iPhoneのApple IDのサインアウト方法!iCloudのデータはどうなるか解説!

Apple IDをサインアウトする時「データがこのiPhoneから削除されます」という警告文が表示されます。Apple IDのサインアウトをするとデータは消えてしまうのか、と疑問に思った方はこちらを一読ください。サインアウトするとどうなるか徹底解説します。

iPhoneのApple IDのサインアウト方法!iCloudのデータはどうなるか解説!のイメージ

目次

  1. 1iPhoneでApple IDのサインアウトをするには?
  2. Apple IDのサインアウトが必要な場面
  3. Apple IDのサインアウト方法
  4. 2iPhoneでApple IDのサインアウトをするとどうなる?
  5. Apple IDのサインアウト後でもiCloudデータは消えない
  6. Apple IDのサインアウト後に一部サービスが利用できなくなる
  7. 3iPhoneでApple IDのサインアウトができないときは?
  8. (1)iPhoneを再起動する
  9. (2)「iPhoneを探す」をオフにする
  10. (3)Apple IDのパスワードをリセットする
  11. 4iPhoneのApple IDをサインアウトしてもiCloudのデータは復元できる!

iPhoneでApple IDのサインアウトをするには?

iPhoneユーザーにとって、Apple IDとiCloudはなくてはならない存在です。特別な設定をしなくても、初めからApple IDでiCloudにサインインしている状態なので、その存在を強く意識することはないでしょう。

Apple IDとiCloudによって、大きな恩恵を受けていますが、もしもサインアウトした場合どうなるのか、その恩恵はなくなってしまうのか、気になるところでしょう。噂の中には、サインアウトをするとデータが全て消えてしまうのでは、という話もあります。

Apple IDでiCloudのサインアウトをした時、本当にデータが消えてしまうのか、一体どうなるのか、正しい情報を確認し、サインアウトが必要な場面で、焦らず対応ができるように備えましょう。

Apple IDのサインアウトが必要な場面

Apple IDのサインアウトをしたことがない方は、Apple IDのサインアウトをする場面とは、どのような場面なのか、パッと思いつかないかもしれません。iPhoneを通常利用している中で、Apple IDのサインアウトが必要になる場面は滅多にないため、知らない方が自然でしょう。

ですが、誰にでも起こりうる事態によって、Apple IDのサインアウトは必要になってきます。

(1)アプリが不調

Apple IDを頻繁に使う場面として、アプリの購入が挙げられるでしょう。しかし、App Store内のアプリを購入する際、Apple IDとパスワードを入力しても、アプリの購入やダウンロードが進まない場合があります。

アプリとApple IDの間で何らかの不具合が起きている可能性があり、この場合Apple IDのサインアウトをし、再度サインインすると問題が解決しやすいです。このようにアプリのトラブル時には、Apple IDのサインアウトが必要になってきます。

(2)iPhoneを下取りに出す

iPhoneの下取り時にも、Apple IDのサインアウトは必要です。Apple IDにサインインしたままだとどうなるのかと言うと、個人情報が漏洩する恐れあります。iPhoneを下取りに出すときは、しっかりとデータを初期化し、Apple IDのサインアウトを忘れないようにしましょう。

Apple IDのサインアウト方法

Apple IDのサインアウトが必要になる時がある、と分かったところで、Apple IDのサインアウトの方法を確認しましょう。iPhoneさえあれば、いつでもどこでもサインアウトすることができます。

設定アプリからiCloudのサインアウトを行う

まずは、iPhoneの設定アプリを開きましょう。設定画面を下にスクロールし、「パスワードとアカウント」をタップします。

次に、パスワードとアカウント内の「iCloud」をタップし、iCloud画面の一番下にある「サインアウト」を選択しましょう。

iCloudのサインアウト画面

「アカウントからサインアウトすると、iCloudに保存されているすべてのiCloud写真の写真とiCloud Driveの書類とデータがこのiPhoneから削除されます。」と表示され、本当にサインアウトするか聞かれます。

文章に削除とありますが、あくまでiPhoneからデータが消えるだけで、おおもとのデータはiCloudにあるため、気にせず「サインアウト」を選択し、次に進んでください。

「iPhoneから削除」をタップし、「iPhoneに残す」「iPhoneから削除」のどちらかを選びましょう。

最後にApple IDを入力し、iPhoneを探すをオフにすれば、Apple IDのサインアウトは完了です。

iCloudのサインアウト画面

iPhoneでApple IDのサインアウトをするとどうなる?

iPhoneでApple IDのサインアウトをする時、不安になるような警告文が表示されます。中でもユーザーを最も不安にさせる文章は、「削除されます」の部分でしょう。iPhoneを下取りに出す時はともかく、アプリの不調対策に、Apple IDをサインアウトさせたいだけなのに、それでiPhoneのデータが消えてしまうのは、あまりに代償が大きすぎます。

ですが、ご安心ください。Apple IDのサインアウトをしたからといって、データが完全に削除されるわけではありません。

Apple IDのサインアウト後でもiCloudデータは消えない

iPhoneの基本データ(写真やビデオ・ファイル・メッセージ・メールなど)はiPhoneの中にあるのではなく、iCloudに保存されています。Apple IDのサインインをすることで、iCloudにあるデータをiPhoneに引っ張り、iPhoneで利用することができるのです。

そのため、Apple IDのサインアウトをすると、iCloudとの繋がりが切れるため、iPhone上のデータは消えてしまいます。ですが、iCloudにはデータが残ったままなので、再度Apple IDのサインインをすれば、iPhone内にデータは戻ってきますし、通常利用することができます。

(iCloudストレージがいっぱいだと、あふれた写真やビデオなどはiPhone内に直接保存されるため、Apple IDのサインアウトをしても残っている場合があります。)

iPhoneのデータは「iPhoneに残す」を選択しなかったものは全削除される

Apple IDのサインアウトをした後でもiPhone内にデータを残したい場合、救済措置としてデータを「iPhoneに残す」という選択肢があります。iCloud上にあるデータのコピーを一時的に作ることができるのです。

逆に「iPhoneから削除」を選択すると、文字通りiPhoneからデータは削除されるので注意しましょう。

iCloudのサインアウト画面

ちなみに、iPhoneにコピーデータを残した場合、再度Apple IDのサインインをすると、iCloudのデータとiPhone内にあるコピーデータは同化します。容量が増えるわけではないので、容量を気にする方でも安心してデータを残すことができます。

Apple IDのサインアウト後に一部サービスが利用できなくなる

Apple IDのサインアウトをするとどうなるか把握しておく上で、サービスの利用が制限される部分も重要です。Apple IDは様々なサービスで利用できる便利なIDですが、裏を返せばApple IDがないとそのサービスが利用できないということになります。

「App Store」「iMessage」「FaceTime」など、Apple ID必須のサービスが利用できない点を忘れないように気を付けましょう。

iPhoneでApple IDのサインアウトができないときは?

Apple IDのサインアウトをするとどうなるか分かれば大丈夫、と安心している方はお待ちください。どうなるか結果だけを見ていては、トラブルが起きた時に足をすくわれてしまいます。

Apple IDのサインアウトが上手くいかない、そんなトラブルが起きる可能性は十分にあります。トラブルが起きても正しく対処ができるように、プラスアルファの知識も付けておきましょう。

(1)iPhoneを再起動する

Apple IDのサインアウトができない時、まずはiPhoneの再起動を試してみましょう。Apple IDのサインアウトに限らず、iPhone内の様々なトラブルは、本体の再起動で改善する可能性が非常に高いです。iPhoneを一度リセットし、再度Apple IDのサインアウトができないか確認しましょう。

(2)「iPhoneを探す」をオフにする

「iPhoneを探す」がオフになっていないと、Apple IDのサインアウトはできません。一応Apple IDのサインアウト時に、「iPhoneを探す」をオフにするように進められますが、不具合が生じて上手くオフにできない場合があります。事前に「iPhoneを探す」をオフにし、Apple IDのサインアウトを行いましょう。

iCloudの画面

(3)Apple IDのパスワードをリセットする

サインアウトのトラブルの原因がApple IDそのものにあるかもしれません。Apple IDの不具合なら、Apple IDのパスワードをリセットすることで解決します。

サインアウトを繰り返し選択し、「Apple IDがロックされています」の表示を出しましょう。「アカウントのロック解除」を選択し、「セキュリティ質問に答える」からApple IDのパスワードをリセットすることができます。

iPhoneのApple IDをサインアウトしてもiCloudのデータは復元できる!

Apple IDのサインアウトは滅多にすることではありませんが、誰でも必要になる時がくる可能性はあります。サインアウトが必要な時に、Apple IDのサインアウトをしたらどうなるか、分からず不安になってしまうと、スムーズにサインアウトをすることができなくなってしまいます。

Apple IDをサインアウトしても、データが全て消えるわけではないということを覚えておき、サインアウトが必要な時に、素早く行動できるようにしましょう。

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
大和みやび
よろしくお願いします。