Android Studioとは?インストール・ダウンロード方法と設定や使い方を解説!
Android Studioのインストールやダウンロードから、実際にアプリを作成してテストをする使い方までを紹介します。Android Studioを利用することで快適にアプリ開発ができるため、アプリ開発に興味があればぜひ利用しましょう。
目次
- 1Android Studioとは?
- ・Androidアプリケーション開発の統合開発環境
- ・Windows・MacOS・Linuxに対応
- 2Android Studioをインストールするにはどうする?
- ・Android Studioのインストーラのダウンロード
- ・Android Studioのインストール後の初期設定
- ・追加SDKのインストール
- 3Android Studioをインストールできないときはどうする?
- ・インストールフォルダのパスに日本語がないか確認
- ・JDKフォルダの位置を確認
- 4Android Studioの使い方は?
- ・アプリを作成する環境を整える
- ・アプリが動作できる環境を整える
- ・仮想デバイスでアプリを操作する準備
- ・仮想デバイスを操作する
- ・仮想デバイスでアプリを動かす
- 5Android Studioを活用してアプリ開発してみよう!
Android Studioとは?
みなさんは、Android Studioという物を知っていますか。Android Studioとは、いったいどのようなものなのでしょうか。Android Studioを使うことでAndroidアプリを開発できます。
ここでは、そのAndroidアプリを作るためのAndroid Studioとはいったいどのようなものなのか、そしてAndroid Studioの設定の使い方やダウンロード、インストールの方法を解説します。
Androidアプリケーション開発の統合開発環境
Android Studioとは、Androidのアプリケーションを開発するための統合開発環境です。統合開発環境とは、いったいどのようなものなのでしょうか。それは、アプリケーションの開発に必要な機能が統合された開発ツールのことです。
アプリケーション開発には、アプリの動作を書き込むソースコードの作成と、そのアプリを実際に動作する形に変換するビルドという機能が必要です。統合開発環境は、この二つがセットになっています。
ソースコードからアプリ実行ができる
では、ソースコードの作成とビルドの機能を統合していると、いったいどのようなメリットが存在しているのでしょうか。統合開発環境のメリットとは、設定したソースコードからそのままアプリのテスト実行ができることです。
統合開発環境でない場合は、ソースコードを別ツールでビルドしアプリを完成させてからテスト実行をする必要があります。テスト実行の度にビルドをする必要がなくなるため、アプリの統合開発環境は非常に便利です。
Windows・MacOS・Linuxに対応
では、そんなAndroid Studioはどのようなパソコンでダウンロード、インストールできるようになっているのでしょうか。Android Studioは、Windows、Mac、Linuxの三つのOSに対応しています。
そのため、OSの違いを気にせずにダウンロード、インストールできます。しかし、それぞれ必要なシステム要件は存在します。Android Studioに必要なスペックとはどのようなものなのでしょうか。
各システム要件に合わせメモリを確認
では、実際にWindows、Mac、LinuxのOSでそれぞれ必要なシステム要件とは、いったいどのようなものなのでしょうか。それは主にメモリの性能とパソコンの空き容量です。なぜメモリの性能が必要なのでしょうか。
アプリケーションを動かすためには一度に処理できる容量がある程度必要です。そのため、メモリの性能をチェックする必要があります。また、ダウンロードするためにはパソコンに空き容量が必要なため、確認しておきましょう。
Android Studioをインストールするにはどうする?
では、Android Studioがどのようなものなのかを解説したところで、Android Studioを実際にインストールするための方法とは、いったいどのようなものなのでしょうか。ここからは、Android Studioのダウンロード、インストールについて解説します。
Android Studioをインストールするためには、パソコンに十分な空き容量が必要なため、まずはそれをチェックしておきましょう。
Android Studioのインストーラのダウンロード
Android Studioをインストールするためには、最初にAndroid Studioのインストーラをダウンロードする必要があります。Android Studioのインストーラは、Android Studioの公式サイトに行くとダウンロードできるようになっています。
また、使っているOSによっては必要な操作が違う場合があります。そのため、OS別にそれぞれインストーラのダウンロードからインストールまでを解説します。
Windows
では、最初にWindowsのAndroid Studioのインストーラをダウンロードするための方法とはどのようなものなのかを解説します。Android Studioの公式サイトで「ANDROID STUDIO FOR Windowsをダウンロード」を選択しましょう。
ダウンロードしたインストーラを実行してからはそのまま進んで行けば良いのですが、SDKというものは3GBという大容量のため、容量が足りない場合はインストール場所を設定しましょう。
Mac
次に、MacでAndroid Studioのインストーラをダウンロードする方法とはどのようなものなのかを解説します。Macの場合はインストーラのダウンロードまではWindowsと変わりません。違うことは「FOR Mac」を選択することだけです。
しかし、インストールとなると多少手順が変わってきます。インストーラ起動時に出てくるAndroid Studioのアイコンを「Applications」のフォルダに入れましょう。
Linux
LinuxでのAndroid Studioのインストーラについて解説します。LinuxでのAndroid Studioのインストーラのダウンロード方法などは、基本的にWindowsと一切変わりません。
「ANDROID STUDIO FOR Linux」をダウンロードし、インストーラを起動した後の動作も変わりません。SDKの容量に注意する点も変わりないため、そのまま画面を進めるだけでインストールが完了します。
Android Studioのインストール後の初期設定
Android Studioのインストールが完了したら、ようやくAndroid Studioが使えますが、その前にやることが残っています。それはAndroid Studioの環境設定についてです。
では、Android Studioの環境設定において、どのような設定にすることが良いのでしょうか。ここからは、Android Studioの環境設定の方法とはどのようなものなのかについて解説していきます。
初回起動時のみ環境設定を行う
最初に出てくる設定は、古いAndroid Studioの設定を引き継ぐかどうかの画面ですが、もちろん引き継ぐ必要はないため、下のチェックを付けて次へ進みましょう。変わる可能性があるのは次の画面からのみです。
「Standard」か「Custom」か設定する画面が出てきますが、これはSDKのインストール位置によって変わります。位置を変えていない場合は「Standard」位置を変えた場合は「Custom」から位置を指定しましょう。
追加SDKのインストール
この設定の時点でAndroid Studioを利用できますが、最低限のツールしか今のAndroid Studioにはありません。色々とツールが必要な人は「Configre」から「SDK Manager」を選び、必要なものをインストールしてください。
もしわからない場合でも、テスト実行で動作させたいバージョンのデバイスである「Android API」はインストールするようにしておきましょう。これを利用すればバグ処理などが簡単になります。
Android Studioをインストールできないときはどうする?
Android Studioをインストールしようとすると、容量やメモリの性能は足りているのにインストールできない場合があります。その場合は、いったいどのような対処をする必要があるのでしょうか。
ここからは、Android Studioをインストールできない場合の原因や、その対処方法について解説していきます。Android Studioをインストールできない原因は主に二つあり、どちらもそこまで難しい内容ではありません。
インストールフォルダのパスに日本語がないか確認
Android Studioは元々外国で作られたものであり、日本語には対応していません。その上、日本語を認識できないため、インストールフォルダのバス名に日本語が入っているだけでインストールできません。
そのため、Android Studioをインストールする時にはファイル名に日本語がないファイルにインストールしましょう。もしそれでもできない場合は、ユーザー名が反応している場合もあるので、ユーザー名もアルファベットにしましょう。
JDKフォルダの位置を確認
Android Studioを利用するには、パソコンに特定の環境変数が必要となります。Android Studioを利用する場合には「JAVA_HOME」という環境変数が必要となるため、設定しましょう。
環境変数を設定するには、コントロールパネルからシステムの詳細設定を開くと「環境変数」があるのでそこから編集します。新規で環境変数を作り、名前を「JAVA_HOME」変数値をJDKフォルダのバス名にすれば完了です。
Android Studioの使い方は?
では、Android Studioのダウンロードやインストールなどの準備が終わったら、いよいよAndroid Studioを使ってアプリ開発を始められます。では、Android Studioの具体的な使い方とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
ここからは、Android Studioでアプリを開発するための使い方について解説します。Android Studioの使い方をマスターして、作りたいアプリを開発しましょう。
アプリを作成する環境を整える
Android Studioで即座に作りたいAndroidアプリの開発を始めようとする人もいますが、実はそのままではまだ自由には作成できません。Androidアプリを開発するための環境や設定を整える必要があります。
しかし、ここからの環境の整備はアプリ開発の工程も知りながらできるため、ここでの環境の整備はアプリ開発の基礎を知る場としても重要となります。そのため、ここではその環境を整える方法と同時に使い方についても解説します。
AndroidOSに合わせ必要なファイルを作成する
Android StudioでAndroidアプリを開発する上で大切なことは、Android OSのバージョンについてです。Android OSのバージョンによって、対応していない機能などが存在します。
そのため、アプリの動作の条件や操作方法次第では、対応するAndroid OSのバージョンが変わってくる場合が多いです。そのため、開発したい機能に応じてまずは対応していふOSを選択し、プロジェクトを作成してみましょう。
アプリが動作できる環境を整える
開発したいアプリに対応したAndroid OSのプロジェクトを作成したら、次は動作テスト用の動作環境を整えましょう。実際に書き込んだソースコードを動作させることでバグの修正などに役立つため、動作環境はとても大切です。
ここからは、Android Studioでアプリの動作環境を整えるための使い方について解説していきます。Android Studioでアプリを動作させる使い方では、仮想デバイスというものを利用します。
プロジェクトに作成されたソースコードを編集する
まずは、アプリの動作の基本となるソースコードを編集できなければAndroidアプリを開発することは当然できません。そのため、Android Studioでのソースコードの編集方法について解説していきます。
Altキーと1を同時押しすると出てくる欄から「app」→「Java」→「com.example.user1.myapplication」→「MainActivity」と選択すると、プログラムを書き込むエディタが表示されます。
仮想デバイスでアプリを操作する準備
ソースコードを編集し終えたら、次は仮想デバイスでアプリを動かすための使い方です。仮想デバイスでアプリをテスト動作させるための使い方は簡単なため、覚えておいて操作をスムーズに実行できるようにしましょう。
(1)仮想デバイスを作成する
まずは仮想デバイスの作成です。上側のバーから「Tools」→「Android」→「AVD Manager」と選択してから進み、使う機種の画面サイズとOSを選択すると作成できます。
(2)仮想デバイス動作のため「HAXM」インストール
仮想デバイスを起動するためにはHAXMという機能が必要です。仮想デバイスを一度起動してみるとダイアログが表示されるため、そこからHAMXのインストールをしましょう。基本的にはそのままの設定で大丈夫です。
仮想デバイスを操作する
ここからは、仮想デバイスの使い方について解説します。仮想デバイスを起動して操作するには、まずは「Actions」から起動したい仮想デバイスの三角マークをクリックすれば良いです。
ウィンドウ上でマウスを使い操作する
仮想デバイスを操作するためには、普通にマウスを使えば良いです。クリックでタップ操作ができます。傾けたり、本体についてるボタンなどを操作するには、右側のバーの中に対応する項目があります。
仮想デバイスでアプリを動かす
では、仮想デバイスの基本的な操作方法を理解したところで、仮想デバイスで作ったアプリケーションを動作させてみましょう。仮想デバイスでアプリを動作させるためには、まず上部の緑の矢印を選択してビルドしましょう。
ビルドを実行してからデバイスを選択する
ビルドを選択したら、どの仮想デバイスで動作させるかを選択しましょう。その後少し待つと仮想デバイスが起動します。そこでソースコード通りの動作をしていれば完了です。
Android Studioを活用してアプリ開発してみよう!
以上がAndroid Studioの使い方となります。Android Studioを利用することでAndroidのアプリ開発ができるため、アプリ開発に興味がある方はぜひAndroid Studioを利用してみましょう。