Pixlr Editor(ピクセラエディタ)は無料で使える画像編集ソフトでありながら、レイヤーやフィルタ加工といった機能も豊富な高機能の画像加工ソフトです。そんな便利なPixlr Editorについて、その機能と簡単な使い方、そして大事な注意点をお教えします。
ネットに画像を上げる前にもうひと手間手を加えたいのに、手持ちの画像編集・加工ソフトでは木野が足りずに物足りなく感じることは少なくありません。かといって、年に万単位の利用料がかかるPhotoshopは気軽には利用できません。そんなときに助けになるのが、無料のオンライン画像編集・加工ソフトのPixlr Editor(ピクセラエディタ)です。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)は、コンピュータによる設計・製図のプロの世界で使われる、高機能なAutoCADを製作する、オートデスク社が提供するだけあって、とても無料のソフトとは思えない高機能な画像編集・加工ソフトです。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)はブラウザ上でオンライン利用する無料の画像編集・加工ソフトです。そのため、Windowsは元よりMacやLinuxなど、OSを選ばずに利用可能です。
無料の画像編集・加工ソフトは、その多くが単機能だったり、ある方向に限られた機能しか持っていなかったりします。そうしたソフトとは異なり、Pixlr Editor(ピクセラエディタ)はPhotoshop 6.0クラスの機能を備えた、本格画像編集ソフトです。ある意味、いまの高度化しすぎたPhotoshopよりも使い易いかもしれません。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)の最大の注意点が、Adobe Flash上で動作するソフトだということです。Adobe Flashはブラウザ上で動画やソフトを扱う共通環境ですが、セキュリティに不安があり、しかも2020年にはAdobeがサポートを終了することが明らかになっています。
そのため各ブラウザは基本Flashをインストールしない方向で動いており、Flashをインストールする際には注意を喚起された上で、設定でFlashを有効にするよう、設定しなければなりません。さらに現時点ではPixlr Editor(ピクセラエディタ)を便利に使えても、今後についてオートデスク社から送られてくるメールを注意しておく必要があります。
それでは、まずは無料の高機能画像編集・加工ソフト、Pixlr Editor(ピクセラエディタ)の主な機能についてお伝えします。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)は一般的な画像の拡大・縮小といった使い方から、明度調整、コントラスト調整といった一般的な画像補正機能は一通り備えています。なかにはHDR(風)に白飛びや黒潰れを抑えてくれるといった使い方までサポートされています。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)は、単に元ある画像を編集するだけではなく、新たにブラシで線を描いたり、バケツで塗りつぶしたりというイラスト作成の使い方にも対応しています。アンドゥも使えますから、失敗を恐れずに作業を進められます。ただしアンドゥは14段階までですので、場合によっても戻したいところまでアンドゥできないかもしれません。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)がほかの無料ソフトと大きく違うのが、レイヤーやフィルターなどの高度な画像加工機能を使える点です。ぼかしやシャープといった基本的なフィルターから、ノイズや万華鏡といったもの、さらには広角レンズの歪みを正すチルトシフトなど、とても無料ソフトとは思えない機能が利用できます。
さて、ここからはPixlr Editor(ピクセラエディタ)の実際の使い方について簡単に説明します。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)の使い方の第一歩は、Pixlr Editorのサイトに接続することです。以下のリンクからPixlr Editorのサイトにアクセスします。
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