Canvathでオリジナルグッズを作ってみた！スマホケースなどの注文方法やサービスの特徴を解説！

イラストや写真を使って、自分だけの一点物を作成したり、オリジナルのスマホケースやパスケースを販売したりすると、まず探さなければならないのが、オリジナルグッズの作成サービスです。Canvathは、1点からオリジナルのスマホケースやパスケース、Tシャツやトートバッグ、クッションやタペストリーなどを作成してくるネットサービスです。

オリジナルグッズ作成サービスは少なくありませんが、そのなかでもCanvathをおすすめできるのは、小ロットでオリジナルグッズを作成して、在庫リスクを避けたい、個人の小規模なネットオーナーです。大ロットの発注をかけられるのなら、もっと単価を低くできるところもありますが、その場合はどうしても在庫を抱えるリスクがあります。

ところがCanvathなら注文を受けてから1個ずつ製造・発送してくれるので、物理的にも金額的にも在庫を抱えるリスクがありません。

いくら1点から注文を受け付けてくれるからといって、値段が高くついては困ります。しかしCanvathは「業界最安値」が特徴のサービスですので、金額的な不安はありません。

Canvathへの注文は、1個から受け付け可能な点も特徴です。そのため、自分だけのスマホケースやパスケースを作る場合だけでなく、ネットショップでの販売を考えている場合でも200個や1,000個といった在庫を抱える必要がありません。

Canvathは、オンラインで簡単にオリジナルグッズを注文できるサービスです。わざわざ現場に足を運ぶ必要もなく、オリジナルグッズが作成でき、ネットショップ経由の顧客にもCanvathから直接発送されるのが特徴です。そのため、自分で商品を発送する手間もかからず、すべてがネットで完結できるサービスなのです。

ここまで述べたように非常に便利なCanvathのサービスですが、その特徴的なサービス故にデメリットに感じられる部分もあります。

Canvathでは、すべての注文は一点物として扱われます。したがって、品物が完成する前にサンプルを確認するということができません。とにかく作ってみて、気にいらなかったらあらためて注文しなおす、という形を採らざるを得ません。最初から間違いのない完成したデータを送付する必要があります。

Canvathでは、業界最安値を維持するためのコストダウンの手段として、問い合わせはオンラインのみとなっています。電話での応対はなく、やりとりはすべてメールのみです。そのため急ぎの連絡などでは不安を感じることもあります。時間の余裕を持って注文をするように心掛ける必要があります。

Canvathと同様にオリジナルグッズを作成するサービスにオリジナルケースファクトリーがあります。しかし、このふたつのサービスの特徴には大きな違いがあります。オリジナルファクトリーは、Canvathと違って一点物の扱いはなく、初めにまとまった数を発注しなければなりません。また、発注数が少ないとCanvathより割高になります。

反面、サンプルを見て出来上がりを確認できますし、なにより特徴的なのがサポートの厚さです。本格的なオリジナルグッズをある程度以上の個数で作成・販売したり、ノベルティを作成したりするのであれば、オリジナルファクトリーの方が向いています。

Canvathの特徴には、作成可能なグッズの種類の多さも挙げられます。スマホケースやパスケース、マグカップ、Tシャツなどから、コミケでテーブルに敷くサークル布やハンドタオル、タペストリーにまで多種多様なグッズが作成できます。次の節では、Canvathで作成可能なグッズを表にしてお見せします。

前節を見ておわかりの通り、Canvathは多くの種類のオリジナルグッズを作成できるサービスです。さすがにそのすべてについて触れることはできませんので、そのなかからスマホケースについてのみ、一通り紹介します。

ベルトを含めて、手帳型のケース表面全面にオリジナル印刷が可能で、iPhone 11/Pro/Pro Maxを始めとしたiPhone各機種用やAndroid汎用のS・M・Lがあります。作り置きではないので、ひとつのデザインで各機種に対応できるのが、Canvathの特徴です。

スマホの裏面だけでなく側面も保護・デザインできるスマホケースです。iPhoneには各機種用がありますが、Androidスマホには対応していないものもありますので要注意です。

ケース自体はスマホの裏面のみならず側面までカバーしていますが、印刷は裏面のみスマホケースです。その分、制作費は側表面印刷スマホケースの半額ほどで済みます。機種対応は、側表面印刷スマホケースとほぼ同じです。

手帳型スマホケースの帯なしバージョンです。帯がない分、開閉が楽ですし、スタンドにもなって便利です。ただし2019年12月現在、iPhone 11シリーズ 用は発売されていません。

手帳型スマホケースの黒地バージョンです。非常にかっこいいスマホケースですが、印刷の発色が濁り気味になることと、サイズがS・M・Lしかなく、カメラ穴もないことに注意してください。

強化ガラスによる七宝焼きのような光沢が特徴的なスマホケースです。ただし、側面印刷には対応していませんし、対応機種もiPhone XR/Max、iPhone X、iPhone 7/Plus、iPhone 8/Plusのみです。

見る角度によって虹模様が浮かびあがるホログラム加工が施されたスマホケースです。こちらも対応機種が限られており、iPhone XR/XS/X/8/7のみの対応で、側面には印刷されません。

キラキラと輝く、「ローズピンク」「ゴールド」「シルバースター」「パステルハート」の4色で、iPhone X/XS/8/7/6s/6に対応しています。グリッター部分を活かすように透明部分をうまく利用するのがコツで、上手に使うと他のスマホケースとは違う、特徴的なスマホケースを作成できます。側面は透明樹脂のみで印刷できません。

グリッターケース同様、鏡の反射を活かしたデザインができるミラー素材のスマホケースで、iPhone X/XS/8/7に対応しています。こちらも側面は透明樹脂のみで印刷できません。

先にも記しましたが、Canvathならスマホケースのみならず、パスケースやカードケースもオリジナルデザインで作成できます。自分だけのデザインのパスケースを携えたり、オリジナルデザインの特徴的なパスケースを販売したりすることも簡単です。

それでは実際にCanvathでオリジナルグッズを作成する方法をお伝えします。

ここでは手帳型スマホケースの作成を例にとって説明します。

Canvathを利用するには、まず会員登録が必要です。会員登録は無料ですので、気軽に登録してください。

会員登録を終えたら、画面右上にある「グッズをつくる」の緑青色のボタンをクリックします。

するとグッズの選択画面に移ります。そのなかから作成したいグッズの下にある「このグッズをつくる」のボタンを選択します。

画面が切り替わりますので、画像を画面上にドラッグ&ドロップするか、「画像をアップロード」のボタンをクリックするかして、グッズに使用する画像をアップロードします。

画像がアップロードできたら、画像の大きさや配置を変更し、タイトルやスマホの機種などの必要な情報を設定します。このとき入力する「商品タイトル」はBASE出品時の商品名になるので、わかりやすく目を惹くものにすることをおすすめします。

グッズの作成や情報入力が完了したら、「保存する」を選択します。

できあがったグッズは、このままでは手許に届きませんし、BASEなどに出品もできません。これを手に入れるには、改めてグッズを発注する必要があります。あらためてCanvathにログインすると、自分が登録した商品が表示されますので、「発注する」の赤いボタンをクリックします。

あとはカートから「発注手続きへ進む」をクリックして、届け先や支払い方法を入力すれば完了です。

通販で気になるのは、税金や送料です。本体価格がいくら安くても税別だったり、送料が高かったりするとなんだか損したように気になりがちです。ですがCanvathの表示価格はすべて税込・送料込の価格です。表示価格以上の金額が必要ありませんので、安心できます。

Canvathからのグッズが届くまでの期間は10日から2週間を見ておくといいでしょう。注文から出荷までが5営業日となっていますので、それに配達が2〜3日加わり、さらに土日や祝祭日、年末年始やお盆休み、GWを挟むと一層到着までの期間が延びることを計算に入れておいてください。

先にも軽く触れましたが、Canvathで作成したオリジナルグッズは。個人向けのネットショップサービスのBASEで販売することができます。

BASEは、誰でもが無料で、しかも最短3分で簡単にネット上にお店を出店できるサービスです。アカウント作成、出店の手数料、月額の利用料もすべて無料な上に、販売時の手数料も割安なので、開業しようと思ったその時から、ネット上に自分のお店を構えることができます。BASEでなら、自作のオリジナルグッズを簡単に販売できるのです。

Canvathで作ったオリジナルグッズは、BASEで簡単に販売できます。しかも、BASEで受けた注文をCanvathに発注しなおすだけで、品物はあなたの手を煩わせることなく、Canvathから直接お客さまのところに届けられます。あなたはBASEでの売り上げとCanvathへの発注金額の差額を利益として得ることができます。

Canvathで作ったオリジナルグッズをBASEに出品するには、まずグッズの画面の「発注する」ボタンのすぐ下にある「BASEへの出品はこちら」のリンクを選択します。

そして、BASEに出品したい商品にチェックを入れて「BASEへ出品する」をクリックします。そのあとは、BASEに移行してログインし、Canvathを連携アプリとして認証、BASE側でオリジナルグッズを出品します。

BASEで商品が売れると、BASE上で支払いが行われ、Canvathのマイページに通知が届きますので、Canvath上で発注をかけ、お客さまへ発送します。送り先はBASEから自動的に転記されますが、念のために確認をした上で発注するように注意してください。

あなたのお気に入りの画像でスマホケースやパスケースなどを作成できるCanvathは、非常に楽しいサービスです。Canvathで、ぜひ自分だけのオリジナルグッズを作成してください。そして自分だけで楽しむのはもったいないほどのグッズが出来上がったら、今度はBASEでそれを販売して、他の人にもその楽しさをわけてあげてくださることを期待しています。