ショートカット(旧:Workflow ワークフロー)の自動化プログラミングで自作レシピを作成する方法を解説します。ショートカット(旧:Workflow ワークフロー)はiOS12からiPhoneの標準アプリとして提供されている自動化プログラミングアプリです。
iPhoneアプリに「ショートカット」というアプリがあるのを知っていますか?名前が地味なので、どんな内容のアプリかピンとこない人がいるかもしれませんが、使い方をマスターすればiPhone・iOSユーザーの力強い味方になってくれることは間違いありません。
ショートカットというアプリは旧名を「Workflow(ワークフロー)」と言い、以前からサードパーティーアプリとしてiPhone・iOSユーザーから親しまれてきましたが、現在、Appleがこのアプリを買い取って共同開発し、名称を「ショートカット」と改名して、iOS12の標準アプリとして提供されています。
自分のiPhoneにインストールされていない場合は無料でAppストアからインストールできます。
「ショートカット」アプリの機能を簡単に説明すると、その名の通り、iPhone上のショートカット操作をカスタマイズ・自動化プログラミングする機能になります。具体的には「ショートカット」アプリ上で用意されているiPhone・iOSの機能アイコンを順番に組み合わせて、自分のニーズに合ったショートカットを作成します。
「ショートカット(旧:Workflow ワークフロー)」とは、一言でいえば「iPhoneを半自動化する、iOS向けのショートカット作成・自動化プログラミングアプリ」といえます。
前述したとおり、自分独自のショートカットをカスタマイズできることはもちろんですが、自分でカスタマイズしたショートカットプログラムをネット上で配信したり、逆にネット上で提供されている他ユーザーが作成したショートカットプログラムを取り込んで自分で活用したりできます。
「ショートカット(旧:Workflow ワークフロー)」でショートカットを作成・自動化プログラミングするには、具体的にはiPhone・iOS操作を1つ1つアイコン化した「アクション」と呼ばれるユニットを使います。
「アクション」と呼ばれる操作ユニットを単純に順番に組み合わせることにより、複数手順のiPhone・iOS操作を1つのショートカットとしてプログラミングします。
「アクション」は約150種類用意されており、それぞれの用途・特性を識別しやすいように10のカテゴリーに分類されています。
次に、「ショートカット(旧:Workflow ワークフロー)」を使ってショートカットレシピを自作・自動化プログラミングする基本的な手順について解説します。
ショートカットレシピの自作・自動化プログラミングの基本的な手順は大きく分けて3段階あります。初めに「ライブラリ」に新規枠を作成し、次に編集画面でアクションを組み合わせてショートカットレシピをプログラミングし、最後に完成したショートカットプログラムを実行して、テストします。
まず「ショートカット」アプリをタップして立ち上げ、「ライブラリ」の画面で「ショートカットを作成」のアイコンをタップする、もしくは画面右上方に表示されている「+」マークをタップします。
新規として「名称未設定ショートカット」の編集枠が作成され、アクションを組み合わせてショートカットをプログラミングするように促されます。
ショートカットレシピの自動化プログラミングに利用できるアクションは編集画面の下方にリスト表示されているので、スライドすることでアクションのリストを確認できます。また検索枠(虫眼鏡マークの枠)に任意のキーワードを入力することで、希望のアクションを検索できます。
使用するアクションを探し当てたら、指で長押しして編集画面中央の編集枠にドラッグします。同じ要領で、操作手順の順番に必要なアクションを重ねて編集枠にドラッグ移動します。アクションを組みあわせてショートカットレシピをプログラミングしたら、編集画面右上方の「設定マーク」をタップしてショートカットの名称などを設定します。
切り替わった設定画面でショートカットレシピの名称や表示アイコンを設定します。ウィジェットに表示する場合は「ウィジェットに表示」のトグルをオンに設定します。また、ブラウザなどからショートカットレシピにアクセスできるように設定する場合は「共有シートに表示」のトグルをオンに設定します。設定したら画面右上方の「完了」をタップして編集画面に戻ります。
新規作成・プログラミングしたショートカットレシピをテストするには、「再生マーク(三角マーク)」をタップします。「停止マーク(■マーク)」をタップすると停止します。
テスト実施後、新規作成・プログラミングしたショートカットレシピを保存する場合は、「完了」をタップします。保存したショートカットプログラムが「ライブラリ」の一覧に表示され、今後は、作成・プログラミングしたショートカットレシピをいつでも利用できます。
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