GoogleとYahoo!は何が違うの?検索エンジン/機能/ユーザー別に違いを比較!

GoogleとYahoo!の検索は同じエンジンですが、表示順位に違いがあります。どっちのサービスに広告を出すべきか迷った時は、デバイス・性別・年齢に応じたシェア率を意識しましょう。GoogleとYahooの違いを機能面・ユーザー面で比較してみました。

目次

  1. 1GoogleやYahoo!ってどんなサイト?何ができる?
  2. Googleとはどんなサービス?
  3. Yahoo!とはどんなサービス?
  4. 2GoogleとYahoo!は何が違うのか機能面から解説
  5. GoogleとYahoo!は同じ検索エンジンを使用している
  6. GoogleとYahoo!で検索結果が違うのはなぜ?
  7. 検索エンジンはどうやって検索順位を決めているのか?
  8. 3GoogleとYahoo!は何が違うのかユーザー面から解説
  9. 使用するデバイスによって利用者数に差がある
  10. 年齢や性別によっても利用者数に差がある
  11. 4GoogleとYahoo!の違いを知って便利に活用しよう!

GoogleやYahoo!ってどんなサイト?何ができる?

GoogleとYahoo!は、インターネットユーザーにとって非常に身近な存在です。SNSで見聞きした話題の人物や街で見かけた素敵な商品など、気になるワードをインターネットで調べたい時、多くのユーザーは「Google検索」か「Yahoo!検索」機能を利用しています。

しかし、GoogleとYahoo!がどのようなサイトなのか正確に知っている方は多くありません。Googleとはどのような企業なのか?Yahoo!とはどのような違いがあるのか?両社の特徴や違いを見ていきましょう。

Googleとはどんなサービス?

Google(グーグル)とは、アメリカのカリフォルニアに本社を構える多国籍IT企業のことです。世界各国に拠点があり、日本支社は東京の六本木ヒルズ内にあります。

Googleの歴史を紐解くと、GoogleはWebサイトの情報を評価する検索エンジンの開発を目的として、スタンフォード大学に在籍していたラリー・ペイジ(Lawrence Edward Larry Page)とセルゲイ・ブリン(Sergey Mikhailovich Brin)によって1998年に設立されました。

当初Googleは、10の100乗を意味する「googol(グーゴル)」という社名になる予定でした。しかしドメイン登録の際に「Google」と間違えて入力してしまったことが、結果的に現在のGoogleの社名の由来となっています。

Google社の開発したGoogle検索エンジンは、世界の検索エンジンシェア率の約9割を独占しているほど圧倒的な存在です。Google検索の普及によって、Googleで検索する行為を意味する「ググる」という言葉も誕生しました。

また、Googleは他にも「Gmail」・「画像検索」・「Google翻訳」・「Googleストリートビュー」など様々な高機能Webサービスを幅広く開発・提供しています。

日本国内でもGoogleは「就職・転職したい外資系企業人気ランキング」の上位に常にノミネートされており、一種の社会的ブランドになっていると言っても過言ではないでしょう。

Yahoo!とはどんなサービス?

Yahoo!とは、検索エンジンやトレンドニュースなどのサービスを提供しているポータルサイト「Yahoo!」を運営している企業のことです。

もともとYahoo!は、スタンフォード大学に在籍していたジェリー・ヤン(楊致遠、Jerry Chih-Yuan Yang)とデビッド・ファイロ(David Filo)によってアメリカで1994年頃に設立されました。Yahoo!という社名は、「ならず者」を意味するYahooに由来しています。

かつてはGoogleと双璧をなす世界的IT企業の地位に君臨していましたが、Googleとの検索エンジン開発競争に敗れたことから急速に業績が悪化しました。

そして2017年にベライゾン・コミュニケーションズに買収され、投資会社「Altaba(アルタバ)」に社名変更。Yahoo!の中核事業は、同グループのOathに統合されました。

一方、1996年にソフトバンクグループの共同出資によって設立された日本法人のヤフー株式会社(Yahoo Japan Corporation)は、現在でもYahoo!Japanのサイト運営を継続中です。

Yahoo!検索・ヤフオク!・Yahoo!ショッピング等に加え、ZOZOTOWNやPayPayモールなどソフトバンクグループならではの提携サービスをWebサイト上で積極的に展開しています。

技術力で勝負しているGoogleと比較すると、Yahoo!はITを金融事業の一つとして捉えているような印象を受けます。両社の事業方針の違いは、結果的に後述のユーザー層の違いにもつながっています。

GoogleとYahoo!は何が違うのか機能面から解説

収益化を目的としてブログ配信活動を行っているインターネットユーザーにとって、GoogleとYahoo!の検索エンジンの違いを正確に理解することは非常に重要です。

ブログのアクセス数を伸ばすためには自分のコンテンツが検索結果で上位に表示される必要があり、両検索エンジンの評価基準を知ることが効果的なSEO対策になります。

ここでは、Google検索とYahoo!検索の違いを機能面から見ていきましょう。

GoogleとYahoo!は同じ検索エンジンを使用している

Google検索とYahoo!検索は、それぞれ異なる会社のサービスです。しかし、Yahoo!は業績不振によって独自検索エンジンの開発を終了しており、2010年12月からGoogle検索エンジンを採用しています。

したがって、本来はGoogle検索でもYahoo!検索でも同じ検索結果が表示されるはずです。

GoogleとYahoo!で検索結果が違うのはなぜ?

ところが、実際に両者の検索結果を比較してみると、表示内容に微妙な違いが見られることが分かります。

同じ検索エンジンを利用していながら、なぜ検索結果に違いが発生するのでしょうか?その理由として、主に以下の3点が挙げられます。
 

  • 検索エンジンのクローラーがWebサイトをクロール・評価するタイミングに違いがあるから
  • Yahoo!検索は「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!知恵袋」など関連サービスを検索結果の上位に載せる仕様になっているから
  • 「パーソナライズド検索」の影響

パーソナライズド検索とはどんな検索方法?

ちなみにパーソナライズド検索とは、各ユーザーの行動履歴などを反映して検索結果を最適化するGoogle検索の機能のことです。

Googleはインターネットユーザーの様々な情報を収集してサービスの改善に役立てており、具体的には以下のような要素がGoogle検索の結果に影響します。
 

パーソナライズド検索に反映される情報 パーソナライズド検索機能の特徴
検索を行ったユーザーの現在地 日本在住のユーザーがGoogle検索を行った場合、海外のサイトよりも日本のサイトが優先表示される
直前の検索履歴 ユーザーの検索パターンを解析し、少ないキーワードでも的確なジャンルの情報を優先表示できる
Webサイトのアクセス履歴 過去に何度も訪れたことのあるサイトを優先表示する

なお、「近年のGoogle検索の結果は、パーソナライズド検索機能にほとんど影響されない仕様になっている」とGoogle検索エンジンの開発者は公式に宣言しています。

とはいえ、パーソナライズド検索機能のせいで自分のコンテンツの表示順位を正確に把握できない可能性があるのは困りものです。そもそも、自分の個人情報をGoogleに利用されるのはあまり気分の良いものではありません。

プライベート検索とはどんな検索方法?

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この記事のライター
シンタロー
おすすめアプリやWebサービスの使い方など、IT関連の気になるテーマを分かりやすく解説いたします。

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