同人誌などに小説やエッセイを掲載する場合には縦書きで印刷されますが、エディタの多くは横書きです。TATEditorという縦書き専用のエディタを使えば、最初から縦書きで書くことができます。この記事ではTATEditorのインストールや設定方法などを解説します。
プロの作家とはいかなくても、同人誌などに小説やエッセイを発表している人がたくさんいます。そんな人たちの間で、TATEditorというテキストエディタが話題になっています。この記事では、TATEditorとはどのようなエディタで、どうして小説を書くのに適しているのか、TATEditorの使い方はどうしたらいいのか、といってことについて見ていきましょう。
TATEditorの特徴とは、縦書きができるテキストエディタだという点です。最近では、原稿用紙にペンや鉛筆で手書きで小説を書くという人はほとんどいなくなりました。多くの人が小説をPCやスマホのテキストエディタを使って執筆しています。
しかし、小説は縦書きで印刷されることが多いのに対して、PCやスマホのエディタは横書きが一般的です。TATEditorを使うことで、執筆するときから、印刷されたときと同じレイアウトの縦書きで書けるようになります。TATEditorは縦書きができるエディタとして人気があります。
TATEditorの特徴には、PC版もスマホ版も用意されているという点があります。PCで小説を執筆する人の方が多いでしょうが、中にはスマホの方が書きやすいという人もいます。また、PCで執筆をして、スマホで隙間時間に修正したいという人もいるでしょう。
TATEditorには共有機能も付いているので、PCのTATEditorで執筆したものをスマホ版のTATEditorで修正するということも可能です。PCでもスマホでも両方使えるのがTATEditorのいいところです。
TATEditorには縦書きだけではなくて、傘連番式や牛耕式というテキストの入力方法にも対応しているという特徴があります。傘連番式というのは下の画像のように、放射状にテキストを書いていくことです。牛公式というのは、折り返しながらテキストを綴っていく方法です。
小説を書く方法としてはどちらもあまり適したものではありませんが、ちょっと変わったレイアウトでテキストを入力したいというときには、TATEditorの傘連番式や牛耕式というのもユニークなものです。
TATEditorの人気が高い理由には、作成した小説などのテキストファイルをPDFへ出力する機能があるという点です。TATEditorから直接PDFに保存することで、そのままWeb上にアップロードすることができます。また、PDFで入稿しなくてはいけないときに、TATEditorならPDFに変換させる手間をかけなくて済みます。
また、この他にもTATEditorには様々な機能があります。縦書き以外でTATEditorが特に重宝されている機能には、ルビを振る機能があります。小説などを書いているときには、いつもとは違う読み方で読ませたい時もあります。TATEditorを使えば、自由にルビを振れるということで、TATEditorを使う人が増えています。
TATEditorは縦書きエディタとして知る人ぞ知るアプリですが、TATEditorのような縦書きエディタでテキストを作成することにはこのようなメリットがあるのか、TATEditorを使うメリットについて見ていきましょう。
TATEditorを利用するメリットには、小説や脚本など縦書きのものが日本で作られる文書には多いという点があります。横書きで描いたものを縦書きにしても良いのですが、最初からTATEditorで縦書きで書いた方が雰囲気が出るという声も少なからずあります。
縦書きで印刷されるものが多いので、TATEditorを最初から使った方がいいという声が多くなっています。
また、TATEditorを使わずに横書きで書いたテキストを縦書きにすると、レイアウトが崩れてしまうことがあります。その点、TATEditorを使って最初から縦書きで書けば、レイアウトの崩れをあらかじめ防ぐことができます。
また、小説等を書くときには、文体や言葉遣いの変化も大切なポイントです。TATEditorを使って最初から縦書きで書くことで、横書きの時とは違う文体言葉遣いでかけることがあります。
普段は横書きで書いている人が、TATEditorを使ってちょっと変わった雰囲気にすることで、また違った趣の作品を作れるかもしれないというのが、TATEditorを使うメリットといいます。
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