LINEのトーク画面はスタンプなどのせいで会話が流れていって、少し前のメッセージに返信されると、元ネタがわからないことがあります。そんなときにはLINEのリプライ機能を使って元のメッセージを引用するのがおすすめです。今回はそんなリプライのやり方を説明します。
グループトークや複数人トークでは特に顕著ですが、LINEではスタンプや動画で流れの速いトークルームでは相手のメッセージがどのメッセージに対する返信かがわからなくなりがちです。「それってなんのこと?」「どのメッセージのことかな?」などとレスが入ると、さらにLINEの流れが速まって、さらに元のメッセージが遠ざかる悪循環が待っています。
そんな事態を避けるために、2018年8月からLINEでは元のメッセージを引用して返信できるリプライ機能を導入しました。このリプライ機能を使いさえすれば、もうどのメッセージに対する返信なのかと迷うことはなくなります。
先にも記したようにリプライ機能は割合と新しい機能ですから、リプライとはなにか、ご存じない方もいらっしゃるでしょう。改めて説明すると、LINEにおけるリプライとは、それぞれのトークルーム内で発言者のアイコンと名前と一緒にメッセージを引用し、そこにあなたの発言を添えて返信できる機能です。
あくまでもLINE上のトークルームに限った引用機能であり、別のトークルームに持っていくことはできませんし、引用なので必ずしも発言者に対しての返信でなくてもかまいません。また対象となるメッセージはテキストの文章に限りません。写真や動画、スタンプなどもリプライ機能の対象となります。
LINEに慣れないうちにはリプライ機能と混同しがちな機能にメンション機能があります。どちらも相手や発言を指定する機能ですが、大きな違いがあります。
上にも記したように、LINEにおけるリプライとは投稿されたメッセージに対する返信ですから、誰のどのメッセージが対象なのかが明確です。一方LINEのメンションは、リプライとは違い、指定したメンバーに対してのメッセージのことです。
そのためLINEにおいてのメンションは、必ずしもそのメンバーのメッセージに対する返信を意味しません。あくまでもメンションはそのメンバー宛てのメッセージであって、そのメンバーが以前投稿したメッセージに対する返信であるかどうかは関係ないのです。
言葉で説明するとわかりづらいので、難しく感じるようなら以下の「引用を使って返信する」と「他の人のメッセージを引用してメッセージを送る」の項に挙げた実例を見ていただきたいのですが、メンション機能があくまでメッセージを向けた相手を指定するだけの機能なのに対し、リプライ機能ではどの相手が発したメッセージなのかが明確にされます。
しかしそれは、リプライ機能を使うと必ずその相手に返信しなければならないということではありません。もちろん、リプライした相手宛てのメッセージであることが多いのですが、LINEの別なユーザーのメッセージをほかの相手にリプライすることも可能なのです。
実際にLINEのリプライ機能を使う場合、リプライだけを利用する方法もあれば、メンション機能も交えて相手を指定してリプライを送る方法もあります。
LINEのリプライ機能を使って返信するやり方では、相手と相手のメッセージがしっかりと引用されるため、何に対する誰への返信なのかが明確になります。
LINEではリプライ機能とメンション機能はまったく違いますから、この二つを同時に利用する方法も可能です。リプライ機能で元のメッセージを引用しておいて、メンション機能で別なメンバーに話を振る、というのも便利に使えるやり方です。
それでは、以下にLINEでのリプライのやり方と、リプライの取り消し方法を説明します。
LINEのリプライ機能を利用するには、まず引用元のメッセージを長押ししてポップアップメニューを表示させ、コマンドの中から“リプライ”を選択します。
するとメッセージ入力画面の上に引用元の発言者のアイコンと名前が、元のメッセージとともに表示されるので、間違いがなければメッセージを入力して送信します。
その結果、引用されたメッセージ(この場合は「明日辺り久しぶりに会いません?」)と共にあなたのメッセージ(この場合は「んじゃ明日ね。」)が表示されます。
ボイスメッセージやシステムからのメッセージなどを除いて、LINEのトークルームで使われるLINEスタンプや画像・動画など、ほとんどのメッセージがリプライの対象となります。どの対象に対してもやり方は全く同じで、LINEスタンプなどの上で長押しすることでリプライできます。
ただし、LINEのリプライは二重三重には働きません。たとえばすでにリプライを含んだメッセージにリプライしても、直前のメッセージに対してしかリプライ機能は働きません。「リプライA+メッセージB」にリプライしても、「リプライA+リプライB+メッセージC」とはならず、「リプライB+メッセージC」にしかならないのです。
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