2019年12月13日更新
【iOS13】iPhoneのカスタムフォントの使い方!対応アプリの変更方法を紹介!
iOS13ではiPhoneのフォント機能が変更されています。カスタムフォントのダウンロード・インストールが可能になり、アプリで使えるフォントの数を増やせます。iOS13のiPhoneにカスタムフォントを追加する方法やフォントの変え方などをまとめました。
目次
iOS13でのフォントの変更は簡単にできる!
2019年9月にリリースされたiOS13には、サードパーティー製の「カスタムフォント」をiPhoneに簡単にインストールできる機能が追加されています。
iPhoneに標準搭載されているフォントだけでは物足りない時、カスタムフォントをインストールすれば、カスタムフォント対応アプリでオシャレなフォントを利用可能です。
カスタムフォントにより、iPhoneの表現力をさらに高められるメリットがあります。
アプリを使って変更する
iOS13のiPhoneでカスタムフォントを使うためには、App Storeで配信されているカスタムフォントアプリをダウンロード・インストールする必要があります。
追加インストールしたフォントは「設定」アプリにて確認・削除などの操作を行えるため、管理も簡単です。
iOS12以前のiPhoneの場合、フォントを追加するにはプロファイルのインストール等の作業が必要であり、大変面倒でした。しかしiOS13なら、その手間を省けます。
カスタムフォントを追加インストールすることで、iPhoneユーザーの選択肢が大幅に増えることでしょう。
iPhone対応アプリはまだ少ない
iOS13がリリースされてから日が浅いため、残念ながらiPhoneに追加インストールできるカスタムフォントアプリはApp Storeにほとんどありません。
また、海外製のカスタムフォントアプリの場合、アルファベットにのみ対応していて日本語に未対応であるケースもあります。
カスタムフォントが普及するまで、もう少し時間がかかりそうです。
iOS13でのカスタムフォントの使い方
カスタムフォントアプリにはユニークな形状のフォントが充実しているため、iPhoneを使う楽しさが倍増することでしょう。
ここからは、iOS13のiPhoneにカスタムフォントを追加する方法やフォント変更などの使い方を解説していきます。
アプリのダウンロードについて
まずは、iOS13のiPhoneにカスタムフォントアプリをダウンロードしましょう。
現時点ではApp Storeにて数種類のカスタムフォントアプリしか配信されていないので、本記事では「FontInstall.app」と「Font Diner」の2種類を例にしてカスタムフォントの追加インストール方法を解説していきます。
無料で商用利用可能!日本語対応のFontInstall.app
FontInstall.appは、DRIP PRODUCTS LIMITED LIABILITY CO.によって開発・提供されているカスタムフォントアプリです。
源ノ明朝 JP、源ノ角ゴシック JP、しっぽり明朝など、20種類以上の日本語対応フォントを収録。
SIL Open Font Licenseに基づいて配布されているため、ユーザーはフォントを私的用途だけでなく商用利用することも可能です。(ただしフォントデータ自体の転売はNG。)
FontInstall.appは、以下のリンクからダウンロードできます。
個人利用が無料!英語対応のFont Diner
Font Dinerは、Mister Retroによって開発・提供されているカスタムフォントアプリです。
デザイン業界にマッチしたポップな書体のカスタムフォントを20種類以上収録。残念ながらアルファベットにのみ対応しており、日本語のフォントには未対応です。
また、無料版はフォントの私的利用のみ許可されています。カスタムフォントを商用利用したい場合は、550円の課金を行って製品版にアクティベートしなければなりません。
Font Dinerは、以下のリンクからダウンロードできます。
フォントのインストール方法について
ダウンロード・インストールしたカスタムフォントアプリを起動し、画面右上の「+」アイコンをタップしましょう。
アプリ内に収録されているカスタムフォントの一覧の中から任意のフォントをタップして「インストール」を実行すると、そのカスタムフォントがiOS13のiPhoneにインストールされます。
フォントの管理方法について
追加したカスタムフォントは、iPhoneの設定アプリ機能で管理可能です。
わざわざカスタムフォントアプリを起動する必要がないので、複数のカスタムフォントを追加インストールしても簡単に一元管理できるメリットがあります。
インストール済みフォントの確認と削除方法
iOS13のiPhoneの「設定」アプリを起動し、「一般」→「フォント」を選択してください。先程追加インストールしたカスタムフォントが「インストール済みのフォント」欄に表示されているはずです。
フォントをタップするとプレビュー表示される機能もあります。フォントの見映えやコピーライトをしっかり確認しておきましょう。
また、フォントの詳細画面右上の「削除」をタップすれば、対象のカスタムフォントをiOS13のiPhoneから削除できます。
カスタムフォントを設定する方法
iOS13のiPhoneに追加インストールしたカスタムフォントを実際に使用してみましょう。
スライド作成アプリ「Keynote」のようにカスタムフォントに対応しているアプリを起動し、フォントの設定機能にて先程インストールしたカスタムフォントを選択してください。入力したテキストがカスタムフォントになります。
対応アプリの変更は設定でのフォントの選択!
なお、iOS13のiPhoneにインストールしたカスタムフォントは、対応アプリの機能と紐付けされています。
新しいカスタムフォントを追加インストールすれば、対応アプリで使えるフォントもその分増えます。
逆に、iPhoneの「設定」アプリでカスタムフォントの削除を行うと、対応アプリ内のフォントデータが変更されてしまいます。ご注意ください。
iOS13に変えた場合のフォントの変更点について
カスタムフォントのダウンロード・インストール機能はiOS13の魅力の一つですが、実はiOS13にアップデートした時点でiPhoneのいくつかのフォントデータが変更されています。
iOS13のフォントの特徴について見ていきましょう。
Safariの表示
iOS13では、ヒラギノ角ゴシックの文字に対してCSSのfont-weight属性でbold, bolder, または700以上を指定した場合めっちゃ太くなっちゃうみたいだから気をつけないとね!
— Ebanat.T (@EbanatT) July 1, 2019
左:iOS12
右:iOS13pb pic.twitter.com/rg8cWxYqUy
iPhoneの標準スマホブラウザ・Safariを起動すると、iOS12の時と比べてフォントが若干変更されていることが分かります。
見出しや太字のフォントが鮮明になり、iPhoneの小型ディスプレイでも文字が見やすくなっています。
しかし、テキストがあまりにも極端に太くなるため、iOS13にアップデートしたiPhoneで初めてSafariを使う時には戸惑うかもしれません。
その場合は、アドレスバーの横に追加された「AA」アイコンをタップしてください。
Webページの表示に用いられるフォントの種類や文字サイズ等をユーザー側でカスタマイズ可能です。自分にとってストレスのないフォント設定に変更しましょう。
ただし、現時点ではSafariの「リーダーを表示」機能に対応したWebサイトでなければフォントのカスタマイズ機能を使えません。
メールのフォント変更機能の追加
iPhoneの標準メールアプリにもフォント変更機能が追加されました。「メール」アプリを起動し、新規作成画面で「Aa」アイコンをタップしてください。
「デフォルトのフォント」をタップすると、入力するテキストのフォントを変更できます。
ただし、送信先の端末がそのフォントに対応していない場合、別のフォントに置き換えられて表示されます。ご注意ください。
iOS13でカスタムフォントを使う時の注意点
iOS13のiPhoneにカスタムフォントをダウンロード・インストールして使う方法は非常に簡単です。
しかし、カスタムフォントは実装されたばかりの新機能であり、利用時には気を付けなければならない点がいくつかあります。
ここでは、iOS13のiPhoneでカスタムフォント機能を使う時の注意点を見ていきましょう。
アプリを消すとフォントも同時に消える
一つ目の注意点は、カスタムフォントアプリをアンインストールするとiPhoneにインストールしたカスタムフォントも同時に削除されてしまうことです。
カスタムフォントアプリをアンインストールする際には、カスタムフォントが使えなくなっても良いのか確認してから実行しましょう。
全てのフォントが変更できるわけではない
二つ目の注意点は、iPhoneの全てのアプリでカスタムフォントを利用できるわけではないことです。
メールアプリではフォントの変更こそ可能ですが、カスタムフォントは使えません。その他、多くのiOSアプリも今のところカスタムフォントに未対応です。
そもそもカスタムフォントをダウンロード・インストールしても、iPhoneのシステムフォントは変更されません。将来的にはユーザー側でシステムフォントの変更が出来るようになるかもしれませんが、現時点では無理です。
iOS13にカスタムフォントを使おう!
今回は、iOS13のiPhoneでカスタムフォントをダウンロード・インストールする方法や使い方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- iOS13には、ユーザーによって作成されたカスタムフォントの追加機能が備わっている
- App Storeで配信されているカスタムフォントアプリをダウンロード・インストールすれば、iOS13のiPhoneにカスタムフォントを追加できる
- 追加されたカスタムフォントは、iPhoneの「設定」アプリ上で確認・削除可能
- ただし、カスタムフォントは全てのiOSアプリで使用できるわけではない(システムフォントも変更されない)
- カスタムフォントアプリをアンインストールすると、端末にインストールしたカスタムフォントも同時に削除されてしまう点に注意が必要
将来的にはより広範囲で使えるようになる可能性が高いので、早めにカスタムフォント機能に慣れておくことをおすすめします。
iOS13のiPhoneをお使いの方は、ぜひ本記事を参考にしてカスタムフォントをチェックしてみてください。