2019年05月18日更新
iPhoneのApple IDのサインアウト方法!iCloudのデータはどうなるか解説!
Apple IDをサインアウトする時「データがこのiPhoneから削除されます」という警告文が表示されます。Apple IDのサインアウトをするとデータは消えてしまうのか、と疑問に思った方はこちらを一読ください。サインアウトするとどうなるか徹底解説します。
目次
- 1iPhoneでApple IDのサインアウトをするには?
- ・Apple IDのサインアウトが必要な場面
- ・Apple IDのサインアウト方法
- 2iPhoneでApple IDのサインアウトをするとどうなる?
- ・Apple IDのサインアウト後でもiCloudデータは消えない
- ・Apple IDのサインアウト後に一部サービスが利用できなくなる
- 3iPhoneでApple IDのサインアウトができないときは?
- ・(1)iPhoneを再起動する
- ・(2)「iPhoneを探す」をオフにする
- ・(3)Apple IDのパスワードをリセットする
- 4iPhoneのApple IDをサインアウトしてもiCloudのデータは復元できる!
iPhoneでApple IDのサインアウトをするには?
iPhoneユーザーにとって、Apple IDとiCloudはなくてはならない存在です。特別な設定をしなくても、初めからApple IDでiCloudにサインインしている状態なので、その存在を強く意識することはないでしょう。
Apple IDとiCloudによって、大きな恩恵を受けていますが、もしもサインアウトした場合どうなるのか、その恩恵はなくなってしまうのか、気になるところでしょう。噂の中には、サインアウトをするとデータが全て消えてしまうのでは、という話もあります。
Apple IDでiCloudのサインアウトをした時、本当にデータが消えてしまうのか、一体どうなるのか、正しい情報を確認し、サインアウトが必要な場面で、焦らず対応ができるように備えましょう。
Apple IDのサインアウトが必要な場面
Apple IDのサインアウトをしたことがない方は、Apple IDのサインアウトをする場面とは、どのような場面なのか、パッと思いつかないかもしれません。iPhoneを通常利用している中で、Apple IDのサインアウトが必要になる場面は滅多にないため、知らない方が自然でしょう。
ですが、誰にでも起こりうる事態によって、Apple IDのサインアウトは必要になってきます。
(1)アプリが不調
Apple IDを頻繁に使う場面として、アプリの購入が挙げられるでしょう。しかし、App Store内のアプリを購入する際、Apple IDとパスワードを入力しても、アプリの購入やダウンロードが進まない場合があります。
アプリとApple IDの間で何らかの不具合が起きている可能性があり、この場合Apple IDのサインアウトをし、再度サインインすると問題が解決しやすいです。このようにアプリのトラブル時には、Apple IDのサインアウトが必要になってきます。
(2)iPhoneを下取りに出す
iPhoneの下取り時にも、Apple IDのサインアウトは必要です。Apple IDにサインインしたままだとどうなるのかと言うと、個人情報が漏洩する恐れあります。iPhoneを下取りに出すときは、しっかりとデータを初期化し、Apple IDのサインアウトを忘れないようにしましょう。
Apple IDのサインアウト方法
Apple IDのサインアウトが必要になる時がある、と分かったところで、Apple IDのサインアウトの方法を確認しましょう。iPhoneさえあれば、いつでもどこでもサインアウトすることができます。
設定アプリからiCloudのサインアウトを行う
まずは、iPhoneの設定アプリを開きましょう。設定画面を下にスクロールし、「パスワードとアカウント」をタップします。
次に、パスワードとアカウント内の「iCloud」をタップし、iCloud画面の一番下にある「サインアウト」を選択しましょう。
「アカウントからサインアウトすると、iCloudに保存されているすべてのiCloud写真の写真とiCloud Driveの書類とデータがこのiPhoneから削除されます。」と表示され、本当にサインアウトするか聞かれます。
文章に削除とありますが、あくまでiPhoneからデータが消えるだけで、おおもとのデータはiCloudにあるため、気にせず「サインアウト」を選択し、次に進んでください。
「iPhoneから削除」をタップし、「iPhoneに残す」か「iPhoneから削除」のどちらかを選びましょう。
最後にApple IDを入力し、iPhoneを探すをオフにすれば、Apple IDのサインアウトは完了です。
iPhoneでApple IDのサインアウトをするとどうなる?
iPhoneでApple IDのサインアウトをする時、不安になるような警告文が表示されます。中でもユーザーを最も不安にさせる文章は、「削除されます」の部分でしょう。iPhoneを下取りに出す時はともかく、アプリの不調対策に、Apple IDをサインアウトさせたいだけなのに、それでiPhoneのデータが消えてしまうのは、あまりに代償が大きすぎます。
ですが、ご安心ください。Apple IDのサインアウトをしたからといって、データが完全に削除されるわけではありません。
Apple IDのサインアウト後でもiCloudデータは消えない
iPhoneの基本データ(写真やビデオ・ファイル・メッセージ・メールなど)はiPhoneの中にあるのではなく、iCloudに保存されています。Apple IDのサインインをすることで、iCloudにあるデータをiPhoneに引っ張り、iPhoneで利用することができるのです。
そのため、Apple IDのサインアウトをすると、iCloudとの繋がりが切れるため、iPhone上のデータは消えてしまいます。ですが、iCloudにはデータが残ったままなので、再度Apple IDのサインインをすれば、iPhone内にデータは戻ってきますし、通常利用することができます。
(iCloudストレージがいっぱいだと、あふれた写真やビデオなどはiPhone内に直接保存されるため、Apple IDのサインアウトをしても残っている場合があります。)
iPhoneのデータは「iPhoneに残す」を選択しなかったものは全削除される
Apple IDのサインアウトをした後でもiPhone内にデータを残したい場合、救済措置としてデータを「iPhoneに残す」という選択肢があります。iCloud上にあるデータのコピーを一時的に作ることができるのです。
逆に「iPhoneから削除」を選択すると、文字通りiPhoneからデータは削除されるので注意しましょう。
ちなみに、iPhoneにコピーデータを残した場合、再度Apple IDのサインインをすると、iCloudのデータとiPhone内にあるコピーデータは同化します。容量が増えるわけではないので、容量を気にする方でも安心してデータを残すことができます。
Apple IDのサインアウト後に一部サービスが利用できなくなる
Apple IDのサインアウトをするとどうなるか把握しておく上で、サービスの利用が制限される部分も重要です。Apple IDは様々なサービスで利用できる便利なIDですが、裏を返せばApple IDがないとそのサービスが利用できないということになります。
「App Store」「iMessage」「FaceTime」など、Apple ID必須のサービスが利用できない点を忘れないように気を付けましょう。
iPhoneでApple IDのサインアウトができないときは?
Apple IDのサインアウトをするとどうなるか分かれば大丈夫、と安心している方はお待ちください。どうなるか結果だけを見ていては、トラブルが起きた時に足をすくわれてしまいます。
Apple IDのサインアウトが上手くいかない、そんなトラブルが起きる可能性は十分にあります。トラブルが起きても正しく対処ができるように、プラスアルファの知識も付けておきましょう。
(1)iPhoneを再起動する
Apple IDのサインアウトができない時、まずはiPhoneの再起動を試してみましょう。Apple IDのサインアウトに限らず、iPhone内の様々なトラブルは、本体の再起動で改善する可能性が非常に高いです。iPhoneを一度リセットし、再度Apple IDのサインアウトができないか確認しましょう。
(2)「iPhoneを探す」をオフにする
「iPhoneを探す」がオフになっていないと、Apple IDのサインアウトはできません。一応Apple IDのサインアウト時に、「iPhoneを探す」をオフにするように進められますが、不具合が生じて上手くオフにできない場合があります。事前に「iPhoneを探す」をオフにし、Apple IDのサインアウトを行いましょう。
(3)Apple IDのパスワードをリセットする
サインアウトのトラブルの原因がApple IDそのものにあるかもしれません。Apple IDの不具合なら、Apple IDのパスワードをリセットすることで解決します。
サインアウトを繰り返し選択し、「Apple IDがロックされています」の表示を出しましょう。「アカウントのロック解除」を選択し、「セキュリティ質問に答える」からApple IDのパスワードをリセットすることができます。
iPhoneのApple IDをサインアウトしてもiCloudのデータは復元できる!
Apple IDのサインアウトは滅多にすることではありませんが、誰でも必要になる時がくる可能性はあります。サインアウトが必要な時に、Apple IDのサインアウトをしたらどうなるか、分からず不安になってしまうと、スムーズにサインアウトをすることができなくなってしまいます。
Apple IDをサインアウトしても、データが全て消えるわけではないということを覚えておき、サインアウトが必要な時に、素早く行動できるようにしましょう。