ドコモメールのIMAP専用パスワードをiPhone/iPadで設定する方法を解説！

ドコモメールを現在お使いの方、これから利用される方にお聞きします。IMAP専用パスワードをご存知ですか？ドコモメールをお使いの方は、もう設定されましたか？実は、このIMAP専用パスワードというものを設定しておかないと、iPhoneやiPadでドコモメールを利用不可能になってしまいます。IMAP専用パスワードは、必ず設定する必要があります。

ドコモメールの利用には、dアカウントのIDとパスワードを使えばいいのではないか、と思われる方もいることでしょう。しかし、それは間違いです。dアカウントのIDは引き続き利用できますが、dアカウントのパスワードはドコモメールの認証に使用できなくなります。それは、ドコモが大規模なメールサーバへのアクセス制限を行うためです。

このアクセス制限により、IMAP専用パスワードを未設定の場合は、2019年5月以降順次、iPhone/iPadでドコモメールで送信も受信もできなくなります。まず海外からドコモメールサーバーへのアクセスができなくなり、2019年10月以降は国内からもアクセス不可能になる予定です。

ドコモメールへのアクセス制限は個人単位で順番に適用されます。制限がかけられた後は国内外問わず、ドコモメール利用時の認証にdアカウントのパスワードを用いることができなくなるということです。IMAP専用パスワード未設定でドコモメールサーバへのアクセスが失敗すると、下画面のような、IMAP専用パスワードの設定を促すSMSが送られてきます。

IMAP専用パスワードとは、ドコモメールのセキュリティ対策を目的に作られたものです。ユーザーが自由に設定するものではなく、あらかじめ決められています。ランダムな文字列で構成されているため、悪意のある第三者からドコモメールサーバーへの不正アクセス、個人情報等の不正利用を防止することができます。

dアカウントのパスワードは、個人が自由に設定することができます。本人にとっては覚えやすく便利である半面、第三者から予想されやすいので、悪用される危険性も少なからずあります。ドコモはドコモメールのセキュリティ対策を万全の状態にするため、dアカウントのパスワードからIMAP専用パスワードに移行させるアクセス制限をしたのです。

それではIMAP専用パスワードを忘れてしまったり、設定したかどうか忘れてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。実際の画面をもとに、iPhone・iPadでドコモメールのIMAP専用パスワード設定状況を確認する方法を説明します。

まず、iPhone・iPadのwifiをオフにしましょう。wifiが接続された状態では、エラーが発生して先に進めません。次にホーム画面の『safari』を開き、ブックマーク一覧画面から、My docomo（マイドコモ）にアクセスしましょう。下画面が開くので、『設定（メール等）』、『メール設定（迷惑メール・SMS対策など）』の順にタップしましょう。

この先の画面に進むには、spモードパスワード、ネットワーク暗証番号、生体認証のいずれかが必要です。spモードパスワードを使う場合は、黄色の枠に入力後、『spモードパスワード確認』をタップ後、『認証する』をタップしましょう。ネットワーク暗証番号の場合も同様です。赤丸の個所をタップ後、パスワードを入力後、『認証する』をタップしましょう。

dアカウントに設定している生体認証を使う場合は、『生体認証で確認』をタップし、『生体認証を利用』をタップしましょう。いずれかの方法で認証が成功すると、下の画面が表示されます。『IMAP専用ID・パスワードの確認』をタップしましょう。

IMAP接続でドコモメールを利用する際に必要なユーザーID及びパスワードが表示されます。IMAP専用パスワードが未設定の場合は、この画面が表示されます。IMAP専用パスワードを新規で作成しましょう。設定済みの場合は、『パスワード』の部分が『IMAP専用パスワード』と表示されるので、この画面で確認することができます。

では次に、IMAP専用パスワードを未設定の方は、設定しましょう。3rdパーティのメールアプリでも発行できますが、ここではiPhone・iPadでの、ドコモメールIMAP専用パスワードの新規発行手順について紹介します。

次の画面は、先ほどの手順で確認した、ドコモメールのユーザーID及びパスワードの表示画面です。マイドコモを開き、『設定（メール等）』、『メール設定（迷惑メール・SMS対策など）』、『IMAP専用ID・パスワードの確認』の順でタップし、まずはこのページまで行きましょう。続いて画面下の『IMAP専用パスワード新規発行』をタップしましょう。

発行するIMAP専用パスワードを確認して、『設定を確定する』をタップしましょう。