【Android】スマホでテザリングする設定と料金は?申し込み方法や注意点も解説!
外出先などでPCをネット接続するのにWi-Fiがない環境では、Androidスマホをルーター代わりにしてテザリングするのが便利です。そこで今日はAndroidスマホでテザリングするための設定方法やキャリアそれぞれの料金を、申込方法や注意点とあわせて解説します。
目次
- 1Androidでのテザリングの種類
- ・Wi-Fiでのテザリング
- ・Bluetoothでのテザリング
- ・USBケーブルでのテザリング
- 2Androidでのテザリングの使い方
- ・Wi-Fiでのテザリング
- ・Bluetoothでのテザリング
- ・USBケーブルでのテザリング
- 3Androidでのテザリングの料金と申し込み方法
- ・ドコモでテザリングする場合
- ・auでテザリングする場合
- ・ソフトバンクでテザリングする場合
- ・格安SIMでテザリングする場合
- 4Androidでテザリングを使うときの注意点
- ・テザリングできないスマホがある
- ・バッテリーの消費が激しい
- ・パケットの大量消費には注意
- 5Androidでテザリングをするメリット
- ・自宅のルーター代わりになる
- ・外出先のセキュリティも安心
- 6Androidスマホでテザリングしよう!
Androidでのテザリングの種類
AndroidスマホでのテザリングにはWi-Fi、Bluetooth、USBケーブルの3種類から選択できます。それぞれのテザリングについて説明していきます。
Wi-Fiでのテザリング
Androidスマホをインターネットのルーターとして、スマホとPCをWi-Fi接続でネットにつないくテザリングの方法です。Wi-Fiのテザリングは同時に数台の機器をネット接続させることができます。
Bluetoothでのテザリング
AndroidスマホとPCなどの機器をBluetoothを介してインターネット接続させる方法です。Wi-FiでのテザリングよりAndroidスマホのバッテリーの持ちがよくなります。
USBケーブルでのテザリング
スマホとPCなどをUSBケーブルで接続し、スマホ経由でインターネットを利用する方法です。この場合、USBケーブルでスマホとPCが接続されているので、スマホのバッテリー充電をしながらテザリングができます。
Androidでのテザリングの使い方
実際にAndroidスマホでのテザリングの方法をWi-Fi、Bluetooth、USBケーブルそれぞれ解説していきます。
Wi-Fiでのテザリング
まずはAndroidスマホとPCをWi-Fiでテザリングする方法です。Wi-FiテザリングはUSBケーブルなど付属品が必要なく、テザリングの方法としては最も使用されている方法と言えます。また、PC以外でもBluetoothを持たないゲーム機器やデジカメでも接続が可能なので便利です。
スマホの設定
まずはAndroidスマホの設定から行います。Androidスマホはメニュー名などが機種によって異なることがありますが(画像のAndroidスマホはASUSです)、項目が見つけられない場合は「設定」画面の「検索」でテザリングと検索すると見つけられる場合があります。
「設定」>「無線とネットワーク」>「テザリングとポータブルアクセス」の順にタップしていきます。最初に「テザリングとポータブルアクセス」の中の「Wi-Fiテザリング」はOFFになっているはずです。
この「Wi-Fiテザリング」の右の切り替えスイッチをタップしてONにすると、「Wi-Fiテザリングをセットアップ」という画面が表示されます。通常、ネットワーク名やパスワードは自動入力されていますが、変更したい場合は入力し直し、「保存」をタップします。これでAndroidスマホ側のWi-Fiテザリングの設定は完了です。
PCの設定
AndroidスマホのWI-Fiテザリングの設定が整ったら、続いてPC側の設定を行います。タスクバーにあるWi-Fiのアイコンを左クリックし、さきほどAndroidスマホで「Wi-Fiテザリングをセットアップ」で設定したネットワーク名を探します。見つけたら、「接続」をクリックします。
「ネットワークセキュリティキー」の入力を求められますが、これは先ほどAndroidスマホの「Wi-Fiテザリングをセットアップ」で設定・保存したパスワードのことです。入力したら「接続」をクリックします。これで最初未接続で✖がついていたPCのWi-Fiがネットに接続されていれば完了です。
Bluetoothでのテザリング
次に、AndroidスマホとPCをBlutoothでテザリングする方法です。Bluetoothでテザリングする場合、まずペアリングという設定を行ってからテザリングさせます。
スマホの設定
まずはAndroidスマホのペアリング設定の手順です。Androidスマホの「設定」>「無線とネットワーク」を開き、BluetoothをタップしてOFFからONに切り替えます。次に、「テザリングとポータブルアクセス」をタップして「Bluetoothテザリング」をOFFからONにタップして切り替えます。
PCの設定
PCの「スタート」>「歯車マーク(設定)」>「デバイス」>左メニューの「Bluetoothとその他のデバイス」>「+Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックします。
Androidスマホ(今回はASUSのAndroidスマホを使用しています)をPCが検出したら、該当するAndroidスマホをタップします。
Windows PC画面とAndroidスマホ画面に同じペア認定コードが表示されますので、PCの「はい」またはスマホの「ペア設定する」をタップします。
PC側には「接続成功」、Androidスマホ側には「ペアリングされたデバイス」として自分のPCが表示されていれば完了です。
USBケーブルでのテザリング
テザリングとしてはWi-Fiが一番利用されている方法ではありますが、USBケーブルでのテザリングがWi-FiやBluetoothの無線でテザリングをするよりも通信が安定します。また、前項「USBケーブルでのテザリング」でお話ししたように、PCからAndroidスマホへ充電しながらテザリングすることができます。チャージャーがそのままUSBケーブルとして使用できるので、テザリングのためにUSBケーブルを買い足す必要もありません。
スマホの設定
AndroidスマホとPCをUSBケーブルで接続します。続いて、Androidスマホの「設定」>「無線とネットワーク」>「テザリングとポータブルアクセス」の順にタップしていきます。
「テザリングとポータブルアクセス」の中にある「USBテザリング」をタップしてOFFからONに切り替えます。この時点でスマホ画面尾左上にUSBのマークが表示されます。
PCの設定
スマホ側で「USBテザリング」をONに切り替えた瞬間に、PCに左側の表示がされる場合は、そのまま「Yes」をクリックします。もし、PC画面上に何も表示されない場合は、タスクバーにあるPCアイコンを左クリックし、UCBでのテザリングをクリックして選択すれば完了です。このPCではAndroidスマホをNetwork2と表示していますが、これはPCによって変わってきます。
Androidでのテザリングの料金と申し込み方法
では、Androidスマホでテザリングをする場合の気になる料金やキャリアそれぞれの申し込み方法について紹介していきます。
ドコモでテザリングする場合
まずはドコモです。ドコモの場合、テザリングする場合の追加申し込みは一切必要ありませんが、2016年4月より前に発売されたドコモのスマホを使ってテザリングする場合には、「spモード」の契約が必要となります。また、テザリングをするための追加料金は発生しません。テザリングのための申し込みや別途追加料金はかかりませんが、当然ながらパケット通信料は発生します。
auでテザリングする場合
auでは、テザリングする場合、別途テザリングの申し込みが必要です。また、料金プランによって月額利用料が発生します。
料金プラン | 月額利用料 |
新auピタットプラン auピタっとプラン(S) auフラットプラン7プラス auデータMAXプラン |
無料 |
auフラットプラン20 auフラットプラン25Netflixパック データ定額20/30(2019年8月31日受付終了) |
500円(税抜) |
データ定額1/2/3/5(2019年8月31日受付終了) ジュニアスマートフォンプラン カケホ(ケータイ) スーパーカケホ(ケータイ) VKプラン、VKプランS、VKプランM、LTEプランS |
無料 |
上記以外のデータ(パケット)定額サービスまたは料金プラン | 500円(税抜) |
ソフトバンクでテザリングする場合
キャリア大手3社目のソフトバンクは、ソフトバンクでは「テザリングオプション」と呼ばれ、データ(パケット)定額サービスへの申し込み加入が必要となります。毎月の料金は下記の通りです。
データ(パケット)定額サービス | 月額料金 |
データ定額50GBプラス/ミニモンスター データ定額20GB/30GB/50GB データ定額スマホデビュー 家族データシェア50GB/100GB 法人データシェアギガパック50/100 |
500円(税抜) |
データ定額ミニ 1GB/2GB データ定額(おてがるプラン専用) データ定額5GB データ定額S(4Gケータイ) |
無料 |
上記以外 | 500円(無料) |
格安SIMでテザリングする場合
最近は大手キャリアではなく、格安SIMを使用している人も多くなりました。格安SIMでテザリングする場合は、申し込みは不要、テザリングのための別途料金も発生しません。ですがスマホによってはテザリングできなかったり、テザリングできても速度が異様に遅く使い物にならない場合があります。
それぞれの公式サイトでは機種別の動作確認済み端末をチェックすることができますので、もし新規に格安SIMの購入を考えている場合は自分のAndroidスマホでちゃんと動作するか事前に確認してから購入・申し込みしましょう。
Androidでテザリングを使うときの注意点
Androidスマホでテザリングをする際にはいくつか注意点がありますので、挙げていきます。
テザリングできないスマホがある
ドコモ以外のauやソフトバンクはテザリングのための別途申し込みが必要だとお話ししましたが、申し込みに関係なくテザリングできないスマホがあります。それはそもそもテザリングに対応していない機種です。例えば古い機種のAndroidなど、テザリング機能を搭載していない機種では残念ながらテザリングは不可能です。
どのAndroid機種がテザリングに対応しているか否かはドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの公式サイトで確認できます。格安SIMの場合、動作確認機種が掲載されていることが多いのですが、不安な場合は直接各社へ問い合わせしましょう。テザリングの可否とは違いますが、ドコモはテザリング中に着信があっても、テザリングしたまま通話が可能です。auでは通話が優先され、通話が終了すると自動でテザリングが再開されます。
キャリアそれぞれにテザリングに特徴を持たせていますので注意しましょう。
バッテリーの消費が激しい
テザリングを利用すると、普通にスマホを使用するよりもバッテリーの消費が激しくなります。特にWi-Fiでテザリングをすると急激にバッテリーを消費するので注意しましょう。頻繁にWi-Fiテザリングを行う際は、モバイルバッテリーを常備しておくと安心です。
バッテリー残量が気になる、でもどうしてもテザリングが必要な場合はBluetoothでテザリングした方がWi-Fiでテザリングするよりもバッテリー消費を抑えられますので覚えておくと役に立ちます。
パケットの大量消費には注意
Androidスマホでテザリングをすると、PCで使ったデータ量がそのままスマホのパケット量と使うことになります。契約しているパケット容量を使い切ってしまうと、当然ながら制限がかかってしまい通信速度が低下してしまうので注意が必要です。頻繁にテザリングする必要があるなら、契約している通信量の見直しをした方がよいでしょう。また、テザリング中のPCの使い方にも注意しましょう。
例えばオンラインストレージの自動同期をONにしている場合、テザリングを始めた瞬間から同期の処理がはじまり、かなりの量のパケットを消費してしまいます。テザリングの際はPC側のオンラインストレージや自動更新など今やる必要のないものはOFFにしておいた方が無難です。
Androidでテザリングをするメリット
Androidスマホでのテザリング設定方法や申し込み方法・料金など説明してきましたが、ここで改めてAndroidスマホでテザリングするメリットを挙げていきましょう。
自宅のルーター代わりになる
自宅でのネット環境の一つとしてAndroidスマホをルーター代わりに使用するのも便利です。例えば一人暮らしをしている人が、自宅にインターネットをひいても毎日1~2時間しか使用しないならわざわざインターネット契約せずにスマホだけでネットを利用するのも節約になります。
外出先のセキュリティも安心
外出先でネット環境を探す場合、最近は公共施設で無料Wi-Fiが提供されていることが多くありますが、ここで心配なのがセキュリティ面です。Androidスマホをルーターにすることでセキュリティ面に不安のある無料Wi-Fiを利用する必要もないため、安心です。
Androidスマホでテザリングしよう!
外出先でもAndroidスマホでテザリングすればセキュリティ面の心配もなくインターネットに接続ができます。バッテリー消費とパケット通信容量に注意しながらテザリングでさっとネット環境を確保してください。