海外サイトの支払いに利用するオンライン決済サービスのPayPalは、ブラウザでも十分便利ですが、アプリを設定するともっと便利に使えるようになります。本記事では、そんないPayPalアプリのメリットやアカウントの登録方法、使い方にいたるまでを詳しく紹介します。
PayPal(ペイパル)アプリとは、オンライン決済サービスのPayPalをスマートフォン上で扱える便利なアプリです。PayPalをご存じの方は、この章を飛ばして次の「PayPal(ペイパル)アプリのアカウント設定方法」、および「PayPal(ペイパル)アプリの使い方」の章を見ていただくとして、この章では、まずはPayPal自体について説明します。
PayPalとはメールアドレスとパスワードだけで、通販サイトや各種サービスの支払い、個人間の送金などができるオンライン決済サービスです。支払いにPayPalを選ぶと、相手のサイトにクレジットカードの情報や住所氏名を登録せずとも支払いが完了し、PayPalに登録した住所に品物が届くので、個人情報が守れ、手間も省ける便利なサービスです。
PayPalを利用するには、住所氏名のほかにクレジットカードや銀行口座の情報を登録しなければなりません。ネットでの支払いにPayPal払いを選択すると、PayPalに登録したクレジットカードや銀行口座から代金が支払われるため、あなたのクレジットカード番号や銀行口座の情報を利用先のサイトに伝えずに済みます。
また、PayPalの支払いは、買い物をした段階でいったんPayPalにプールされ、相手に支払われるのは発送が確かめられるか品物が届いてからのことが多く、詐欺に遭う可能性が少ないメリットがあります。また詐欺に遭ってもPayPalに連絡することで代金を返金してもらうことも可能です。
安心できる国内の大手サイトとは異なり、相手をどのくらい信用していいかわからない、特に海外のネット通販では、クレジットカード払いよりもPayPal払いの方が圧倒的に安全です。
それではPayPal(ペイパル)自体についてのことは前章までとし、ここからはPayPalアプリでのアカウント登録方法をお伝えします。なお、すでにPayPalのアカウントを登録済みの場合も、「PayPalアプリのインストール」と、「PayPalアプリのアカウント設定」の最初の部分までは目を通してください。
PayPalアプリを利用してアカウントを登録するには、まずPayPalアプリをインストールします。以下のリンク先のApp Store、もしくはGoogle PlayからPayPalアプリをインストールしてください。
PayPalアプリがインストールできたら、いよいよPayPalアカウントの設定です。まずはホーム画面からPayPalアプリを立ち上げ、PayPalアカウントを登録済みの場合は「ログイン」を選んで、「PayPal(ペイパル)アプリとPayPalのセキュリティ」の章の「Touch IDやFace IDでセキュリティ強化」の項に進んでください。
PayPalアカウントを持っていない場合は「新規登録」を選び、SMSを受けられるスマートフォンの電話番号を入力して「続行」をタップします。
SMSに認証コードが届いたら、その認証コードを入力し、メールアドレスとパスワードを入力して「続行」を選び、氏名と生年月日を入力して、また「続行」をタップします。
つづいてPayPalアプリに住所を入力します。郵便番号を入力すると住所候補が表示されるのでそれを選択して、細かい番地などを追加します。このとき、郵便番号を入力しても住所候補が表示されない場合には、「私のアドレスが見えません」を選択して住所を逐一入力します。
ここで入力した住所は、PayPalで通販すると相手に送られる住所ですので、PayPalを主に海外通販で使うのならば、ローマ字表記が無難です。しかし、「都道府県」は漢字表記でしか選べませんし、海外からの通販であっても相手からすればJapanさえわかれば、あとは相手に読めない文字でも日本国内では問題ないのでローマ字表記が必須ではありません。
さらにPayPalアカウントにクレジットカードを設定します。カード番号と有効期限、それに3桁のセキュリティコードを入力して「カードの登録」を選択します。これでPayPalのアカウントが設定されました。
あとはこのアカウントでメールアドレスを認証しておく必要があります。そのためには、PayPalアカウントを設定したところで、PayPalから届いたメールを確認して「メールアドレスを確認する」をタップします。するとブラウザが立ち上がりますので、パスワードを入力して「メールアドレスを確認」を選択します。
するとブラウザの画面がPayPalのものに切り替わりますので、タブごと閉じてしまって大丈夫です。
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