大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際のMNPの方法や注意点を解説!

スマホの利用料を節約するために、格安SIMへ乗り換えるという方は少なくありません。その場合、同じ電話番号を使い続けるためにはMNP移行する必要があります。格安SIMへMNP移行する方法を把握しておき、いざという時のために備えておきましょう。

目次

  1. 1格安SIMのMNP移行の失敗事例
  2. 電話が使えない
  3. 今のスマホが使えない
  4. 会社キャリアにより通信速度が遅い
  5. 2キャリア別格安SIM移行に必要なMNP取得方法
  6. 各キャリアに電話
  7. 3MNP向け?格安SIMのメリット・デメリット
  8. メリット
  9. デメリット
  10. 4格安SIMでMNPする時の注意点
  11. 乗り換えでかかる費用
  12. 開通タイミングを指定する
  13. 5MNP向けのおすすめ格安SIM
  14. ドコモ・auから移行
  15. ソフトバンクから移行
  16. 6格安SIMへMNPして通信費節約!

格安SIMのMNP移行の失敗事例

格安SIMの乗り換えをした後でも、以前と同じ電話番号を使い続けたい場合があるかもしれません。MNP(Mobile Number Portability)という方法なら、別の会社に乗り換えても同じ電話番号を使い続けることができます。使用頻度も重要度も高い電話番号を変えずに使うことができるなら、これほど便利な方法もないでしょう。

基本的に電話番号とは、契約したキャリアのSIMに登録されているものになります。ユーザーごとに電話番号が発行されるわけではなく、SIMの中に電話番号の情報が紐づけられているのです。つまり、普通にSIM交換をすれば、以前の電話番号は旧SIMに登録されたままになるため、利用できなくなります

格安SIMを購入してSIM交換をする場合も、別会社のスマホに乗り換える場合も同様に、以前の電話番号の利用はできません。しかし、MNP移行をすることで、不可能を可能にすることができるのです。

契約した会社を変えたいと思いスマホの他社乗り換えをする方や、スマホの利用料を安くするために格安SIMの利用を始めるユーザーは少なくありません。そんな時、電話番号の変更をせずに済むMNP移行は大きく役立ちます。

しかし、スマホの他社乗り換えや格安SIMのMNP移行には、見落としてはいけない重大な落とし穴があるのです。MNP移行の注意点を良く確認し、いざ乗り換えやSIM交換をする時、スムーズに進められるように備えておきましょう。

電話が使えない

MNP移行をする際、「契約しているキャリアに連絡してMNP予約番号を入手」し、「新しく契約するキャリアにMNP予約番号を伝える」という流れが必要になります。MNP予約番号を伝えることで、乗り換え先のキャリアのSIMに以前の電話番号が登録され、問題なく利用できるようになるのです。

ところがMNP移行をした時、電話が使えないトラブルが発生するケースがあります。MNP移行の手順を全て終えた筈なのになぜなのか、と思った方がいるかもしれません。これは、MNP移行時のSIMの有無が原因になります。

MNP移行をすると、旧SIMから新SIMに電話番号の情報が移ります。そのためMNP移行をした時点で、旧SIMで電話をかけることはできなくなります。新SIMに交換することで、やっと以前のように電話を使うことができるのです。MNP移行の際は、新SIMに交換するまで電話が使えない期間が発生する点に注意しておきましょう。

ちなみに、即日MNPという方法も存在します。格安SIMの利用を始めるためMNP移行をしたいが、格安SIMが届くまで電話が使えなくなるのは困る、という時に役立つ方法です。格安SIMが届いた時にMNP移行をすることができ、自分の好きなタイミングで切り替えることができます。
 

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上記の会社だと、即日MNP移行をすることが可能です。電話が使えない期間がほとんど発生しないため、格安SIMの利用を考える方に強くおすすめします。

今のスマホが使えない

格安SIMを利用した時、SIM交換をした瞬間から今のスマホが使えなくなる場合があります。この場合、MNP移行そのものが原因なのではなく、格安SIMが使っている回線が原因です。

各キャリアには、それぞれの回線を使うSIMとスマホがあり、他キャリアの回線を使わないようにSIMロックがかかっています。例えば、auのスマホはauの回線しか利用できないため、auの回線を使うSIMではないと利用することができません。auのスマホでドコモやソフトバンクのSIMは使えないのです。

さて、ここで格安SIMの話です。格安SIMは、大手三大キャリア(au・ドコモ・Softbank)のいずれかの回線を借りて利用しています。つまり、スマホのキャリアと格安SIMのキャリアが合っていなければ、スマホが使えない状態になってしまうのです。

今のスマホを利用し続けたいなら、同じキャリアの回線を使っている格安SIMなのかどうか、きちんと確認して注意することが大切です。

SIMロックを解除する方法もありますし、スマホを変えても良いというなら、格安SIMに合わせてスマホの乗り換えをするという手もあります。自分に合った方法で格安SIMを利用しましょう。

SIMの問題は見落としやすい大きな注意点なので、スマホの乗り換えや格安SIMの利用時には十分注意してください。

会社キャリアにより通信速度が遅い

格安SIMの利用でもっとも問題点が見えやすいトラブルは、通信速度の違いでしょう。格安SIMへMNP移行をし、いざ使ってみると以前契約していた会社より通信速度が遅くて話にならない、というケースは少なくありません。

大手会社キャリアとほぼ変わらない、というユーザーもいれば、通信速度が遅すぎて使い物にならない、というユーザーもいるため、格安SIMの格差は非常に大きいです。できるなら、大手会社キャリアと同じような通信速度で利用したい、と誰もが思うことでしょう。

通信速度が速い格安SIMを利用するためには、購入前に格安SIMの速度確認をしておくことが大切です。速度計測アプリの利用や、実際に動画再生などをすることで、通信速度の確認ができます。格安SIMへMNP移行をしてからでは遅いので、移行をする前に確認するよう注意しましょう。

キャリア別格安SIM移行に必要なMNP取得方法

実際にMNP移行をしようと思っても、どうやって移行すればいいか分からない、という方がいるかもしれません。契約している会社は人によって様々でしょうし、必要事項ややり方は会社ごとに少しずつ違いがあります。

ですがどの会社だろうと、MNP移行の方法はそこまで難しいものではないですし、スマホに詳しくない方でも、問題なくMNP移行をすることができます。MNP移行の方法を確認し、手順に沿って行動すれば、スムーズに移行できるので試しにやってみましょう。

各キャリアに電話

まず格安SIMのMNP移行をする前に、使用しているスマホのSIMロックを解除することが大切です。

「格安SIMのMNP移行の失敗事例」「今のスマホが使えない」で説明したように、スマホを提供している会社と、格安SIMのキャリア回線が合わなければ、格安SIMを利用することはできません。もしも、使用しているスマホと格安SIMの会社が違う場合は、スマホのSIMロックを解除し、格安SIMが使える状態にしておきましょう。

SIMロックの解除が終わったら、契約しているキャリアに電話しMNP予約番号を取得します。MNP予約番号を使って格安SIMを申し込めば、あとは待つだけです。格安SIMと共に書類が届くため、書類に従って開通手続きをしましょう。これで、格安SIMのMNP移行は完了です。

注意事項として、MNP移行には手数料が発生することや、格安SIM購入にはクレジットカードや本人確認書類が必要になることを覚えておきましょう。

MNP向け?格安SIMのメリット・デメリット

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大和みやび
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