iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法!iTunesでライブラリへ追加可能!
パソコンに入っている動画データをiPadを使って外で見たい場合などに、どのように保存するでしょうか。ここでは、iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法について、iTunesやiCloudでライブラリに追加する方法をご紹介します。
目次
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法【準備】
iPadにパソコンの動画を取り込むには、あらかじめ準備するものが必要となります。まずはじめに、準備が必要なものについてご説明します。
アプリとケーブルが動画の取り込みに必要
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存するために必要なのは、取り込みを行うアプリと、パソコンとiPadをつなぐケーブルです。
アプリについては、やはりApple純正の「iTunes」です。Apple社のデバイスはセキュリティが厳しく、接続したデバイスにデータを保存する場合、他のアプリを使ってもデバイスそのものを認識しない場合があります。その点、iTunesなら純正アプリでもあり安心して使えます。
次にケーブルについては、iPad側の接続端子と、パソコン側の接続端子の形状や種類をそれぞれ確認しましょう。iPadは、世代によって接続する端子の種類が異なります。
- 2012年3月発売までのiPad(第3世代) : 30ピンDockコネクタ
- 2012年11月発売以降のiPad(第4世代以降): Lightningケーブル(8ピン)
- 2017年以前のiPad Pro(12.9、10.5、9.7): Lightningケーブル(8ピン)
- 2018年以降のiPad Pro(12.9、11インチ) : USB-Cケーブル
また、パソコン側の端子については、Windows、MacともにUSB端子を用いますが、USB-Aタイプ、USB-Cタイプなどがありますので、端子の種類を確認しておきます。
結果的に、必要となるケーブルは、両端がiPad側の接続端子とパソコン側の接続端子に対応したものとなります。なお、充電専用のケーブルではデータの転送ができないため、データ転送が可能なケーブルかどうかをあらかじめ確認しましょう。
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法【転送手順】
アプリとケーブルが準備できたら、実際にiPadにパソコンの動画を取り込んで保存してみます。ここで、順を追ってご説明します。
iTunesのライブラリに追加して同期しよう
ではさっそくiPadとパソコンをケーブルで接続しましょう。iPadとパソコンを接続すると、iPadの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」という画面が出るので、「信頼」をタップします。これにより、データ通信が行えるようになります。
すると、まもなく自動的にiTunesが起動します(初期設定)。また起動後、自動的にパソコンとiPadとの同期が行われす。
ここまでで、iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する準備が整いました。
それでは、実際にiPadにパソコンの動画を取り込んで保存してみます。
iTunes左側のiPadアイコンをクリックして、「設定」の下にある「ムービー」をクリックします。
メニュー「ファイル」の「ライブラリに追加」をクリックします。取り込みたい動画ファイルを選択します。
iTunes右側に動画が追加されたら、中央上部の「ムービーを同期」チェックボックスにチェックを入れます。これで、動画ファイルが選択できるようになりましたので、転送したい動画をチェックしていきます。
転送する動画を選択したら、iTunes画面右下の「適用」ボタンをクリックします。パソコンとiPadとの同期処理が行われ、先ほど選択した動画ファイルがパソコンからiPadに取り込まれました。
パソコンからiPadへの動画取り込みが成功したかを確認します。iPadにてiOS純正の「ビデオ」アプリを起動します(またはiOS12.3以降では「AppleTV」アプリ)。
「ライブラリ」を開いて、動画の取り込みができたかどうか確認します。
動画が適切に見られるか確認します。動画をタップして、「再生」をタップし、無事に動画が再生できれば、無事取り込みが成功しました。
iPadで再生できないmp4動画はiTunesで変換しよう
iPadはmp4形式の動画再生には基本的に対応していますが、mp4形式のファイルでも、動画ファイルによっては、iPadで再生できない場合があります。その場合は、mp4ファイルをiTunesで変換することで、iPadで再生できるようになります。
では実際の手順を説明します。iTunesに追加した、変換したい動画ファイルを選択し、メニュー「ファイル」の「変換」→「iPad/Apple TVバージョンを作成」をクリックします。
すると変換が始まり、終了すると、iPadで再生可能な動画ファイルが作成されます。iPadに取り込み、再生できるか確認しましょう。
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法【その他の方法】
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法は他にもあります。ここでは、先に述べたiTunesを用いる方法以外の方法についてご紹介します。
iCloudを使ってiPadに動画を入れることもできる
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法として、iCloudを使ってiPadに動画を入れる方法があります。
iCloudは、Apple IDを取得すれば、AppleデバイスやWindowsOSでも利用できるクラウドサービスです。Appleデバイスには初めから組み込まれており、例えばMacOSではFinderに出てきます。
iCloudを使ってiPadに動画を入れる方法は簡単です。MacOSならFinderを開き、WindowsならiCloudアプリを開いて、開いたフォルダに動画をドラッグ&ドロップするだけです。
これでiCloud Drive上に動画を入れることに成功していますので、あとはiPadで「ファイル」アプリを開き、iCloud Driveを開けば、iCloudドライブに入れた動画が見つかりますので、iPadの任意の場所に入れるだけです。
iPadにパソコンの動画を保存して再生しよう
iPadにパソコンの動画を保存して再生する方法をご紹介しました。操作はとても簡単で、すぐに活用できるものですので、ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか。