2019年09月27日更新
「iPhoneを探す」機能でPCからiOS端末を探す方法!設定・操作方法を解説!
大切なiPhoneを失ってしまった時に、便利な機能が「iPhoneを探す」ですが、PCを使って失ってしまったiPhoneを探せるのをご存知でしょうか。今回は「iPhoneを探す」機能を使ってPCからiPhoneを探す方法、またその操作方法を解説します。
目次
「iPhoneを探す」をPCで利用するために必要なこと
ますます新機能を追加し、高性能に進化し続けているiPhone。値段もそれに応じて高額になっています。家にいるときも、外出するときも、常にiPhoneは私たちの側にあり、私たちの生活を便利にしてくれます。
そんな今や日常生活にはなくてはならないiOS端末のiPhoneですが、常に持ち運びながら移動するため、ときにはうっかりして置き忘れてしまったり、ポケットに入れていて落として紛失してしまったり、あるいは盗難されたりする経験を多くのユーザーがしています。そんな時に便利なiPhoneの機能が「iPhoneを探す」です。
「iPhoneを探す」は、大切なiPhoneを紛失したときに、紛失したiPhone端末を追跡し、現在の位置情報を瞬時に教えてくれる、とても便利な機能です。特にiPhone端末には、クレジットカード情報をはじめ、大切な個人情報が保存されているので、iPhone端末を追跡調査できる「iPhoneを探す」機能の存在は本当にありがたいものです。
「iPhoneを探す」機能は、すべてのiPhoneの機種に標準インストールされていますが、自動的に使えるようになるわけではありません。主に3つ設定をする必要があります。どんな設定でしょうか。
「iPhoneを探す」がオンになっている
パソコンで「iPhoneを探す」機能を使い紛失したiPhone端末を探すために前もって行う必要のある設定の1つ目は、「iPhoneを探す」をオンに設定することです。基本的に新しいiPhoneを購入すると、その時点で「iPhoneを探す」はオンになっているはずです。しかし、もしもの場合もありますので、しっかりと自分の目でチェックする必要があります。
「iPhoneを探す」を確認する方法
ではどのように「iPhoneを探す」が自分のiPhone端末でオンになっていることを確認できるのでしょうか。これから「iPhoneを探す」を確認する方法を説明します。iPhoneを開き、「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」へと進みます。「iCloud」画面に「iPhoneを探す」が表示されていますので、それがオンになっていることを確認します。
位置情報サービスがオンになっている
パソコンで「iPhoneを探す」機能を使い紛失したiPhone端末を探すために前もって行う必要のある設定の2つ目は、位置情報サービスをオンに設定することです。
位置情報サービスは、iPhoneが紛失した際にパソコンの地図上で紛失したiPhoneを表示するのに不可欠な機能です。この機能がオフだと、パソコンで紛失したiPhone端末の位置情報が取得できません。
位置情報サービスを確認する方法
ではどのように位置情報サービスが自分のiPhone端末でオンになっていることを確認できるのでしょうか。これから位置情報サービスがオンになっているかを確認する方法を説明します。iPhoneを開き、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」へと進みます。
「位置情報サービス」画面にある「位置情報サービス」がオンになっていることをまず確認します。その後同じ画面にある「iPhoneを探す」がオンになっていることを確認してください。これで確認できました。
ネットワークに接続されている
パソコンで「iPhoneを探す」機能を使い紛失したiPhone端末を探すために前もって行う必要のある設定の3つ目は、ネットワークに接続されていることです。紛失したiPhone端末は3Gまたは4G、LTEまたはWi-Fiのいずれかに接続されている必要があります。
接続されていないと、たとえ「iPhoneを探す」「位置情報サービス」がオン設定になっていても、パソコンで紛失したiPhone端末を探すことはできません。
「iPhoneを探す」をPCから端末を探す方法
「iPhoneを探す」をPCで利用するために必要な3つの設定が完了したら、「iPhoneを探す」でPCからiPhone端末を探す方法を考えていきます。紛失したiPhone端末をPCで「iPhoneを探す」機能を使って探すには、いくつかの方法があります。位置情報を地図上で表示させる方法、遠隔操作でサウンド再生をして発見する方法などです。
まずここで紹介するのは、パソコンからiCloud.comを使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得する方法です。
PCで端末を探すための順序
パソコンからiCloud.comを使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するには7つのステップを踏みます。これから、それら7つのステップを1つずつ説明します。
パソコンでiCloud.com検索しアクセスする
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための最初のステップは、パソコンで「iCloud.com」を検索しアクセスすることです。Googleブラウザを開き、検索窓に「iCloud」と入力します。「iCloud.com」のWebサイトが表示されますので、選択し開きます。
ログイン
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための次のステップは、ログインです。「iCloud.com」の最初の画面はログインです。「Apple ID」と表記されている検索ボックスに紛失したiPhone端末に登録したのと同じApple IDを入力します。
「iPhoneを探す」を選択
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための3番目のステップは、「iPhoneを探す」を選択することです。「iCloud.com」ホーム画面には、iPhoneのホーム画面と類似したアプリが表示されます。その中から「iPhoneを探す」を探し選択します。
サインイン
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための4番目のステップは、サインインです。「iCloud.com」にログインした際に使用したのと同じパスワードでサインインをします。その後、自動的に紛失したiPhone端末の位置情報の追跡を始めます。
「すべてのデバイス」を選択
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための5番目のステップは、「すべてのデバイス」を選択することです。表示されている地図の上に「すべてのデバイス」が表示されているので、それを選択します。
端末を選択
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための6番目のステップは、紛失したiPhone端末を選択することです。「iCloud.com」にサインインした際のApple IDで登録したすべての端末が表示されるので、その中から紛失したiPhone端末を見つけ選択します。
位置情報の表示
パソコンから「iCloud.com」を使い、「iPhoneを探す」で紛失したiPhone端末の位置情報を取得するための7番目のステップは、位置情報を表示させることです。紛失したiPhone端末を選択しましたので、表示される地図上に、紛失したiPhone端末がどこにあるかが表示されます。
「iPhoneを探す」のPC で使える他の機能
PCで「iPhoneを探す」を使って紛失したiPhone端末を探す方法は、位置情報を取得するだけではありません。他の方法もあります。さらに「iPhoneを探す」機能を使って、PCから遠隔操作により紛失したiPhone端末に行えることもあります。これかPCで「iPhoneを探す」を使い行える機能のいくつかを紹介します。
サウンドの再生
PCで「iPhoneを探す」を使って紛失したiPhone端末を探す方法には、サウンドの再生を使う方法もあります。サウンドはアラームのようなものです。紛失したiPhoneは意外と近くにあるものです。ただどこに置き忘れたか分からないだけかもしれません。
そんな時に普通、友人や家族の誰かに、自分のスマホに電話をかけてくれないか、頼むのではないでしょうか。その理由は着信音、つかりサウンドによって、置き忘れたiPhoneの場所が特定できるからです。サウンドの再生は同じ方法で紛失したiPhoneの場所を知らせます。ただ違いは、サウンドの再生は遠隔操作で行えることです。
「サウンドの再生」機能の操作方法
「サウンドの再生」機能の操作方法を説明します。紛失したiPhoneお位置情報を取得するのに行ったのと同じ方法で「iCloud.com」へのログイン、「iPhoneを探す」へのサインインを行います。「すべてのデバイス」で紛失したiPhoneを選択すると、画面の右上に操作メニューが表示されます。
その中にある「サウンドの再生」を選択します。これで紛失したiPhoneからサウンドが流れます。サウンドの再生を停止するときは、iPhoneの画面ロックを解除します。
紛失モード
PCで「iPhoneを探す」を使ってできる遠隔操作には、端末の遠隔ロックがあります。遠隔ロックとは、遠隔操作によって紛失したiPhone端末の画面ロックを設定することです。画面ロックが設定されたiPhoneは、パスコードの入力以外の方法で操作することはできません。この遠隔ロックをするために使用する機能が「紛失モード」です。
「紛失モード」で行えること
「紛失モード」で行えることは、遠隔操作で紛失したiPhoneの画面ロックを設定することだけではありません。他にも、紛失したiPhoneの画面に、電話番号やメッセージを表示させることもできます。紛失したiPhoneを見つけた人が心ある人なら、見つけたiPhoneに表示されるメッセージを見て、電話をして連絡してくれるかもしれません。
「紛失モード」機能の操作方法
「紛失モード」機能の操作方法を説明します。「iCloud.com」のログイン、また「iPhoneを探す」のサインイン」そして「すべてのデバイス」から端末を選ぶと、画面右上に操作メニューが表示されます。そこから「紛失モード」を選択します。その後「電話番号」、「メッセージ」を入力します。
「紛失モード」の設定が完了すると、操作画面の右上に「紛失モード」がオレンジ色で表示されます。
データ消去
PCで「iPhoneを探す」を使ってできる遠隔操作には、紛失したiPhoneを見つけた第三者が、大切な個人情報を盗み取ることがないように、遠隔操作でiPhone内のデータを消去する機能もあります。「データ消去」という機能です。
「データ消去」機能の操作方法
「データ消去」機能の操作方法を説明します。「iCloud.com」のログイン、「iPhoneを探す」のサインイン、「すべてのデバイス」から紛失したiPhoneを選択すると画面右上に操作メニューが表示されるので、そこから「iPhoneを消去」を選択します。iPhoneを消去するかを確認されるので「消去」を選択します。
次の画面で紛失したiPhoneのApple IDのパスワードを入力します。
電話番号、メッセージを入力し「完了」を選択するとiPhone内のデータがすべて消去されます。その後操作メニュー画面に「消去済み」のオレンジ色の表示が出ます。
「iPhoneを探す」をPCからオフにする方法
PCで「iPhoneを探す」を使ってできる遠隔操作には、「iPhoneを探す」をオフにすることも含まれます。ただ、PCで「iPhoneを探す」を遠隔操作でオンにすることはできません。しかしPCで「iPhoneを探す」を遠隔操作でオフにすることには、なにかメリットがあるのでしょうか。
端末を手放すときにオフにするのはなぜ?
「iPhoneを探す」をオフにする必要があるのは、iPhone端末を売却したり、譲渡したりするときです。Apple Storeでの下取りや、買取ショップでiPhoneを売却する際に、必ず聞かれるのが「iPhoneを探す」がオフになっているかどうかです。なぜでしょうか。
新しいiPhoneとして利用できない
その理由は、新たにそのiPhoneを購入したユーザーが初期設定をするときに元の持ち主のApple IDとパスワードの入力が求められるからです。それができなければ、永久に使用することはできません。
「iPhoneを探す」をオフにする操作方法
「iPhoneを探す」をオフにする操作方法を説明します。さきほどの「データ消去」の手順とほぼ同じです。違うのは最後の手順です。操作メニューを立ち上げ「iPhoneの消去」→「Apple IDのパスワード入力」→「電話番号の入力」→「メッセージの入力」まで進みます。
「消去済み」のオレンジ色の表示が、操作メニューに表れます。その画面下に「アカウントから削除」がありますのです、それを選択します。これにより、Apple IDとiPhoneとのリンクが削除されるので、第三者による使用やアクティベートができなくなります。これをもって「iPhoneを探す」はオフになります。
PCから「iPhoneを探す」機能で迅速にiOS端末を探しましょう!
PCで「iPhoneを探す」機能を使い、紛失したiPhoneを追跡し探し当てることは可能です。しかし大切なのは、iPhoneがなくなったことに早く気づき、迅速に対処することです。第一発見者が常に親切で心ある人だという保証はありません。iPhoneだけでなく大切な個人情報を守るため、PCで「iPhoneを探す」を使いすぐに行動しましょう。