Wi-FiはスマホやPCでインターネットを使う上では、今や欠かせないものです。その接続が途切れる・不安定になるなどすると、大変不便な状態になってしまいます。この記事では、Wi-Fiの接続が途切れる・不安定になる場合の原因と対処法を説明します。
Wi-Fiは、今や様々な場面で利用されています。自宅の無線LANやフリーWi-Fi、モバイルWi-Fiルーターなど、Wi-Fi接続はいくつかの方法で利用できます。接続デバイスは、iPhoneやAndroidのスマホやタブレット、PCなどでWi-Fi接続してインターネットに無線接続します。
ところが、Wi-Fi接続を利用していると、突然、接続が不安定になったり途切れたりすることがあります。iPhoneやAndroidのスマホなら、LTE接続可能なSIMカードを入れていればLTE通信でインターネットを使うことができます。しかしながら、Wi-Fi接続のみのタブレットやPCといったデバイスの場合は、インターネットにつながらなくなります。
この記事では、無線LANのWi-Fi接続が不安定になったり途切れてしまった場合の、不安定になった原因と改善策について説明します。
自宅でWi-Fiによる無線接続が不安定になったり途切れたりする原因の一つとして、Wi-Fiルーターに不具合が生じている可能性があります。不具合といっても、Wi-Fiルーターの電源を入れ忘れていたり、モデムとの接続が外れていて無線接続ができないという場合もあります。この場合は、電源を入れたり正しく接続することで途切れる状況を改善します。
Wi-Fiルーターの電源や接続に問題がない場合は、Wi-Fiルーターを再起動しましょう。再起動は、Wi-Fiルーターの電源を一度オフにして、10秒ほど待ってからオンにするだけです。ただし、Wi-Fiルーターの機種によっては電源スイッチがないものもありますが、その場合は電源を抜き差しすればよいです。
Wi-Fi接続が途切れたり不安定になる原因として、スマホやPC側に不具合がある場合があります。たまにあるのが、何かの拍子でWi-Fi接続がオフになって無線接続が切れているというケースです。この場合は、Wi-Fiをオンにすれば途切れる状況が解決します。
このほか、スマホやPCの接続機能に故障が生じていることが途切れる原因の可能性もあります。
Wi-Fiに接続している端末の数が多すぎる場合、これがWi-Fi接続が途切れたり不安定になる原因となることがあります。Wi-Fiに接続しているデバイス数を気にしたことがある方は少ないかもしれませんが、スマホやPCのほかにもWi-Fi接続している機器はあります。ゲーム機のほか、最近では家電もWi-Fi接続可能な製品があります。
そして、スマホもPCもゲーム機、家電もどんどんWi-Fi接続していくと、接続機器が多すぎてWi-Fi接続が不安定になったり途切れたりすることがあります。Wi-Fiルーターへの接続デバイス数はWi-Fiルーターの性能に依存するので、安価なWi-Fiルーターほど、接続数が増えると不安定になったり途切れたりしやすくなります。
対策は、接続機器を減らすことです。普段使っていないデバイスや機器の電源を落とすことで、接続機器数を減らすことができ、これで途切れる状況の改善が見込めます。また、Wi-Fiルーターの性能が原因ということもできるので、高性能のものに買い替える事でも改善が見込めます。
Wi-Fi接続が不安定だったり途切れたりするとき、壁などの障害物が原因の可能性があります。もし、Wi-Fiルーターと無線接続している機器が別の部屋にある場合は、障害物が影響している可能性があります。Wi-Fiの電波の周波数は2.4GHzと5GHzがあり、5GHzを使用している場合に途切れるような事象が起こりやすいです。
というのも、5GHzの電波は壁を通り抜ける際に電波が弱まるからです。それに対して2.4GHzの電波は障害物を迂回する性質があるので、壁の向こう側でも弱まることなく届きます。よって、デバイスのWi-Fi接続設定を5GHzから2.4GHzに変更することで途切れる状況を改善します。
ちなみに、どのSSIDが2.4GHzなのかは、Wi-Fiルーターの説明書を確認しましょう。
ここでは、PCの無線LANのWi-Fi接続が途切れたり不安定になる場合の対処法を説明します。
PCのWi-Fi接続が途切れたり不安定になる際の原因が、動作しているタスクなどのエラーの可能性があるので、まずはPCを再起動してみましょう。再起動により、タスクやキャッシュがクリアされます。その状態で再起動によりフレッシュな状態で無線LANを再接続することにより改善が見込めます。
PCには、Windows10、Macにかかわらず、トラブルシューティング機能があります。再起動で改善しない場合は、トラブルシューティング機能を使って原因を確かめ、途切れる状況を改善することができます。
MacOSを搭載したPCでもトラブルシューティング機能を使って、Wi-Fi接続の回復を図ることができます。まず、Wi-Fi接続に問題が発生すると、「Wi-Fiステータスメニュー」に「Wi-Fiに関する勧告」が表示されるので、クリックして解決策を確認できます。このほか、「ワイヤレス診断」と「ネットワーク診断」も試してみるとよいです。
Windows10にもトラブルシューティングツールが搭載されています。操作方法は、以下のようになります。
操作 | |
1 | スタートボタンをクリック |
2 | 歯車マークをクリックし設定を開く |
3 | 更新とセキュリティをクリック |
4 | トラブルシューティングをクリック |
5 | インターネット接続をクリック |
6 | 「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリック |
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