ダウンロードが遅い時の原因と対処法まとめ！回線速度を高速化するには？

ファイルのダウンロード速度が何らかの原因で遅い際、多くの場合においてその原因はPCではなく、インターネット機器にあります。ここでは、ファイルのダウンロードの速度が遅い時に、すぐに解決して、ダウンロード速度を高速化できる可能性のある原因についてご紹介します。

ルータの不具合が原因となって、ダウンロードが低速化している可能性があります。対処法として、ルーターを再起動することによって、ファイルのダウンロードが高速化することがあります。

お手持ちのルーターの説明書に沿って、電源ボタンを何度か押すか、電源コンセントを抜き差しして再起動してください。作業後にダウンロード速度を計測して、高速化していれば完了です。

ルーターの再起動を実行しても、ファイルのダウンロード速度が高速化しない場合の対処法として、モデムの不具合が原因の可能性もありますので、モデムの再起動が挙げられます。

ルーターの際と同じく、ご自身の機器の説明書に沿って電源ボタンを押すか、電源コンセントを抜き差ししてください。

ファイルのダウンロード速度が遅い原因が、インターネット周辺機器になかった場合、デバイス側に原因があると考えられます。ここではダウンロードが遅い際の代表的なトラブルや、その解決方法をご紹介します。

ファイルのダウンロード速度が遅い原因が、使用しているOSのバージョンが最新では無いからという可能性があります。もしOSが最新バージョンでない場合、対処法としてOSをアップデートすることによって、ファイルのダウンロード速度の高速化が期待できます。OSの状態が最新になっているかご確認のうえ、最新でない場合はアップデートしてください。

Windows10上でのOSのダウンロード、アップデート方法を下記でご説明します。まずは「Ctrl+I」を入力して「設定」を開いてください。

「更新とセキュリティ」をクリックして、更新状態を確認します。

「Windows Update」をクリックしてください。

Windows Update の状態が表示されます。赤枠の部分が画像のようであれば、Windowは最新の状態です。アップデートがある旨のテキストが表示されていれば、表示される手順に沿ってアップデートします。時間を設定しておけば、Windowsは自動でダウンロードが開始されます。

Windowsのダウンロード、アップデートは、インターネットセキュリティの観点から非常に重要です。OSは日々虚弱性が発見されており、そのままではウィルスや不正アクセスの危険性が高まります。そういったことを防ぐためにMicrosoft社は、頻繁に虚弱性や問題点の修正に当たるために、Windowのアップデートを実施して言います。

アップデートをダウンロードせずに放置していると、インターネットトラブルのリスクが増加しますので、できるだけ早めにダウンロードしてください。

ダウンロードの速度が遅いさらなる原因として、メモリーの不足が考えられます。

古いパソコンをご利用の場合や同時に複数の作業を並行して実行している場合、パソコンのメモリーが作業に対して不足している可能性があります。ノートパソコン、並びにデスクトップパソコン両者において、メモリの増設は難しい作業ではありませんので、是非メモリの新規増設を検討してください。

現在ご利用のメモリーが不足しているかどうかは、タスクマネージャーを用いて確認することができます。「Ctrl+shift+Esc」を入力して、タスクマネージャーを表示してください。

タスクマネージャーの、左から2列目の欄がメモリ使用率です。上図では42％が使用されております。この数値が100％に近い場合はパソコンのスペックが限界に近いため、メモリ増設がお勧めです。ダウンロード速度の高速化や、その他の機能向上が期待できます。

ブラウザのキャッシュファイルが蓄積されてしまったことが原因で、ファイルのダウンロードが遅い可能性があります。ブラウザとは、「インターネットエクスプローラー」や、「Safari」、「Google Chrome」といったインターネット上の情報を、パソコンの画面に表示するためのソフトです。

キャッシュとは、パソコンやスマートフォンで一度開いたウェブページの情報を、一時的にその端末に保存し、再度同じウェブページを開くときに、ダウンロードするデータを削減してページの表示を高速化する技術です。

対処法としてキャッシュは手動ですべて削除することができるほか、キャッシュ自体の限界容量も設定することが可能です。溜まりすぎたキャッシュを整理することによってファイルのダウンロード速度が高速化する可能性があります。ご自身の環境やお好みに合わせて適切に設定してください。

以下では、Google chrome上でキャッシュを削除する方法をご紹介します。まずは「Ctrl+shift+Del」を入力して、以下の閲覧履歴データ削除ウィンドウを表示してください。

ウィンドウが表示されたら、最下段にある「キャッシュされた画像とファイル」にのみチェックを入れて、データを削除してください。お好みに合わせて、閲覧履歴とCookie、及びサイトデータも削除できます。

「閲覧履歴」はその名の通り、Googlechrome上で閲覧されたサイトの履歴のことです。期間が設定されていますので一定時期で自動的に消去されますが、不要なデータを消去することによって、ダウンロード速度の高速化が期待できます。

「Cookie」とは、あるサイトを訪問した日時やその回数などについてダウンロードされたデータで、パソコンやスマートフォンに保存されています。ログイン情報を保存するなどの用途で使用され、インターネットの利用が便利になります。削除してしまうと不便が発生してしまう恐れがあるため、基本的にはチェックを外してください。

先ほど紹介したブラウザが最新バージョンでないことが、ファイルのダウンロードが遅い原因の可能性もあります。ブラウザのバージョンを確認して、もし最新バージョンでなければダウンロードすることが対処法です。

セキュリティの観点から、ブラウザのアップデートは適切になされている必要があります。アップデートが必要な場合は、公式サイトからダウンロードすることをおすすめします。

もしお手持ちのパソコンにセキュリティ対策ソフトがインストールされていない場合、パソコンにウィルスが侵入して、ダウンロードが遅い原因になっていることも考えられます。

インターネットウィルスはファイルのダウンロードとともに侵入し、他のデータダウンロードやソフトに悪影響を及ぼす危険なものですので、迅速な対応が必要とされます。対処法として、セキュリティソフトを導入してください。

セキュリティ対策ソフトは有料、無料のものと様々種類がございますが、基本的には有料の高機能なものをおすすめいたします。

単純なデバイスの不具合が原因の場合、ダウンロード速度が遅いパソコンやスマートフォンを再起動することが対処法になる場合もあり、デバイスを再起動するだけでファイルのダウンロード速度が高速化される可能性があります。

ファイルのダウンロード速度が遅い原因が、デバイスではなく接続方法である可能性もあります。ここでは無線LAN、有線LANに分けて、それぞれの具体的な対処法を説明いたします。

ここでは、スマートフォンなどのデバイスを無線LANで接続しており、ダウンロード速度が遅い場合について、ご説明します。

無線LANの設置場所が適切でない可能性があります。窓際や電子機器の近くに無線LANを設置していると、送受信の速度が低速化し、ファイルのダウンロード速度が遅い原因になります。

基本的に無線LANから発せられる電波は、コンクリートや他の電子機器、及び水に弱く、そういったものの近くに設置された無線LANのダウンロード速度は環境の影響を受けます。

対処法として、無線LANの設置場所の変更が挙げられます。コンクリートの壁や、水槽の近くにある場合は他の場所に移動させることによって、ダウンロード速度の高速化が期待できます。

一つの無線LANに対してパソコンやスマートフォンなど、接続しているデバイスが多すぎることが、ダウンロード速度が遅い原因になっていることもあります。

無線LANの電波は分散されればされるほど、低速化する傾向があります。対処法は、使っていないデバイスのWi-Fiをオフにしてしまうことです。一度に接続するデバイス数を少なくしてしまえば、ダウンロード速度が高速化する可能性があります。

ほとんどの場合で、無線よりも有線ケーブルで接続したほうが、送受信される電波は安定し、ダウンロード速度が高速化します。もし現在デバイスを無線で接続している場合は、空いているLANポートを使用して有線接続に変更すると、ファイルの高速なダウンロードができるようになる可能性があります。

無線LAN機器からデバイスまでが遠く離れている場合も、数メートルのLANケーブルを用いて対応でき、正常にデータをダウンロードできます。無線接続をご利用場合は、是非有線接続をご検討ください。

ここからは有線LAN接続を使用していて、ファイルのダウンロード速度が気になる場合についての対処法をご紹介します。

有線LANでデバイスにWi-Fiを接続する場合はケーブルを使用しますが、機器に対応していない規格のケーブルを使用したり、ケーブルが劣化していることに気付いていないことが原因となって、ダウンロード速度が低速化していることもあります。

対処法として、ケーブルの規格や状態を適切に確認することが挙げられます。何年間も同じLANケーブルをご利用の方は、まず使用中の機器に対して、ケーブルの規格が合っているか確認してください。

一般的なCAT５eやCAT6の通信速度が１Gbpsなのに対して、古い規格であるCAT5eは100Mbpsしか出すことができません。もし古いケーブルを使用している場合は、LANケーブルを新しいものに変えるだけで、ダウンロード速度の高速化が可能です。

また、ケーブルが劣化しているかどうか適切に確認することも、対処法の一つです。長年家具などの下敷きになっていたケーブルは予想以上に劣化していることもありますので、そういったケーブルを交換するだけでだの高速化が期待できます。
 

インターネット機器周辺の電源ケーブルが絡まりあったりタコ足配線になったりしていると、ダウンロードが遅くなる原因となります。結束バンドなどを使用して綺麗に整頓すれば、ダウンロード速度が高速化する可能性があります。

また、タコ足配線はダウンロードが低速化するだけでなく、コンセントの定格容量を超えたことに気付かずに電化製品を追加しがちになりますので、発火の危険性もあります。家に複雑になった電源コードがある場合、ぜひ整理をご検討ください。

利用しているインターネット会社にトラブルが発生し、電波障害が起こっている可能性もあります。こういった情報はインターネット上にすぐにアップロードされますので、障害情報を調べてみると解決することもあります。

もし全くインターネットにアクセスできずにデータがダウンロードできない状況に陥ってしまったとしても、他のインターネット環境を利用している、近隣のお知り合いを訪ねていただくことによって解決できます。

企業によるインターネット障害は稀にしか発生しませんが、どの対処法でもダウンロード速度の改善が見られない場合、情報を検索してください。

こういった対策をしてもインターネット速度の改善が見られない場合は、インターネット会社とお住いの物件との相性がわるいくダウンロードが遅い可能性もあるため、他のインターネット回線への乗り換えもお勧めです。

ご利用のインターネットのダウンロード、及びアップロード速度を計測するツールがインターネット上複数あり、ご自身のデバイスの速度を測ることができます。もしいかなる対処法を実行してもダウンロード速度が５Mbpsを下回る場合、回線の変更をおすすめします。

住んでる地域や住宅によって利用可能なダウンロード回線は違いますが、月額料金や最大速度などインターネット会社には様々な違いがあります。また使用している携帯端末によっても月額料金から割引が発生することもございますので、よくお調べのうえご契約ください。

インターネットの通信速度が遅い原因が、モデムにあることもございます。モデムは連続使用によって機器本体が高温になり、そういった温度の上昇は性能の低下につながります。

モデムを触って温度を確認していただき、本体が高温になっていると感じられたら一度電源をオフにしてください。そして、十分に温度が下がったと感じられたらまた電源を入れて、使用を再開することによって、ダウンロード速度の高速化が期待できます。

また温度が高くなってしまう一つの要因として、多くのインターネット周辺機器に囲まれ、温度が高くなりやすい環境に置かれていることが考えられます。もし温度の上がりやすい場所にモデムが設置されている場合は、より機器の少ない、風通しの良い場所に移動させることで、だ速度の高速化が可能です。

複数のデバイスが同時に高負荷のダウンロードを実行すると、ルーターに負担がかかり、それだけでダウンロード速度が遅い原因になります。もしも複数のデバイスで同時にインターネットを使用してダウンロードしている場合、同時使用台数を減らすことで、ダウンロード環境が改善する可能性があります。

特に4人家族などのご家庭ではお子様がスマートフォンなどで動画やゲームを楽しむことも多く、一家がそろう時間帯ではダウンロードの同時利用が非常にネット機器にとって、非常に高負荷なものになります。利用を一部制限することも、だ速度の高速化に効果的です。

ご利用のデバイスが古い場合は、最新のWi-Fi接続に対応していない可能性があります。デバイスをよりスペックの高い物に買い替えるだけで、ダウンロード速度の高速化が期待できます。

もしインターネット環境が何年も変化していない場合、前述の通り一緒に使用しているケーブルなども古くなってしまったり、劣化していることも考えられます。合わせてそういった備品も買い替えることによって、ダウンロード速度の改善が可能です。

もし何年間もの間、同じルーターを使用している場合は、ルーター自体が古くなってしまっている可能性もあります。Nuro光などの高速光回線を契約することによって最大２Gbpsのインターネット回線が導入されますが、もし古いルーターを使用している場合は、ルーターが２Gbpsに対応していないこともあります。

そういった事態を避けるためにも、ご契約されているインターネット情報とルーターをよく確認していただき、もしもルーターが古かったりインターネット回線に対して適切な機器でない場合は買い替えを検討してください。ダウンロード速度の高速化が期待できます。

いかなる対策を試してもダウンロード速度が遅いままで、改善が見られない場合はよりインターネット回線速度の速いプロバイダへの乗り換えがおすすめです。こちらでは、ファイルのダウンロードが遅いままで改善の様子が確認できない際の、プロバイダ乗り換えの基準やポイントをご説明します。

まずは通信速度を測定してください。前述の通り、インターネット上にはご利用の環境のダウンロード、アップロード速度を計測するサイトが複数あります。ダウンロードの速度がいかなる対策を試しても５Mbpsを下回る場合は、回線会社の変更を検討してください。

先述の通り、いかなる対策を試しても改善が見られない場合は、インターネット会社やプロバイダの乗り換えを検討してください。こちらでは、プロバイダ乗り換え時のポイントをご説明します。

各インターネット会社には対応するプロバイダが存在するので、新しくプロバイダを契約する際は、現在ご利用の通信回線に対応するプロバイダを選ぶ必要あります。

どれでも選べるわけではないということにご注意ください。また、各インターネット会社の公式サイトなどで、対応しているプロバイダは紹介されていますので、そちらから選んでいただくことになります。

そして、同じプロバイダでも地域によってインターネットのダウンロード速度に差が出ることもあります。速いプロバイダを契約したとしても、お住いの地域によっては期待していたほどの速度が出ないこともございますので、契約前にはレビューやSNS等で、評判をよく確認してください。

 

加えて、プロバイダ会社は様々なサービスを提供しています。例えばドラマやアニメなどの動画サービスが代表的で、音楽配信などのエンタメ性に富んだ追加サービスもあります。他にも実用的なものとして、契約者のパソコンの無料設定などの便利なサービスもございます。

また、インターネット会社はキャンペーンを頻繁に実施するので、チェックが必要です。期間限定で契約料金が一定期間安くなったり、数か月無料になるといったキャンペーンも実施されており、時期によって様々ですので一通り確認しておくことをおすすめします。

最後のポイントとして、プロバイダを新しく選ぶ際は、周辺地域に加入者が少ない会社がお勧めです。プロバイダ加入者が一か所に集中するとプロバイダ会社への負担が大きくなり、ダウンロード速度の低速化につながる危険があります。

多くのユーザーがいる人気のプロバイダよりは、少しだけ利用率の低い会社の方が、安定的にインターネット環境を楽しめますし、ダウンロード速度もより速いです。

この記事では、インターネットのダウンロード速度が遅い時の全般的な対処法や、インターネット、プロバイダ会社の乗り換え、及びその具体的なチェックポイントについてご説明して参りました。

特に複数人のご家族でご自宅にお住いの方は、パソコンやスマートフォンから同時にたくさんのダウンロードが発生するため、インターネットの速度低下が発生しやすいです。

ダウンロードの速度が遅くなってしまった際は、この記事を参照の上、各対処法をお試しください。またダウンロードの数が機器に対して多すぎたり、ルーターなどのインターネット周辺機器の設置場所に問題がある場合はダウンロード速度が遅くなります。

ご自宅の環境やお好みに合わせて適切に機器を調節し、インターネットのダウンロード速度の改善を行ってください。