AviUtlで編集中の動画を途中保存!exo/apoファイル形式でバックアップ!

動画の作成や編集を行う方の心強い味方のAviUtl。動画作成時にまず覚えていたいことの1つに、動画編集中の途中保存があります。キリがいいという状態で終わりたいのにどうすればよいのか。今回はAviUtlで作成中のデータをどのように保存するのかご紹介します。

AviUtlで編集中の動画を途中保存!exo/apoファイル形式でバックアップ!のイメージ

目次

  1. 1AviUtlで動画編集中に途中保存するには
  2. 2種類のプロジェクトファイル形式で保存する
  3. 2AviUtlでexoファイルで保存する方法
  4. exoファイルとは?
  5. exoファイルの保存方法
  6. exoファイルの開き方
  7. 3AviUtlでaupファイルで保存する方法
  8. aupファイルとは?
  9. aupファイルの保存方法
  10. aupファイルの開き方
  11. 4AviUtlで保存したファイルを結合する方法
  12. exoファイルの結合方法
  13. aupファイルの結合方法
  14. 5AviUtlで編集中の動画を保存しよう

AviUtlで動画編集中に途中保存するには

AviUtlは無料で利用できる動画編集ソフトで、お金をかけずに動画編集に挑戦してみたいという方によくお勧めされているフリーソフトです。

そんな中、初めてAviUtlを利用する誰もが経験したことのある「動画の編集に時間がかかって終わらなかった」、「キリがいいから今日はここまで」という状態で編集中の動画をどのように途中保存すれば良いか分からない方に、AviUtlで編集中の動画を保存する方法をご説明いたします。

AviUtlのアイコンと文字

2種類のプロジェクトファイル形式で保存する

AviUtlで編集中の動画を途中保存した場合はファイルは、

  • .exo=オブジェクトファイル
  • .aup=プロジェクトファイル
という2種類の拡張子を利用して、異なった形式で保存できます。

拡張子の種類

AviUtlでexoファイルで保存する方法

まずはAviUtlで「.exo」の拡張子で途中保存する場合はどのようにすればよいかご紹介いたします。

AviUtlのアイコンと文字

exoファイルとは?

.exo形式のファイルはオブジェクトファイルとして、タイムラインのデータのみを保存します。タイムライン以外のフィルターなどのデータは保存されません。.exo形式のファイルはオブジェクトファイルというところが肝で、保存している動画だけではなく、他の動画で使いまわすことができます。

exoファイルのプロパティ

AviUtlでタイムラインを表示させるには

AviUtlを導入した際に、「拡張編集プラグイン」も一緒に導入されたでしょうか。AviUtlだけでは、複雑な動画編集は難しく、.exo形式のファイルを保存するのに利用するタイムラインも使うことができません。もしまだ「拡張編集プラグイン」を導入していのであれば、あっても損はありませんのでインストールすることをお勧めします。

AviUtlのタイムライン

もし導入済みで、タイムラインが見つけられない場合は、

  • AviUtlの「設定」のメニューから「拡張編集の設定」をクリックして表示さることができる、未表示の状態(▼画像①)
  • メニューに「拡張編集の設定」の項目がない方は、インストールに失敗している状態(▼画像②)
  • メニューの「拡張編集の設定」をクリックしても表示されない方はタイムラインのウィンドウが画面の外に出ている状態(▼画像③)
の3パターンが考えられます。

AviUtlのタイムラインの状態

exoファイルの保存方法

.exo形式のファイルで途中保存するには、タイムライン上で行います。まずタイムライン上で右クリック(▼画像①)を行い、「ファイル」をクリック(▼画像②)して、メニュー「オブジェクトファイルのエクスポート」を選びます(▼画像③)。

exoファイルの保存方法

その後、「名前を付けて保存」のウィンドウがでてくるので、任意の名前を入力し保存」(▼画像)すれば、.exo形式のファイルで途中保存することができます。

名前を付けて保存の画面

exoファイルの開き方

保存した.exo形式のファイルは、3種類の方法でAviUtlに読み取ることができます。

タイムライン上にドラッグ&ドロップする

AviUtlのタイムラインを開いている状態で、.exo形式のファイルを保存している場所を開きます。開きたい.exo形式のファイルをタイムライン上にドラッグして持っていきます(▼画像)

exoファイルの開き方

するとドロップした場所に.exo形式のファイルが展開されます(▼画像)。

exoファイルの開き方

タイムライン上から読み取る

AviUtlのタイムライン上で右クリックし、「ファイル」(▼画像①)をクリックし、メニューの「オブジェクトファイルのインポート」(▼画像②)を選びます。

exoファイルの開き方

「開く」ウィンドウが出てきますので、.exo形式のファイルを選び、開く」をクリックすると展開できます。(▼画像)

exoファイルの開き方

また新規のプロジェクトとして開く際は、AviUtlのタイムライン上で右クリック後、「オブジェクトファイルから新規作成」を選び(▼画像)、インポートと同様に.exo形式のファイルを開きます。

exoファイルの開き方

タイムライン上からシーンとして読み取る

.exo形式のファイルはAviUtlでシーンとして読み取ること(一つの場面を何度も呼び出すこと)ができます

まずAviUtlのタイムライン上で右クリックをし、「メディアオブジェクトの追加」にマウスポインターを合わせると新たなメニューが表示されますので、その中の「.exo形式のファイルが保存されているフォルダ名」にマウスポインターを合わせ、次に表示メニューの中から「読み取りたい.exo形式のファイル名」を選びます。(▼画像)

exoファイルの開き方

読み取られた.exo形式のファイルは「シーンオブジェクト」として表示されます。(▼画像)

exoファイルの開き方

もし、「メディアオブジェクトの追加」にマウスポインターを合わせて、その中に「.exo形式のファイルが保存されているフォルダ名」(今回は「AviUtl」でフォルダを作成しています)が表示されなかった場合(▼画像)は、AviUtlnのインストールデータ(AviUtlPack)のデータ構成を変更しましょう。

exoファイルの開き方

.exo形式の保存してあるフォルダをAviUtlPackフォルダの中の「exedit.aufのファイルと同じ階層に置きましょう。(▼画像)

AviUtlPack内のファイル構成

すると「メディアオブジェクトの追加」の中に、フォルダが表示されるようになります。(▼画像)

メディアオブジェクトの追加

AviUtlでaupファイルで保存する方法

次にAviUtlで「.aup」の拡張子で途中保存する場合はどのようにすればよいかご紹介いたします。

AviUtlのアイコンと文字

aupファイルとは?

AviUtlで編集中の動画を.aup形式のファイルで途中保存すると、全てのデータがファイル上に保存されます。これは編集中の動画のプロジェクトをそのまま保存する方法で、AviUtlで設定したレイヤーのデータやフィルタ設定等のデータも保存されます。

全てのデータを保存するからこそ、データの誤差には弱く、プロジェクト上で使用しているファイルのパス(場所)が変わってしまっただけでも、そのプロジェクトの.aup形式のファイルが開けなくなります。

aupファイルのプロパティ

aupファイルの保存方法

AviUtlで編集中の動画を.aup形式のファイルとして途中保存するには、AviUtl上にあるファイル」(▼画像①)をクリックし、メニュー上にある「編集プロジェクトの保存」(▼画像②)を選びます。

aupファイルの保存方法

すると「プロジェクトを保存」のウィンドウが開きますので、任意の場所に、名前を付けて保存しましょう。

aupファイルの保存方法

apuファイルを保存するにあたって

.aup形式のファイルを保存した際、プロジェクトで使用している素材のファイルを決して削除・移動させてはいけません。名前の変更をするのもやめましょう。

もし削除・移動・名前の変更をしてしまった場合は、エラー(▼画像)が表示されて.aup形式のファイルを読み取れなくなります。一応保存した時の状態に全てを戻すことができれば、開くことができますがとても時間がかかります。

AviUtlⅼのエラー

aupファイルの開き方

保存した.aup形式のファイルをAviUtlで開くには、3種類の方法があります。

AviUtl上で開く

AviUtlを開きファイル」(▼画像①)をクリックし、メニュー上の「編集プロジェクトを開く」(▼画像②)を選びます。

aupファイルの開き方

「プロジェクトを開く」のウィンドウが表示されますので、読み取りたい.aup形式のファイルを選び、開くをクリックします。

aupファイルの開き方

.aup形式のファイルをダブルクリック

.aup形式のファイルが保存されている場所を開きます。開きたい.aup形式のファイルをダブルクリックすることでAviUtlが立ち上がり、ダブルクリックしたaup形式のファイルが読み取られます。

aupファイルの開き方

AviUtl上にドラッグ&ドロップ

.aup形式のファイルが保存されている場所を開きます。開きたい.aup形式のファイルを、AviUtlまたはタイムライン上にドラッグして持っていくと読み取られます。

aupファイルの開き方

AviUtlで保存したファイルを結合する方法

別々の動画で、同じシーンを利用したい時に動画を使いまわすことがありますが、AviUtlで保存したファイルは結合して、一つの動画にまとめることはできるのでしょうか。.exo形式で保存されたファイルと.aup形式で保存されたファイルについて方法をご紹介します。

AviUtlのアイコンと文字

exoファイルの結合方法

.exo形式で保存されたファイルは、別の.exo形式で保存されたファイル上に読み取り、結合することができます。

まず.exo形式で保存されたファイルを開き、次に結合したい.exo形式で保存されたファイルのタイムライン上に読み取ります。(▼画像)

exoファイルを結合

読み取りが終われば、それを保存すれば結合することができます。

exoファイルを結合

aupファイルの結合方法

.aup形式で保存されたファイルは、別の動画上に追加で読み取ったり、結合はできません。しかし.aup形式から.exo形式に拡張子を変更することで、結合することができます。

aupファイルをexoファイルに変更する方法

.aup形式から.exo形式に拡張子を変更するには、まず変更したい.aup形式のファイルをタイムライン上に開きます。(▼画像)

aupファイルを結合

読み取りが終わったら、それを.exo形式で保存します。(▼画像)

aupファイルを結合

そうすると、読み取っていた.aup形式のファイルは、.exo形式のファイルとして保存されます。(▼画像)

aupファイルを結合

.exo形式で保存してしまえば、別の動画に追加で読み取らせたり、結合することができます。

AviUtlで編集中の動画を保存しよう

AviUtlのアイコンと文字

今回はAviUtlで、「編集中の動画を途中保存する方法」と「.exo形式のファイルと.aup形式のファイルの違い」についてご紹介させていただきました。動画を編集するというのはとても根気が必要になる作業ですので、とても時間がかかります。一気に作業を終わらせるのではなく、今回ご紹介した途中保存する方法を利用して、疲れをコントロールしながら作業を継続して行っていただけると幸いです。

また、効率よく作業を行えるのもモチベーションの維持に繋がります。.exo形式のファイルと.aup形式のファイルの違いを利用して、使いまわせる動画は.exo形式、完成して手を加えないですむ動画は.aup形式で保存するなどの工夫して利用してみてはいかがでしょうか。

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
bonta