2019年08月24日更新
短縮URLツールbitlyとは?危険性やリンク解析でスパムを見抜く方法を解説!
bitlyとはクラウド型の短縮URLツールのことです。便利である反面、使い方によっては、スパムとして悪用される危険性があります。bitlyとは何か、その使い方はもちろん、危険性やスパムリンク対策について紹介していきます。
目次
短縮URLツールbitly(ビットリー)とは
Twitter等のSNSでホームページやブログ等のURLを貼って投稿する際に、入力可能な文字数が少なくて困った経験はありませんか。Twitterは140文字までしか入力できないので、URLを入れると、かなり圧迫されてしまいます。bitly(ビットリー)とは、そんな時に役立つ短縮URLツールのことです。bitlyの概要や使い方について紹介していきます。
クラウド型URL短縮サービス
bitlyとはクラウド型URL短縮サービスのことです。その名の通り、元の長いURLを短縮して、短くしてくれるサービスです。短縮後のURLにアクセスして解析し、元の長いURLにリダイレクトする仕組みです。
bitlyは2008年にアメリカでサービスが始まって以来、文字数制限のあるTwitterの流行とともに、ユーザー数を爆発的に増やしてきました。文字数が限られているSNSでは、bitlyは特に便利なサービスといえます。
無料版と有料版の違いとは
bitlyには無料版と有料版があります。有料版はEnterprise版ともいい、独自のドメインで短縮のURLを作成可能です。また、解析機能も充実しています。無料版のbitlyでも、基本的な機能は備わっています。
bitlyのような短縮サービスとは
bitlyのような短縮サービスとは、このように長いURLをコンパクトに短くしてくれるサービスのことです。bitly以外にもたくさん存在しています。
bitlyを利用する時の危険性やデメリット
ではbitlyは便利なだけで、デメリットはないのでしょうか。答えはNOです。bitlyにも危険性やデメリットが潜んでいます。
有害サイトに飛ばされる可能性がある
bitlyで短縮した後のURLは、どんなサイトに飛ぶのか、その表記からは判断できません。これを悪意のある第三者が利用することが少なくありません。つまり、bitlyで作成したURLは実際にアクセスされるまで何のページかわからない状態であることを利用し、有害なサイトに飛ばそうとしてくることがある、ということです。
このように、他の人や企業が貼っている短縮URLについては、アクセスする際に注意が必要です。しかし、逆に言えば、自分がbitlyで作成したURLを貼った際も、不正なサイトへのスパムリンクではないかと、他の人から疑われる可能性もあります。bitlyに潜むスパムリンクの危険性の影響は自分にも及んでいます。そのことを念頭に入れておきましょう。
口頭で伝えにくい
bitlyで作成したURLには大文字と小文字の区別が存在しているので、口頭では伝えづらいです。文字で伝えるのが適切でしょう。
【bitly】リンク解析でスパムを見抜く方法
上で説明したとおり、bitlyにはスパムリンクの危険性が潜んでいます。リンク解析を用いて、bitlyで作成したURLのスパムを見抜く方法を紹介します。
短縮URLの最後にプラスを付ける
スパムを見抜くためには、リンク先のサイトがどんなものなのか、実際にアクセスする前に把握する必要があります。bitlyで作成した短縮URLの最後に+(プラス)をつけましょう。その状態で検索をかけると、リンク先の情報を知ることができます。事前に検索することでスパムを見抜くことが可能です。
短縮URLの前後にカッコを付ける
URLの前と後ろに「」(カッコ)をつけて検索しましょう。ページのタイトルと短縮前のURLを知ることができます。URLを「」で挟むだけで、騙しリンク対策ができます。
元サイトを調べるツールを使う
リンク解析を行うことで、元サイトを調べられるツールがありますので、それを使ってみましょう。解析ツールはいろいろありますので、Google等の検索エンジンで「短縮URL チェック」と検索してみましょう。bitlyの短縮URLをコピーして貼り付けるだけで、元サイトを調べることが可能です。bitlyには危険もありますが、これらの方法で対策しましょう。
bitlyの使い方
bitlyの危険性を踏まえたうえで、bitlyの使い方について説明していきます。bitlyのアカウント登録と短縮URLの作成の2ステップに分けて、手順を紹介します。bitlyの登録及び利用は無料ですので、気軽に使ってみましょう。
登録の手順
まずはbitlyのアカウントを作成しましょう。bitlyと検索エンジンで検索をかけ、bitlyのWebサイトに行きましょう。bitlyのWebサイトの文章は英語で書かれており、翻訳することも可能ですが、少し不自然な日本語になりわかりづらいので、ここでは英語のままにしておきます。画面右上の『SIGN UP』をクリックしましょう。
Google、Facebook、Twitterアカウントで登録することも可能です。いずれかのアカウントで登録するか、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、『CREATE ACCOUNT』をクリックしましょう。
次の画面が表示されたら、bitlyのアカウントの作成が完了したということになります。bitlyの用途を聞かれるので、どれか一つを選択しましょう。どれでも構いません。そのあと、bitlyの使い方について、さらに細かく聞かれますが、何も入力しないまま次へ進んで問題ありません。気にせず先へ進みましょう。するとbitlyのトップ画面が表示されます。
短縮URLの作成
bitlyのアカウントを作成したら、次はいよいよ短縮URLの作成に入っていきます。bitlyの使い方を紹介していきます。
作成手順
画面左下の『CREATE YOUR FIRST LINK』とは、bitlyで初めてリンクを作る場合に表示されるボタンです。これをクリックしましょう。2個目以降のリンク作成時は、画面右上に表示される『CREATE』をクリックして、『BITLINK』を選択すると、短縮URLの作成が可能です。
『PASTE LONG URL』とは、短縮したいURLを張り付ける欄のことです。ここにリンクを張り付けましょう。その後、下の『CREATE』をクリックしましょう。
bitlyで短縮URLを作成できました。上の赤枠で表示されているリンクです。作成後はbitlyに自動的に保存されているので、下の『SAVE』はここでは押す必要はありません。『COPY』とは、リンクをクリップボードにコピーするボタンです。『SHARE』とは、TwitterまたはFacebookにリンクをシェアするボタンです。
カスタマイズ手順
作成した短縮URLのカスタマイズ機能の使い方について説明します。『TITLE』欄の文字が、bitly内でのタイトルとして表示されます。変更したい場合はここを編集しましょう。その下の『CUSTOMIZE BACK-HARF』とは、URLの後ろ半分の表記を自由に変えられる欄です。自分の好きな英数字に変更したら、右下の『SAVE』をクリックしましょう。
bitlyへの登録が完了すると、下画面のように変更後のタイトルと短縮したURLが表示されます。念のため間違いがないか確認しましょう。ちなみに『The Custom Bitlink is taken.』というエラーメッセージが表示された場合は、同じURLを他のbitlyユーザーが既に使用済みなので、違う英数字に設定しなおしましょう。
表示と非表示について
bitlyで作成したURLは、削除できません。その代わりに、非表示にすることはできます。表示されている短縮URLを非表示にする場合は、該当URLの『EDIT』をクリックしましょう。
『Hide link』をクリックしましょう。その後、非表示するかどうかの最終確認画面が出てきますので、『CONFIRM』をクリックしましょう。すると、bitlyで作成したURLが、一覧に表示されなくなります。
一度非表示にしたURLを再表示させることも可能です。まず、右上の赤枠のアイコンをクリックしましょう。
『Only Hidden Bitlinks』にチェックを入れましょう。続いて、『APPLY』をクリックしましょう。
bitlyで非表示に設定中のURLが一覧で表示されます。再表示させたいURLの『EDIT』をクリックしましょう。次に、『Unhide Link』をクリックしましょう。続いて、再表示の確認画面が出てきますので『CONFIRM』をクリックしましょう。bitlyで作成したURLが再表示されます。
アクセス解析について
bitlyの使い方はまだあります。bitlyを使うことで、アクセス解析もすることができます。bitlyのアクセス解析画面の使い方について紹介します。画面左上を見てください。赤枠の部分がアクセス解析の項目になります。
bitlyで作成したURLについて、『TOTAL CLICKS』とは、時間ごとのクリック数を示し、『TOP REFERRER』とはリンク元を示し、『TOP LOCATION』とは、クリックされた国を示します。このように、bitlyではアクセス解析も粉うことができ、bitlyは非常に優れたツールといえます。
bitlyなどの短縮URLはスパムに気を付けよう!
短縮URLツール、bitly。そのbitlyのメリットや使い方について説明しました。bitlyは便利なツールではありますが、その反面、スパムリンクとして悪用される危険性もあります。bitlyなどの短縮URLをクリックする際には十分注意しましょう。紹介した対処法を活かして、bitlyのスパムに騙されないように心がけましょう。