LINE Payが、LINE Payカードという形でクレジットカードのように使えることは知っていても、LINE Payにクレジットカードを登録して、クレジットカード払いができることは知られていません。今回は意外にメリットのあるこの方法をご紹介します。
LINE Payはそもそもクレジットカードのような決済サービスなのに、わざわざそれにクレジットカードを登録する意味があるのだろうか、と思われる人は少なくないでしょう。
しかし、これにはLINE Pay残高がなくても買い物ができたり、ポイントの二重取りができたりといったメリットがあるのです。
一度LINE Payにクレジットカードを登録すると、それ以降オンライン決済ではLINE Pay残高に関係なく、登録したクレジットカード決済が可能となります。
ただし、LINE Payに対応しているオンライン決済のすべてがクレジットカード決済に対応しているわけではありません。ZOZOTOWNや新ラクマなどのお店は、かつてはLINE Pay経由のクレジットカード決済が可能でしたが、2019年1月現在ではLINE Payでの決済はLINE Pay残高からの決済のみとなっています。
これについては、2018年8月に(次の章の「LINE Payでポイントをゲット」の節で詳しく説明する)マイカラー制度のアップグレードの影響と見られています。
この改正で、マイカラーの判定基準とポイント付与の対象に、LINE Pay経由のクレジットカード決済の含まれるようにしたため、先に述べたようなオンライン決済でクレジットカードを使えなくしたのでしょう。
そのため、2019年1月現在でLINE Pay経由のクレジットカード決済ができるオンラインストアは、LINE STORE、LINE@、LINEデリマ、LINEモバイル、LINE FRIENDS STORE ONLINE、LINEトーク占いといったLINE直営ストアのみです。
LINE PayはLINEアプリで支払いや送金・割り勘などができる、プリペイド型のスマートフォン決済サービスです。
プリペイド型という名の通り、SuicaなどのようにあらかじめLINE Payにお金をチャージしておき、それを支払い手段に充てる仕組みです。クレジットカードのように将来の収入を当てにして購入するのではなく、あくまでも手持ちや銀行口座のお金をチャージして購入するので、デビットカードのように健全な範囲内での利用が望めます。
スマートフォンひとつでネットや実店舗での買い物が可能で、チャージも友だち同士の送金も手数料無料でできる上に、クレジットカードのようなポイント還元まであるという優れた決済サービスですが、ネットショップや実店舗での採用が今一つ伸びていないのが難点です。
その弱点を補うため、あとで「LINE Payカードというプリペイド型のカードがある」で説明するように、LINE Payカードというカードを別に発行することで、JCB加盟のほとんどのネットショップや多くの実店舗での利用を可能としています。
LINE Payの特色の一つに最大2%のポイント還元が挙げられます。以前はLINE Payカードでの利用に対して一律に2%のポイントバックがありましたが、2019年1月現在ではLINE Payカードの利用の有無にかかわらず、前月の利用状況によって決まる「マイカラー」で還元率が変化します。
マイカラー | グリーン | ブルー | レッド | ホワイト |
ポイント還元率 | 2% | 1% | 0.8% | 0.5% |
条件(前月の決済金額) | 10万円以上 | 5万円以上 | 1万円以上 | 1万円未満 |
通常のクレジットカードのポイント還元が0.5%であることを思えば、LINE Payのポイント還元率の高さには驚くしかありませんが、実はLINE Payではこれ以上のポイント還元が期待できるのです。
たとえば次節の「実店舗」の項に記したQR/バーコード払いが利用できる場所では、2019年7月末日まで+3%のポイント還元が受けられます。つまり3.5〜5%のポイント還元が受けられるのです。
またLINE STOREなどのLINE直営ストアでLINE Pay経由のクレジットカード決済を選べば、LINE Payとクレジットカードのポイント還元の二重取りができます。
さらに頻繁に5〜10%程度のポイント還元キャンペーンを開催しているので、いっそうお得度がアップします。
スマートフォンひとつでお買い物を目指すLINE Payですが、2019年1月現在、スマートフォン上のLINE Payのみで買い物できる場所はさほど多くありません。
現時点では、LINE Payを使いこなし、マイカラーをグリーンに保つにはLINE Payカードの所持と併用が必須と言えます。
コンビニやドラッグストア、飲食店を中心としたいろんな種類のお店でLINE PayがQR/バーコード払いで利用できます。以下に主なお店だけを挙げます。
LAWSON | FamilyMart | トモズ | ウェルシア |
ジョーシン | ビックカメラ | ソフマップ | コジマ |
阪急百貨店 | 阪神百貨店 | スターバックス | 明屋書店 |
白木屋 | 魚民 | 笑笑 | 千年の宴 |
LOFT | アインズ&トルペ | ビッグエコー | ジャンボカラオケ広場 |
そのほかのお店については項末のリンクを参照してください。 |
またこれ以外にも、LINE Payカードを利用すれば、国内外のJCB加盟店約3,300万店舗(2017年3月現在)での買い物ができますし、おサイフケータイ機能の備わったAndroidユーザーなら、約24万店舗(2017年3月現在)でQUICPayを使った支払いも可能です。
ただし、こちらは+3%のポイント還元はありませんので、ご注意ください。
ネットショッピングで直接LINE Pay出の決済が可能なのは、以下の11か所です。
ZOZOTOWN | 新ラクマ | SHOPLIST.com | haco! |
HMV ONLINE | LINE STORE | ソク読み | honto |
まんが王国 | GDO| HOT PRICE | 出前館 |
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