ですが、PCに写真・動画のデータを移したい場合、すぐにやり方・方法が思い浮かばずに躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。
データを移すPCがMacであれば、普段接続する機会が多いので比較的、写真・動画のデータの移し方を発想しやすいと思いますが、Windows PCにデータを移す場合は、普段あまり接続する機会が少ないユーザーも多いと思うので、何から手を付けたら良いか、思いつきづらいかもしれません。
今回は、iPadユーザーが迷いやすい、Windows PCに写真・動画のデータを転送・コピーする方法を解説します。
Windows PCにiPadの写真・動画のデータを転送・コピーする方法は、Windowsのバージョンによって多少異なりますが、大まかな流れは同じです。以下、その大まかな流れについてまとめました。
iPadとパソコンをUSBケーブルで接続する
まず、iPadとパソコンをUSBケーブル(ライトニングケーブル、もしくはUSB-Cケーブル)で接続します。
iTunesを利用しないでパソコンに転送する
今回紹介するiPadの写真・動画のデータをパソコンに転送・コピーする方法は、iTunesを利用しない方法です。
iTunesと同期してiPadの写真・動画のデータをパソコンに転送することはできますが、転送した写真・動画のデータをコピーしたり加工したりする場合は、データの保存場所が分かりづらいため、通常の写真・動画のデータを取り扱うようにパソコンに転送する方法を解説します。
転送する前に自動同期を停止しよう
今回紹介する方法は、iTunesを利用しないので、作業前にiTunesの自動同期設定をオフに設定する必要があります。自動同期機能が有効になっていると、データ転送が重複して作業がスムーズにいかないので、オフに設定変更することを忘れないようにしましょう。
設定変更の手順は、まず、画面上方のメニューバー内の「編集」をクリックします。
開いたメニューから「設定」をクリックします。
表示された「一般環境設定」のウインドウで「デバイス」アイコンをクリックします。
切り替わった画面内の「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを入れて、「OK」をクリックして設定完了です。
iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに転送する方法
次に、iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに転送する方法を、Windowsのバージョンにごとに解説します。
Windows7の場合
Windows7の場合、まず、パソコンにiPadをUSBケーブルで接続すると、iPadの画面に「デバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか」というパソコンとの接続許可を求めるポップアップが表示されるので、「許可」をタップします。
パソコンの画面上では「自動再生」のポップアップが表示されるので、「デバイスを開いてファイルを表示する」をクリックします。
iPadのストレージが「Internal Storage」の名前で表示されるのでクリックします。
次に「Internal Storage」内の「DCIM」のフォルダが表示されるので続けてクリックします。
「DCIM」内に写真・動画ファイルが保存されているので、さらにクリックすると写真・動画ファイルを閲覧できます。
目的のファイルをコピーして、パソコン内の任意の保存先にペーストすれば写真・動画ファイルを転送できます。
Windows8・8.1の場合
Windows8・8.1の場合も、パソコンにiPadをUSBケーブルで接続すると、iPadの画面に「デバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか」というパソコンとの接続許可を求めるポップアップが表示されるので、「許可」をタップします。
パソコンの画面上では、右上に「タップしてこのデバイスに行う操作を選んでください」のポップアップが表示されるので、クリックします。
続けて表示されるポップアップ内の「デバイスを開いてファイルを表示する」をクリックします。
その後は、iPadのストレージが「Internal Storage」の名前で表示されるので、前述したWindows7の手順と同様に操作します。
Windows10の場合
Windows10の場合も、パソコンにiPadをUSBケーブルで接続すると、iPadの画面に「デバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか」というパソコンとの接続許可を求めるポップアップが表示されるので、「許可」をタップします。
パソコンの画面上では、右下に「(自分のiPadの名前)タップしてこのデバイスに行う操作を選んでください」のポップアップが表示されるので、クリックします。
次に、パソコンの画面右上に表示されるポップアップ内の「デバイスを開いてファイルを表示する」をクリックします。
その後は、iPadのストレージが「Internal Storage」の名前で表示されるので、前述したWindows7の手順と同様に操作します。
iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに自動転送も可能
次に、iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに自動転送する方法を解説します。
Windowsパソコンの【エクスプローラ】から操作
iPadやiPad miniの写真や動画をWindowsに自動転送するには、まず、「エクスプローラ」から操作します。
パソコンにiPadをUSBケーブルで接続して、iPadの画面に表示される「デバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか」というパソコンとの接続許可を求めるポップアップで「許可」をタップします。
次に、パソコン画面の下方に表示されているメニューバーの「エクスプローラ」アイコンをクリックします。
表示された「エクスプローラ」画面内で、接続されているiPadアイコンにカーソルをあてて右クリックでメニューを表示させ、「画像とビデオのインポート」をクリックします。
パソコンがiPad内の写真と動画ファイルの読み込みを始めます。ファイル確認が終ると「画像とビデオのインポート」のポップアップが表示されるので、「インポートする項目を確認、整理、グループ化する」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
次に、自動転送する写真・動画を指定するウインドウが開くので、任意の写真・動画にチェックを入れて、ウインドウ右下の「インポート」をクリックすると写真・動画をパソコン内に自動転送します。自動転送されたファイルは「ピクチャ」フォルダ内に保存されます。
日付別にフォルダを分ける方法
自動転送するファイルが多い場合は、日付別にフォルダを分けられます。自動転送する写真・動画を指定するウインドウの右下に表示されているスライダ―を左右に調整することで、10時間ごと、2日ごとのように時間区切りでフォルダに分けて自動転送できます。
また、「名前を入力してくだい」をクリックするとフォルダ名を入力できます。
入力欄が表示されるので任意のフォルダ名を入力しましょう。
iPadやiPad miniの写真や動画はiCloudでも転送・コピーできる
次に、iPadやiPad miniの写真や動画をiCloudで転送・コピーする方法を解説します。
iPad・iPad miniの写真・動画ファイルをiCloudに同期して転送・コピーする設定は、ホーム画面の「設定」→「Apple ID(ユーザ名)」→「iCloud」→「写真」まで進み、「iCloud 写真」の項目をオンに設定します。
これで、iPad・iPad miniに追加された写真・動画ファイルが自動的にiCloudにアップロードされ、同じApple IDでiCloudにログインしていて「iCloud 写真」を有効にしている端末には全て同じ内容が反映されます。
WindowsでiCloudを使うには
Windowsでも同じようにiCloudを使って同期する場合は、まず、Windows用のiCloudアプリをダウンロード・インストールします。Appleの公式サイトからダウンロードできます。
Windows用のiCloudアプリをダウンロード・インストールした後、アプリを立ち上げ、「オプション」をクリックして設定ウインドウを表示させ、「iCloud フォトライブラリ」にチェックを入れて「終了」→「適用」をクリックすれば、Windows内にもiCloudと同期した写真フォルダが用意され、常に同じ内容が反映されます。
iPadの大切な写真や動画をパソコンで保存しよう!
iPadの大切な写真や動画をパソコンで保存しましょう。今回紹介した、写真・動画ファイルをWindowsパソコンに保存する方法は、iTunesを介さない方法なので、通常の写真・動画ファイルの取り扱い方に準じた手順で、迷わずにコピー&ペーストできるはずです。
iPadの写真・動画ファイルをWindowsパソコンに保存する方法は、複数ありますが、分かりやすい簡単な方法を1つマスターしておけば、いざというときに迷わずに済むでしょう。
また、WindowsパソコンでiCloudアプリをインストールしてiPadと同じApple IDでログインし、「iCloud フォトライブラリ」を有効にすれば、Cloud経由で常に同期するので、自動でiPadの写真・動画ファイルが転送されます。