ラクマは、楽天市場でお馴染みの楽天グループが提供しているフリマアプリです。手数料の安さに定評があり、出品者・購入者、双方にとって利用しやすい環境が揃っています。ラクマの各手数料を他のフリマアプリと比較しながらまとめてみました。
フリマアプリを利用する際に出来るだけ手数料を安く抑えたいと思うのは当然の願望です。フリマアプリで徴収される手数料には主に以下の7つがありますが、ラクマの手数料体系は非常に良心的であり、そのほとんどが無料かそれに近い数値となっています。
ラクマに新規会員登録する際にかかる登録手数料は無料です。ラクマに登録するためには楽天IDが必要となりますが、楽天IDの登録手数料も無料です。したがって、初期費用は完全無料でラクマを始められるメリットがあります。
自分の所有物と取引してくれる相手を探す場合、ラクマに出品する作業が必要です。ラクマでは、その際にかかる出品手数料が無料となっています。どの商品を何個出品しても出品手数料は0円なので、安心して出品者になることが可能です。
会員登録後、1か月ごとに所定の月額手数料を徴収するWebサイトも珍しくありません。その点、ラクマでは月額手数料が無料です。出品・購入履歴の有り無しにかかわらず、会員費は永年無料のままです。たまにしかフリマアプリを使わないという方でも、気軽にラクマに会員登録することが出来ます。
ラクマでは、登録手数料・出品手数料・月額手数料の3種類に関しては常に無料です。しかし、他の手数料・経費に関しては有料になる場合もあります。その具体的な金額を見ていきましょう。
ラクマで出品した商品が購入された時、出品者には3.5%の「販売手数料」がかかります。例えば1万円の商品がラクマで売れたとすると、10,000×3.5%=350円の販売手数料を代金から差し引いた9,650円が出品者の売上金となるわけです。
もともとラクマでは販売手数料も無料でしたが、2018年6月から現行の3.5%に引き上げられました。しかしフリマアプリ業界ではラクマの販売手数料はトップクラスの安さであり、致し方無い部分と言えるでしょう。
ラクマでは、送料の設定を出品者が決められます。送料を購入者に負担してもらいたい場合は「着払い」設定にすることも可能ですが、送料を代金に含めて出品者が負担する方が一般的です。
ラクマは以下の表のような配送対応に対応しており、商品サイズや重量などを加味して最も送料を安く抑えられる手段を自分で探さなければなりません。
商品サイズ | 運送業者 | 配送方法 | 送料目安 |
---|---|---|---|
A4サイズ以下 | 日本郵便 | 普通郵便(定形、定形外) | 82円~ |
スマートレター | 180円 | ||
ゆうメール | 180円~ | ||
クリックポスト | 185円 | ||
ゆうパケット | 250円~ | ||
レターパックライト | 360円 | ||
レターパックプラス | 510円 | ||
かんたんラクマパック(日本郵便)・ゆうパケット | 全国一律179円 | ||
ヤマト運輸 | 宅急便コンパクト | 594円~ | |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・ネコポス | 全国一律200円 | ||
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・宅急便コンパクト | 全国一律530円 | ||
A4サイズ以上 | 日本郵便 | ゆうパック | 800円~ |
かんたんラクマパック(日本郵便)・ゆうパック | 全国一律800円~ | ||
ヤマト運輸 | ヤマト宅急便 | 907円~ | |
ヤマト便 | 2,280円~ | ||
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・宅急便 | 全国一律800円~ |
ラクマで出品した商品が購入されて売上金が手に入ったら、次はそのお金を銀行口座に移すために振込申請を行います。
その際に、振込手数料として売上金から210円が自動的に差し引かれます。例えば5,000円の売上金の振込申請を行った場合、5,000-210=4,790円が入金額になるわけです。
ラクマの振込手数料がどうしても気になる場合、以下の2つの方法で振込手数料の問題を回避することが出来ます。
購入者としてラクマを利用する場合、商品の購入注文後に代金の決済を行わなければなりません。ラクマは10種類以上の決済方法に対応していますが、その中には手数料がかからないものと購入手数料(100円)が発生するものがあります。ご注意ください。
1 / 2
続きを読む