本記事ではQRコード決済のメリットとデメリットを、店舗側・ユーザー側それぞれの視点で紹介していきます。便利なQRコード決済ですが、裏にはデメリットがあるのも事実です。メリット・デメリットを覚えて快適なQRコード決済ライフを送りましょう。
本記事冒頭の本章では、QRコード決済の仕組みについて紹介します。QRコード決済メリットとデメリットを深く理解するためにも、QRコード決済の仕組みを覚えておくことは重要です。QRコード決済を利用したことがない人は、まず本章で紹介するQRコード決済の原理や仕組みについて理解しましょう。
QRコード決済の仕組みは、QRコード決済利用者側が事前にQRコード決済アプリに現金やクレジットカードからチャージし、スマホアプリ内にあるバーコードを読み取りすることで決済される仕組みになっています。
または、店舗側のQRバーコードを、利用者がアプリで読み取りすることで、店舗側にお金が入金される仕組みもあります。両者の仕組みの違いは、QRコード決済業者によって異なるので覚えておきましょう。
続いて本章では、QRコード決済を利用するデメリットを紹介していきます。QRコード決済を利用する側と、店舗側でデメリットが異なるので、個別に詳しく紹介していきます。
店舗側のデメリット1 | QRコード決済手数料が発生する |
店舗側のデメリット2 | インターネット通信環境が必要 |
店舗側のデメリット3 | QRコードすり替え詐欺のリスクも |
利用者側のデメリット1 | スマホ使えなければQRコード決済ができない |
利用者側のデメリット2 | QRコード決済サービスに対応している店舗数 |
QRコード決済を利用する上で覚えて置きたいポイントが、QRコード決済時の決済手数料です。LINE Payなどは将来的に店舗側の決済手数料0%にすると公言していますが、現状では店舗側の決済手数料支払いが必要です。利用するQRコード決済サービスによって、決済手数料は異なりますが0.95%〜3.25%ほどが必要となります。
利幅の小さな飲食店を運営している方にとって、3%以上の決済手数料は大きな金額となりますが、将来的にこの決済手数料はなくなると予想されています。現状ではQRコード決済サービスを選択する際の選択方法として、利用者の多さと決済手数料がキーとなってくるでしょう。
大きなデメリットにはなりませんが、必要なポイントとして、QRコード決済サービスを店舗側が利用する上で、インターネット通信環境は必須と覚えておきましょう。Wi-Fi接続、またはスマホ携帯の携帯キャリア回線でも問題ありません。
QRコード決済は、インターネット通信を利用して決済するため、インターネット環境のない場所では利用できないので注意しましょう。また、何らかの問題が発生してネット通信環境が切断されてしまうと、QRコード決済サービスが利用できないので注意してください。
利用者側にも同じデメリットがあり、スマホ電源が切れてしまった場合はQRコード決済が決済できません。店舗側では充電器の貸し出しや、電源プラグの貸し出しなどのサービスをする必要も出てくるので、1つのオプションとして店舗側で覚えておくと良いでしょう。
QRコード決済先進国の中国では、2017年にQRコードのすり替え詐欺が横行していた過去があります。2019年9月現在では、日本で同様の手口の犯行が行われたという事例はありませんが、将来的に発生する可能性はゼロではありません。このようなリスクは、クレジットカードでも発生するので十分に注意しておく必要があります。
QRコード決済、利用者側のデメリットとして挙げられるのが、スマホのバッテリー問題です。QRコード決済はスマホのアプリや、Apple Pay、おサイフケータイなどを利用する必要があるため、スマホの充電が切れている状態では利用できないという点です。
モバイルバッテリーや、モバイルバッテリーレンタルなどのサービスも普及しつつありますが、いざというときにスマホの充電が切れてしまっては意味がありません。QRコード決済を中心に支払いしたい人は、スマホのバッテリーには十分に注意して利用することをおすすめします。
QRコード決済サービスは、全国展開しているチェーン店舗を中心に拡大傾向ですが、小さな個人商店規模の実店舗では、未導入の店舗が多数存在します。都市部以外での利用が限定されるというデメリットがありますが、QRコード決済の、今後の利用店舗拡大に期待しましょう。
続いてQRコード決済を利用するメリットを一覧にして紹介していきます。
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