Tumblrとは、とても簡単な使い方でブログを作成できるメディアミックス・ウェブログ・サービスです。自分の記事を投稿するという使い方だけではなく、同じTumblrの記事やネットの情報を引用するだけでもブログができあがるので、誰もが簡単に活用できるサービスです。
Tumblr(タンブラー)とは、アメリカYahoo!によって運営されている、メディアミックス・ウェブログ・サービスのこと指します。メディアミックスの名の通り、文字や画像だけでなく、動画や音声、シナリオのように話し手の名前をつけて記述するチャットなど、様々な投稿が可能です。また、既にネット上にある情報を引用やリンクの形で扱うこともできます。
Tumblr(タンブラー)の特徴的のひとつに、情報をまとめるシンプルなダッシュボードという形と、厳選した情報と自分の投稿をまとめて他人に見せるためのデザインに凝ったマイページという形のふたつのデザインを利用できることが挙げられます。このふたつの形を活用することで、Tumblrでできることは非常に幅広くなります。
Tumblrに投稿した記事は、そのままマイページでブログ形式となって表示されます。多くのブログシステムと同様、タグを付けて記事を投稿するだけでよく、難しいことを考える必要はありません。
ダッシュボードでは、自分の投稿だけでなくTumblrでフォローしているアカウントの投稿も見ることが可能です。というよりも、むしろダッシュボードは他のアカウントの投稿を確認するための場所と思ったほうがいいでしょう。TwitterやInstagramのタイムラインと思ってください。
それに対し、マイページは自分の投稿とリブログしたほかのアカウントの投稿とが並びます。これは、TwitterやInstagramのプロフィールページに相当します。ただし、このマイページのデザインはカスタマイズ可能なので、一見Tumblrのサイトとはわからないようなデザインにまで仕上げられます。
Tumblrの投稿は自由度が高く、他のサイトからの引用や、画像の転載だけでも投稿になります。実際Tumblrには、引用だらけ、転載だらけのアカウントも少なくありません。ただし、単純に引用・転載だけの投稿は、厳密には著作権違反となります。正しい引用には、引用部分が従となるほどの、主体となるべき自分のコメント部分が必要です。
先にも触れましたが、Tumblrでは「テキスト」「画像」「引用」「リンク」「チャット」「音声」「動画」と、様々なタイプのメディアを投稿できます。なかでも面白いのが「チャット」で、話し手の名前のあとに「:」をつけることで、まるでシナリオのように名前が太字になります。会話文を伝えるのになかなか便利です。
Tumblrのマイページは、HTMLを直接編集できますし、無料・有料で配布されているテーマを使ってデザインを変更することも可能です。自分ならではのウェブログを自由にカスタマイズでき、TwitterやInstagramのような画一的なデザインから脱却できます。
ここまでお伝えしたように、Tumblr(タンブラー)では多くのことができます。そのため、できることが限られるおかげで逆に活用方法が見えやすいほかのウェブログシステムとは異なり、Tumblrではどんな活用方法を選べばいいのか、決めるのが難しいほどです。
そんななかで、一番簡単な活用方法がダッシュボードでさまざまなアカウントをフォローして情報収集をするという活用方法です。ほかのSNSでお気に入りのアカウントをフォローするのと同じやり方です。
TumblrではInstagram並みに画像の投稿が流れてきます。そのため、ダッシュボードを眺めていて、気に入った画像をリブログするだけで、マイページ上にあなただけのネット・スクラップ・ブックが完成します。ほかの人に見られたくなければ、リブログせずにスキをつけておけば、自分だけが見返せるスクラップ・ブックとなります。
もちろん、自分の記事や画像などを組み合わせて投稿して、ブログとして使うことも可能です。ほかのウェブログとはあまり違わない使い方ではありますが、投稿のし易さやデザインのカスタマイズし易さなどから、ブログを作成する場としてTumblrを選択・活用するのは十分にアリです。
Tumblrを使いこなせば、ブログからさらに進めて、Webサイトとして活用することも可能です。無料で利用できるTumblrならサイト制作のコストが抑えられますし、有料のテーマを利用するとWebサイトとしてできることが広がります。
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