ヤフオク!で直接取引ができれば手数料が必要ない分だけ利益は増えます。しかしやり方によっては規約違反になってしまいます。またヤフオク!で直接取引したことによる詐欺被害も出ています。この記事では直接取引で特に注意するべきポイントについてまとめてみました。
ヤフオクを利用していると、ヤフオクを通した取引ではなくて、直接の取引を持ちかけられることがあります。ヤフオクで直接取引をすることには、色々なメリットがあるのは確かです。まずは、ヤフオクで直接取引をすることのメリットについて見ていきましょう。
ヤフオクに出品するのは無料でできますが、落札されると出品者に対してYahoo!から落札システム手数料を請求されます。Yahoo!プレミアムの会員であれば落札金額の8.8%が、Yahoo!プレミアム会員でなければ落札金額の10%が請求されます。
しかし、直接取引をすればこのシステム手数料はヤフオクに支払わずに済みます。もしもヤフオクに出品していた時と同じ金額で直接取引で売れれば、8%から10%の手数料分が自分の利益になるのです。また、手数料分を割り引くことで購入者の利益にして、リピーターになってもらうということも考えられます。
ヤフオクで入札してくれたという人は、その商品に対して強い興味を持っていると言うことです。同じジャンルの商品を数多く取り扱っている場合、そのジャンルの商品に特に興味を持っている人に商品おすすめできるチャンスがあるということです。
自分の商品に入札してくれた人に対して、ヤフオクのメッセージ機能から商品をおすすめして、オークション以外の場所で購入してもらえるチャンスがあるというのも、直接取引の大きなメリットといえます。
ここで気になるのは、ヤフオクでは直接取引を禁止していないのか、規約違反にならないのか、ということです。その点について見ていきましょう。
ヤフオクには、ガイドラインが設けられています。出品者も入札する人も必ずそのガイドラインに違反しないように注意してヤフオクを利用する必要があります。ヤフオクのガイドラインの中で、直接取引というのは違反行為として禁止されています。
というのは、Yahoo!JAPANがヤフオクという個人間で取引ができるプラットフォームを運営するためには、さまざまな経費がかかっているためです。直接取引をされて、落札手数料が入ってこなくなるが、ヤフオクの運営に支障をきたしてしまうことにもなります。
正直なところ、ヤフオクの中で直接取引は数多く横行していますが、実は規約違反になる禁止行為だと言う事は頭に入れておいた方がいいでしょう。
直接取引は禁止された違反行為なので、ヤフオクにバレたらアカウントが停止されることもあります。Yahoo!JAPANでは取引ナビのメッセージ内容などもチェックして、禁止されている違反行為をを行っているアカウントを見つけたら、即座にアカウント停止の措置をとっています。
取引ナビでのヤフオクでの取引ではなく、直接取引を持ちかけるようなことをすれば、禁止行為を行った規約違反ということでアカウント停止になる可能性があるので注意しましょう。
ただし、ヤフオクからは咎められないような方法で直接取引をすることはできない事はありません。その方法というのは、落札者との連絡に使うヤフオクのメッセージ機能の取引ナビで、ショップや商品の案内をすることです。
例えばあなたがナイキのスニーカーを出品して、それを落札してくれたという人は、ナイキの商品やスポーツブランドのスニーカーに興味があるということです。あなたがナイキ商品や、スポーツブランドのスニーカーを他にも扱っているのであれば、ショップに誘導すれば購入してくれる可能性が高くなります。
ヤフオクで落札された商品の、ヤフオクの中での取引を邪魔しない範囲内で、取引ナビに他の商品をおすすめする程度であれば規約違反には問われずに、アカウントが停止になる危険性もありません。
落札者に商品やショップをおすすめするタイミングは、落札済の最初の挨拶でおすすめしましょう。例えば次のような挨拶文を、取引メッセージの最後につけると効果的です。
「ところで、当店では今回落札していただいた商品と同じような〇〇の商品を数多く取り扱っております。もしご興味があれば、のサイトへお越しください」
ヤフオクをきっかけとして、直接取引をしたい場合には、取引ナビにショップのURLや、自分のメールアドレスを記載します。というのは、取引ナビが利用できるのは、その時に落札された商品の取引だけで、回数と期間が決められているためです。
もしもあなたが扱っている商品に興味を持ってもらえたとしても、取引ナビを利用しての取引は直接取引ではできないので、その後の連絡先を必ず記載しておきます。
ヤフオクで落札してもらった商品の取引が終了した後に、直接取引を行う場合には、取引ナビの回数が残っていたとしても、取引ナビを利用せずに取引ナビに記載したURLかメールでやりとりを行います。取引ナビは、ヤフオクに関する取引を行う場なので、その他の取引で利用することは規約違反として禁止されています。
Yahoo!にバレたら禁止されている規約違反を行ったとして、アカウントを停止される可能性もあるので、直接取引では絶対に取引ナビを利用しないように気をつけましょう。
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