イコライザーとは?イコライザーでの音質調整方法やおすすめ設定を紹介!
イコライザーを知っていますか?イコライザーは音楽をより良い音質で聴くために必要な機能です。本記事ではイコライザーについての解説、設定方法を紹介します。自分のお気に入りの音質を、音楽に合わせて設定してより快適な音楽ライフを送りましょう。
目次
イコライザーとは?
イコライザーとは、音楽に合わせて「低音」「中音」「高音」を設定して、よりよい音質で音楽を視聴するための機能です。本記事ではiTunesのイコライザーの使い方を紹介していきます。
イコライザーには「フェーダー」と呼ばれるスライダーが搭載されており、それぞれのフェーダーには周波数帯域の数値が記載されています。周波数帯域の数値と、音域の振り分けは下記の通りです。
イコライザー 周波数帯域 |
音域 | 説明 |
---|---|---|
32-250 Hz | 低音域 | 重低音で聞きたいEDMやHIP HOPなどの 楽曲を聴くときに使用します。 フェーダーを上げると、重低音が増していきます。 |
500-2K Hz | 中音域 | ボーカル部分をより強調したい場合に利用します。 また全体のイコライザ効果の低音、高音の バランスを調整する役割も持っています。 |
4K-16K Hz | 高温域 | ラシックなど高音を強調したいときに使用します ポイントを上げるほど、より高低音が増していきます。 |
イコライザーは2種類
イコライザーには大きく分けて「グラフィックイコライザー」と「パラメトリックイコライザー」の2種類があります。それぞれの違いや特徴を紹介します。
グラフィックイコライザー
「グラフィックイコライザー」は主に、「iTunes」やスマートフォンのイコライザアプリ、カーステレオなどの各種オーディオ機器に搭載されている、グラフィックで管理できるイコライザーです。周波数帯域の調整がすでにプリセットされている「周波数帯域」に対応するフェーダーを操作することで、音質調整が可能になります。
音楽ライブ会場や、音楽収録スタジオで見られるイコライザーのフェーダーは主に31バンドが搭載されていますが、一般的なイコライザーアプリでは、その半分ほどのフェーダーが搭載されています。
パラメトリックイコライザー
「パラメトリックイコライザー」は、主に音楽制作する際によく使われる、イコライザーです。「グラフィックイコライザー」とは違い、周波数帯域がプリセットされておらず、自由に音域を設定できるのが大きな特徴です。そのため、音楽制作をする際は、グラフィックイコライザよりもパラメトリックイコライザーが多く利用されます。
イコライザーは2つのタイプがある
また2つのイコライザーには、下記の2つのタイプがあります。
- 「シェルビング」タイプ
- 「ピーキング」タイプ
シェルビング
「シェルビング」タイプと呼ばれるイコライザーは、選択した周波数帯域を周辺を調整するタイプのイコライザーです。
ピーキング
「ピーキング」タイプと呼ばれるイコライザーは周波数帯域を調整するタイプのイコライザーです。
イコライザーでの音質調整方法
本章ではAppleが提供している「iTunes」に搭載されているイコライザーの音質調整方法を紹介します。iTunesのイコライザーは、プリセットという機能が搭載されており、よく聴く音楽のジャンルに合わせた音質調整設定を記憶させておくことができます。iTunesで音楽をより楽しむことができるので、その設定方法を覚えておくと良いでしょう。
なおWindowsユーザーの方で、iTunesを持っていない場合は、下記のリンク先にアクセスしてiTunesをインストールしておいてください。iTunesはWindows・Mac両方のパソコンに対応しています。
イコライザーを手動で調整する
本章ではイコライザーを手動で調整する方法を紹介します。まず、iTunesを起動したらイコライザーを起動します。WindowsとMacでは、iTunesのイコライザー起動方法が異なるので、手順を確認してください。
Windowsの場合
iTunesを開いて、スクリーン上部にあるiTunesのメニューバーの「表示」を選択し「イコライザー」をクリックしてください。
イコライザーがiTunes上に表示されます。イコライザ上の「オン」の部分にチェックを入れてください。「オフ」の状態だと初期設定(フラット状態の音質設定)が適用されます。またメニューボックスをクリックして、表示されるメニュー一覧から「手動」を選択してください。
Macの場合
iTunesを開いて、スクリーン上部にあるiTunesのメニューバーの「ウインドウ」を選択し「イコライザー」をクリックしてください。
イコライザーがiTunes上に表示されます。イコライザ上の「オン」の部分にチェックを入れてください。「オフ」の状態だと初期設定(フラット状態の音質設定)が適用されます。またメニューボックスをクリックして、表示されるメニュー一覧から「手動」を選択してください。
低音よりに設定する
イコライザー 周波数帯域 |
音域 | 説明 |
---|---|---|
32-250 Hz | 低音域 | 重低音で聞きたいEDMやHIP HOPなどの 楽曲を聴くときに使用します。 フェーダーを上げると、重低音が増していきます。 |
中音よりに設定する
イコライザー 周波数帯域 |
音域 | 説明 |
---|---|---|
500-2K Hz | 中音域 | ボーカル部分をより強調したい場合に利用します。 また全体のイコライザ効果の低音、高音の バランスを調整する役割も持っています。 |
高音よりに設定する
イコライザー 周波数帯域 |
音域 | 説明 |
---|---|---|
4K-16K Hz | 高温域 | ラシックなど高音を強調したいときに使用します ポイントを上げるほど、より高低音が増していきます。 |
イコライザーでのおすすめ設定
イコライザーには、音響のプロがおすすめする「パーフェクト」設定と「イヤガズム・エクスプロージョン」設定があります、様々な音楽のジャンルをより良い音質で聴くために考案されたイコライザー設定なので、イコライザーの良いセッティングが見つからない人は試してみてください。
多くの音楽好きが設定する「パーフェクト」
「パーフェクト」設定とは、より良い音質で音楽を楽しむために、各音楽ジャンルに最適だとされるおすすめのiTunesイコライザ設定方法です。HIPHOPやEDM、クラシックやJAZZなどすべての音楽ジャンルを、より良い音質で聴くことができます。
最初に新規プリセットを作成します。プリセットとは、設定したイコライザを保存しておく機能です。おすすめの最強「パーフェクト」設定をiTunesに適用するには、まず新規プリセットを作成します。「ドロップダウンリスト」をクリックして「プリセットを作成」をクリックしてください
続いてフェーダーを調整し「パーフェクト」にイコライザを設定します。下記の設定を数値にフェーダーをセットしてください。
32 | 64 | 125 | 250 | 500 | 1K | 2K | 4K | 8K | 16K |
+3dB | +6dB | +9dB | +7dB | +6dB | +5dB | +7dB | +9dB | +11dB | +8dB |
おすすめの「パーフェクト」の設定方法を紹介しました。次の項ではより高音に特化した、おすすめの「イヤガズム・エクスプロージョン」について紹介します。
より高音を感じたいなら「イヤガズム・エクスプロージョン」
「イヤガズム・エクスプロージョン」設定とは、先ほど紹介した「パーフェクト」設定の4K音域を若干低く設定することで、よりクリアな音質を表現するイコライザ設定です。「イヤガズム・エクスプロージョン」は、海外のプロのミュージシャンが提唱するiTunesのイコライザ設定です。
本物志向の「イヤガズム・エクスプロージョン」はプロのミュージシャンも納得するほどのものですので、実際に設定してみることをおすすめします。
フェーダーを調整し「イヤガズム・エクスプロージョン」にイコライザを設定します。下記の設定を数値にフェーダーをセットしてください。
32 | 64 | 125 | 250 | 500 | 1K | 2K | 4K | 8K | 16K |
+3dB | +6dB | +9dB | +7dB | +6dB | +5dB | +7dB | +4dB | +11dB | +8dB |
おすすめの「イヤガズム・エクスプロージョン」設定の解説は以上です。「パーフェクト」とは違い、より高温域が伸びるのが体感できたでしょうか?ここから自分の好みの音質に調整してみるのも面白いので、試してみてください。
イコライザーで自分好みに設定しよう!
イコライザーとはどういったものなのか、またイコライザーの設定方法を紹介しました。おすすめの「パーフェクト」設定や「イヤガズム・エクスプロージョン」設定を紹介しましたが、音楽の聞こえ方は千差万別です。自分のお気に入りの音質を、音楽に合わせて調整して、より快適な音楽ライフを送ってください。