bitlyとはクラウド型の短縮URLツールのことです。便利である反面、使い方によっては、スパムとして悪用される危険性があります。bitlyとは何か、その使い方はもちろん、危険性やスパムリンク対策について紹介していきます。
Twitter等のSNSでホームページやブログ等のURLを貼って投稿する際に、入力可能な文字数が少なくて困った経験はありませんか。Twitterは140文字までしか入力できないので、URLを入れると、かなり圧迫されてしまいます。bitly(ビットリー)とは、そんな時に役立つ短縮URLツールのことです。bitlyの概要や使い方について紹介していきます。
bitlyとはクラウド型URL短縮サービスのことです。その名の通り、元の長いURLを短縮して、短くしてくれるサービスです。短縮後のURLにアクセスして解析し、元の長いURLにリダイレクトする仕組みです。
bitlyは2008年にアメリカでサービスが始まって以来、文字数制限のあるTwitterの流行とともに、ユーザー数を爆発的に増やしてきました。文字数が限られているSNSでは、bitlyは特に便利なサービスといえます。
bitlyには無料版と有料版があります。有料版はEnterprise版ともいい、独自のドメインで短縮のURLを作成可能です。また、解析機能も充実しています。無料版のbitlyでも、基本的な機能は備わっています。
bitlyのような短縮サービスとは、このように長いURLをコンパクトに短くしてくれるサービスのことです。bitly以外にもたくさん存在しています。
ではbitlyは便利なだけで、デメリットはないのでしょうか。答えはNOです。bitlyにも危険性やデメリットが潜んでいます。
bitlyで短縮した後のURLは、どんなサイトに飛ぶのか、その表記からは判断できません。これを悪意のある第三者が利用することが少なくありません。つまり、bitlyで作成したURLは実際にアクセスされるまで何のページかわからない状態であることを利用し、有害なサイトに飛ばそうとしてくることがある、ということです。
このように、他の人や企業が貼っている短縮URLについては、アクセスする際に注意が必要です。しかし、逆に言えば、自分がbitlyで作成したURLを貼った際も、不正なサイトへのスパムリンクではないかと、他の人から疑われる可能性もあります。bitlyに潜むスパムリンクの危険性の影響は自分にも及んでいます。そのことを念頭に入れておきましょう。
bitlyで作成したURLには大文字と小文字の区別が存在しているので、口頭では伝えづらいです。文字で伝えるのが適切でしょう。
上で説明したとおり、bitlyにはスパムリンクの危険性が潜んでいます。リンク解析を用いて、bitlyで作成したURLのスパムを見抜く方法を紹介します。
スパムを見抜くためには、リンク先のサイトがどんなものなのか、実際にアクセスする前に把握する必要があります。bitlyで作成した短縮URLの最後に+(プラス)をつけましょう。その状態で検索をかけると、リンク先の情報を知ることができます。事前に検索することでスパムを見抜くことが可能です。
URLの前と後ろに「」(カッコ)をつけて検索しましょう。ページのタイトルと短縮前のURLを知ることができます。URLを「」で挟むだけで、騙しリンク対策ができます。
リンク解析を行うことで、元サイトを調べられるツールがありますので、それを使ってみましょう。解析ツールはいろいろありますので、Google等の検索エンジンで「短縮URL チェック」と検索してみましょう。bitlyの短縮URLをコピーして貼り付けるだけで、元サイトを調べることが可能です。bitlyには危険もありますが、これらの方法で対策しましょう。
bitlyの危険性を踏まえたうえで、bitlyの使い方について説明していきます。bitlyのアカウント登録と短縮URLの作成の2ステップに分けて、手順を紹介します。bitlyの登録及び利用は無料ですので、気軽に使ってみましょう。
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