2019年11月17日更新
ヤフオク!の通報の仕方!3つの違反報告の手順と通報された時の対処法を解説!
ヤフオク!で商品を検索していて、ブランド品なのに値段が極端に安く不信に思う場合に、ヤフオク!の主催者側に通報する方法はあるのでしょうか。今回はヤフオク!の通報の仕方、特に3つの違反報告の手順と通報されたときの対処法を詳しく解説します。
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目次
- 1ヤフオク!で違反報告と通報の仕方
- ・利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告の手順
- ・利用規約違反の疑いのある出品を見つけた時の違反報告の手順
- ・利用規約にない違反を報告するときの違反報告の手順
- 2ヤフオク!で通報される違反申告の定義
- ・一般ユーザーが違反していると思う商品を通報
- ・一般ユーザーの情報でYahoo!JAPANが確認する
- ・違反申告をするのはどんな人か
- 3ヤフオク!で通報される主な理由
- ・著作権を侵害する偽物の販売
- ・出品が禁止されている商品の販売
- ・無在庫で転売をしている
- 4ヤフオク!で通報されたときの対応策
- ・通知設定をオンにし違反申告の内容を確認する
- ・出品を早急に取り下げる
- ・問い合わせフォームを使いヤフオク!に相談する
- 5ヤフオク!の通報は規約違反者に対して行いましょう!
ヤフオク!で違反報告と通報の仕方
現在、日本全国の年間万引き被害額は、およそ4,615億円と言われています。これは1日あたり12.6億円に相当する商品が万引きという窃盗行為によって損失していることを表しています。万引きという犯罪に手を染めているのは日本の青少年だけではありません。最も被害が大きいのは外国人によって組織され実行される集団窃盗です。
憂慮すべきことは他にもあります。毎年多額の損害をもたらす万引きによって盗まれた商品の多くが、インターネットのネットオークションなどで販売されています。
ネットオークションの大手ヤフオク!も、この事態を憂慮し、NPO法人「全国万引犯罪防止機構」と協力し、盗品のネット販売を厳しく取り締まることで合意しました。ヤフオク!はさらに一般ユーザーにも呼びかけ、不審な商品を通報するよう求めています。
怪しいと思われる商品がヤフオク!で出品されているのをユーザーが発見したら、どのようにヤフオク!に通報するのでしょうか。違反報告の方法は3つあります。これからそれら3つの違反報告がどのようなもので、どのような手順を踏んで行えるのかを解説します。
利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告の手順
まず始めに紹介する違反報告は、利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告です。ヤフオク!は同ネットオークションを利用するすべての出品者や落札者がトラブルを経験することなく、ネットオークションに参加してもらうために独自の利用規約を定めています。その利用規約に違反する商品を見つけたなら、ヤフオク!に報告できます。
ヤフオク!側が報告通りに問題があると判断した場合は、出品された商品は削除されます。
利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告の仕方を説明します。ヤフオク!利用規約に違反していると思われる商品の出品ページを開きます。画面左には商品の価格などが表示されています。下に少しスクロールすると「違反商品の申告」があるのでそれをクリックします。
「違反商品の申告」画面に「申告内容」が表示されているので、該当する項目にチェックを入れ「送信」をクリックします。自分が通報した商品が削除されたかどうかを知るには、自分のヤフオク!の通知設定にある「違反商品の取り消し」を有効にする必要があります。有効にすると、ヤフオク!から通知が来ます。
利用規約違反の疑いのある出品を見つけた時の違反報告の手順
2番目に紹介する違反報告は、利用規約違反の疑いのある出品を見つけた時の違反報告です。これはつまりヤフオク!利用規約に違反していると思われるオークションの報告をするという意味です。違反報告の方法は、まず下記のリンクにアクセスをします。
https://cs-userform.auctions.yahoo.co.jp/violation_report/input
違反が疑わしいオークションIDを入力し、なぜ違反していると思うのかを記載します。入力し終わったら「送信」をクリックします。
利用規約にない違反を報告するときの違反報告の手順
3番目に紹介する違反報告は、利用規約にない違反を報告するときの違反報告です。出品された商品を閲覧していて、違反している疑いがあるものの、違反理由が利用規約にうたわれていないケースもあります。その場合は「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」を利用できます。違反報告の方法は、まず下記のリンクにアクセスをします。
https://www.yahoo-help.jp/app/ask/p/2443/form/auction-feedback2-inquiry
「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」に、違反報告をする商品のIDと違反理由を記載します。このお問い合わせフォームを利用する際は、違反理由を詳細に説明する必要がある場合に限定してください。
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ヤフオク!で通報される違反申告の定義
ここまで、ヤフオク!の利用規約に違反する疑いのある商品やオークションの報告をどのようにヤフオク!側にするのかを説明しました。そもそも違反申告とは何なのでしょうか。簡単に言えば、ヤフオク!の定めた利用規約に違反したと思われる商品を、第三者である一般ユーザーが報告することです。
ではどんな流れで、ヤフオク!側は違反申告の是非を決めるのでしょうか。
一般ユーザーが違反していると思う商品を通報
違反申告はまず、第三者である一般ユーザーが、ヤフオク!のネットショッピングに出品されている商品を物色しているときに、違反していると思われる商品を運営者であるヤフオク!側に通報することから始まります。つまり第三者の密告から始まります。ヤフオク!側が巡回パトロールをして見つけたものではありません。
一般ユーザーの情報でYahoo!JAPANが確認する
次のステップは、通報された内容に基づき、Yahoo!JAPANが調査と確認を行うことです。Yahoo!Japan側の調査の結果、違反だと断定された場合は、出品の取り消し、出品制限、また最悪の場合、Yahoo!JAPAN IDの取り消しという措置が執られます。しかし、違反ではないと断定されれば、そのまま出品を続けられます。
ただ、違反申告があった場合は、必ずYahoo!JAPANのパトロール調査が入ることを覚えておきましょう。
違反申告をするのはどんな人か
違反を取り締まるのは運営者側であるヤフオク!側の責任ですが、特にお金になるわけでない、違反申告を進んで行う一般ユーザーとはどんな人たちなのでしょうか。主に3つのカテゴリーに分けることができます。
正義感が強いユーザー
ヤフオク!に進んで違反申告を行う一般ユーザーの最初のカテゴリーは、正義感の強い人です。違反を見て、見ぬ振りができない人がこの部類に入ります。曲がったことが嫌いな性格の人もこの部類に入ります。いずれにしても、正しい動機で違反申告をしているのは事実です。
ヤフオク!のライバル出品者
ヤフオク!に進んで違反申告を行う一般ユーザーの2番目のカテゴリーは、ヤフオク!のライバル出品者です。最も多くの違反報告をヤフオク!側にするのが、このカテゴリーの人たちです。理由は明白です。同じ商品を扱っているライバルの妨害とヤフオク!からの追放が彼らの目的です。
自分が利用規約違反をしていないことが明白なら、この種の人たちからの違反申告を受けたら無視するのが最善です。
サイコパス
ヤフオク!に進んで違反申告を行う一般ユーザーの3番目のカテゴリーは、サイコパスです。サイコパスとは、「反社会性パーソナリティー障害」という精神病を患っている人です。理由もなく人を傷つけたり、人の誹謗中傷をしたりする人たちは、この部類に入ります。この場合も無視するのが一番です。
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ヤフオク!で通報される主な理由
ヤフオク!に進んで違反申告を行う一般ユーザーには、正しい動機でヤフオク!に通報する人もいれば、対抗心や妬みの気持ちから行う人もいることが分かりました。実際ヤフオク!が調査した結果、明らかな違反行為で、その結果厳しい処罰を科したケースも数多くあります。どんな理由でそうなったのでしょうか。これから3つの理由を取り上げます。
著作権を侵害する偽物の販売
ヤフオク!に通報され、その結果違反が明らかになり、商品の削除が行われた最初のケースは、著作権を侵害する偽物の販売をしていたことです。著作権の侵害とは、つまり知的財産権の侵害を意味し、これに相当する犯罪行為の筆頭が偽物のコピー商品を販売することです。偽物とすぐに分かるものもあれば、偽物となかなか判別しにくいものもあります。
特に大量に商品を出品していると、偽物が紛れ込んでいる場合があります。偽物と分かっていたか、分かっていなかったかに関わらず、偽物の販売は法的にも厳しくとがめられる犯罪行為です。十分に気をつけましょう。
出品が禁止されている商品の販売
ヤフオク!に通報され、その結果違反が明らかになり、商品の削除が行われた2番目のケースは、出品が禁止されている商品の販売をしていたことです。無修正ポルノ動画や児童ポルノ動画、医療機器や合法・違法薬物、違法に改造されたエアガンや銃刀法に違反するものはすべて、出品が禁止されています。
一般の法律でも禁じられているものなので、ネットオークションでも出品が禁じられて当然です。
無在庫で転売をしている
ヤフオク!に通報され、その結果違反が明らかになり、商品の削除が行われた3番目のケースは、無在庫で転売をしていたことです。転売とは、簡単に言えば、自分の買ったものを他人に売りつけることです。無在庫で商品を転売するとは、商品の横流しをするということです。
商品が手元にない状態で商品を売る、つまり無在庫の転売行為は、ヤフオク!の利用規約で厳しく禁じられています。ヤフオク!はこれまで以上に無在庫の転売行為を厳しく取り締まっています。多くの出品者は無在庫での転売によって利益を得ています。しかし無在庫の転売はヤフオクでは禁じられていることを覚えておきましょう。
ヤフオク!で通報されたときの対応策
ヤフオク!への出品者の中には、悪気はないものの、うっかりして利用規約で禁じられている商品や商取引をしてしまい、その結果違反申告を通知される人たちがいます。違反申告の報告を受けたらどう対応すべきでしょうか。これから3つの対応策を紹介します。
それぞれの対応策をしっかり明記し、ヤフオク!でのネットオークションに引き続き参加できるようにしましょう。
通知設定をオンにし違反申告の内容を確認する
最初に紹介する対応の仕方は、通知設定をオンにし違反申告の内容を確認することです。通知の受け取り設定をオンにしておくと、違反申告の通知を受け取れるので、なぜ違反申告を受けたのか確認できます。また申告状況のページをチェックすれば、申告されている状況もチェックできます。
出品を早急に取り下げる
次に紹介する対応の仕方は、出品を早急に取り下げることです。特に無在庫で転売をしているユーザーは、違反申告を受けた時点で出品を取り下げるのが賢明な対処法です。出品している商品が1点だけならまだしも、多数ある場合、一度違反通告を受けると、対象となっている商品だけでなく、それ以外のすべてに調査の手が入ります。
何が賢明な対処法かを真剣に考えるべきです。
問い合わせフォームを使いヤフオク!に相談する
最後に紹介する対応の仕方は、問い合わせフォームを使いヤフオク!に相談することです。「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」は通常、違反を発見した際に用います。
しかし自分が出品した商品が、自分の過失で違反申告を受けてしまった場合、特に出品数が多かったり、違反の程度が悪質であったりするなら、「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」を使って陳情すべきです。「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」であれば、文字数を気にすることなく陳情内容をヤフオク!に伝えることができます。
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ヤフオク!の通報は規約違反者に対して行いましょう!
ヤフオク!に通報する場合は、発見した商品やオークションが、利用規約に違反していることが明らかなときにだけ行いましょう。決してライバルを蹴落とすためや、腹いせに違反申告の通報を悪用することがないようにしましょう。自分が違反申告を受けた時は、対応の仕方を思い出し実践しましょう。ぜひ健全なネットオークションをヤフオク!で楽しみましょう。