2019年05月22日更新
iCloudのミュージックライブラリをオン/オフにする方法と注意点を解説!!
iCloudのミュージックライブラリをオン/オフにするメリットとデメリットを知っていますか?iCloudのミュージックライブラリを何気なく利用している人もいます。便利な機能なので、ミュージックライブラリの特徴やオン/オフ切り替え方法をマスターしてみましょう。
目次
iCloudのミュージックライブラリをオン・オフするとどうなる?
本記事冒頭の本章ではiCloudのミュージックライブラリをオン・オフにするメリットとデメリットについて紹介していきます。
iCloudのミュージックライブラリをオンにするメリット
iCloudのミュージックライブラリをオンにするメリットを紹介する前に、iCloudミュージックライブラリとはどういった機能なのかを覚えておく必要があります。
Apple Music に登録している場合は、iCloud ミュージックライブラリを有効にしておけば、iTunes ライブラリ全体と、Apple Music のカタログから追加した音楽をお使いのすべてのデバイスから楽しめるようになります。
iCloudミュージックライブラリを利用する大きなメリットは、Apple Musicの音楽をiTunesライブラリと統合できる点です。iCloudはクラウドストレージなので、デバイスのストレージ容量を圧迫することなく、音楽ファイルを保存することが可能となります。
Apple Musicのオフライン再生ができる
iCloudミュージックライブラリ機能を有効にすると、Apple Musicの音楽をオフラインで再生することが可能になります。iCloud上にApple Musicでダウンロードした音楽を保存しておけば、インターネット通信料金を気にすることなく、ネット回線がない場所でも楽しむことができます。
同期せずにiTunesライブラリの音楽が聴ける
iCloudミュージックライブラリを利用するもう1つメリットは、他のAppleデバイスを同期不要で、iTunesライブラリの音楽を聴けるという点です。普段利用しているiPhone以外の、Appleデバイスで同じiCloudアカウントを使ってログインすることで、同期することなくiTunesライブラリの音楽が楽しむことが可能です。
iCloudのミュージックライブラリをオンにするデメリット
前の章ではiCloudのミュージックライブラリを有効化することのメリットについて紹介しましたが、そこにはデメリットもあるので覚えておく必要があります。本章ではiCloudミュージックライブラリを有効にすることのデメリットについて紹介していきます。
DRMが付与される
PCからiCloudに音楽をアップロードすると、自動でApple Musicに登録されている楽曲データと照合されます。Apple Musicに登録されている楽曲は「DRM」が付与されます。「DRM」とは「デジタル著作権管理」のことで、デジタル保護機能の付いた音楽ファイルを指します。
「DRM」が付与されると同一のApple IDを持つiOSデバイスでのみ再生することが可能となり、Apple Musicを解約しPC上の同一ファイルを削除すると視聴することができないということになります。これは、iCloudのミュージックライブラリを利用する上での大きなデメリットとなるので十分に考慮した上で利用を開始してください。
iCloudのミュージックライブラリをオン・オフにする方法
iCloudのミュージックライブラリを有効化するメリットとデメリットを紹介してきました。それらを踏まえた上で問題がなければ、本章で紹介するiCloudのミュージックライブラリをオン・オフにする方法を実行してください。
iCloudミュージックライブラリをオン・オフにする方法は「設定」>「ミュージック」と進めばiCloudミュージックライブラリのオン・オフの切り替えが可能です。
PCからiCloudミュージックライブラリを有効化する場合は、iTunesを起動し上部のメニューバーから「iTunes」>「環境設定」を選択してください。表示される設定画面から「一般」タブを選択してiCloudミュージックライブラリのオン・オフを切り替えます。
Windowsパソコンの場合は「編集」>「環境設定」と進み、「一般」タブから、iCloudミュージックライブラリを有効化できます。また、これらの手順はApple Musicに登録していない状態では、iCloudミュージックライブラリのオン・オフの切り替えができないので注意してください。
前の章でも紹介した通り「DRM」が付与され、楽曲のデータを削除してしまうと、削除した音楽データファイルの再生ができなくなるというデメリットを踏まえた上で実行するようにしてください。
Apple Musicに登録する方法
Apple Musicに新規登録する方法を紹介します。これからApple Musicの利用を開始したい人は参考にしてください。iPhone・iPadからApple Musicを登録したい場合は「設定」>「ミュージック」と進み「Apple Musicに登録」をタップしてください。
スマートフォン上で「Apple Music」が起動します。はじめてApple Musicを利用する場合、2019年5月現在、3ヶ月の月額利用料金が無料でApple Musicを利用することができます。「Try It Free」をタップして、利用したい月額プランを選択してください。
Apple Musicの月額料金プランは下記の通りです。
Apple Music月額プラン | 月額料金 |
---|---|
学生プラン | 月額480円(税込み) |
個人プラン | 月額980円(税込み) |
ファミリープラン | 月額1,480円(税込み) |
Apple Musicの新規登録は、Androidスマートフォン、Windowsパソコン、Macパソコンからでも可能となります。さらに詳しいApple Musicの登録方法を知りたい方は、下記のApple公式ヘルプ・サポートページにアクセスして確認してください。
iCloudのミュージックライブラリを有効にする時の注意点
本記事最後の本章では、iCloudミュージックライブラリを有効にする時の注意点について詳しく解説していきます。iCloudミュージックライブラリを有効にする前に、必ず注意点を読むことをおすすめします。
DRMの付与により音楽データが削除される可能性がある
本記事冒頭の本章でも紹介した「DRM」が付与された音楽データが削除される可能性について詳しく解説していきます。Apple Musicを利用し、iCloudミュージックライブラリを有効化した際に発生する、音楽データファイルが聴けなくなる場合の例を紹介します。
- CDの読み込みや、ダウンロードしたDRMが付与されていない音楽ファイルをiCloudミュージックライブラリにアップロードする
- Apple Musicに登録済みの楽曲ファイルと同期すると、音楽ファイルが「DRM」が付与されたファイルに変換される
- iPhoneなどのデバイスから音楽ファイルを削除してしまう
- Apple Musicを退会し、Apple IDを変更してしまうと「DRM」付与された音楽ファイルが再生できなくなり、元のデータファイルがないと音楽ファイルの復元・視聴が不可能になる
操作手順で誤って音楽データを削除してしまう可能性がある
iCloudミュージックライブラリを有効化する際に表示される同期項目を、間違って選択すると、iPhoneなどのデバイスから音楽ファイルが削除されてしまうので、十分に注意してください。
同期後も楽曲自体は問題なく視聴できますが、スマホなどのデバイス上から音楽ファイルが削除されてしまうと、前の項目で述べたように楽曲が完全に聴けなくなることがあります。
iPhoneの場合
iPhone・iPadでiCloudミュージックライブラリと同期する際に表示される選択項目で、「ミュージックを残す」「削除して置き換える」という選択項目が表示されます。この際に、「ミュージックを残す」を必ず選択してください。
PCの場合
PCのiTunesと同期してApple Musicを利用している人は、PC側でも設定しておく必要があります。Macの場合は「Appleアイコン」>「環境設定」>「一般」と進み「iCloudミュージックライブラリ」のチェックを外してください。
Windowsの場合は「編集」>「環境設定」>「一般」と進み「iCloudミュージックライブラリ」のチェックを外してください。
iCloudのミュージックライブラリのオン・オフの操作には注意しよう!
iCloudのミュージックライブラリのオン・オフの操作や、注意点について紹介しました。Apple Musicは5,000万曲を超す楽曲と、初回登録時に利用できる3ヶ月の月額料金無料プランを提供しているおすすめの音楽配信サービスです。設定方法を間違うと、iTunesやiPhoneに保存しておいた音楽が聴けなくなることがあるので十分に注意してください。
本記事で紹介した手順と注意点を参考に、快適なApple Musicライフを送ってください。