様々なOSで録音・音量変更・保存できるAudacityはフリーで使えます。そんなAudacityをPCで使うための設定方法やPCに接続したマイクを使った音声録音など、便利な使い方とできないときの対処法を詳しく解説していきます。
PCに入れて使えるフリーソフトのAudacityは、音声の録音や再生、マイクによるアナログ録音が可能です。音声録音だけでなく、音楽のカット・コピー・ペーストを無制限に直観的な編集・保存ができるので、素人の方でも扱いやすいフリーソフトです。録音するための設定には、ステレオかモノラルの変更、音質の変更・書き出し時の形式選択ができます。
マイクの音量変更も、画面上にあるプルタウンメニューでの切り替えで対応できるなど、見てわかりやすいソフトです。初めて利用する方であれば、デフォルト(初期設定)で音楽の編集、又は音声の録音をしてみてから変更・保存がおすすめです。
Audacityを使えば、YouTubeのための動画に音声を後から乗せることも可能です。また、音声録音を聞きやすくするためのノイズ除去や自信の無い歌声をよりよく聞かせる機能まであります。こちらでは、それぞれの設定変更について詳しい効果を解説していきます。
音楽制作に関することなら、Audacityはとても便利なフリーソフトです。なんといっても音声・曲が波形で表示されるために、音量の高さの確認もできます。波の無い所は音の無い部分では、ノイズ除去などの作業をおこないます。MP3での保存や音量・音域変更もできる優れものです。
何度もおこなわれているバージョンアップで、過去のAudacityよりも更に使いやすさが増していると言っても過言ではありません。一昔前であれば、携帯の着信音作りにもAudacityが活躍しました。音量を変えるだけの簡単編集に、Audacityは使えます。
Audacityをインストールできる窓の社から、ダウンロードします。Audacityのインストールは、日本語を選びそのまま指示に従ってクリックすれば完了します。更に、録音が必要な場合は、PCにマイクを別途取りつける必要があります。マイク内蔵のPCもあるのでお使いのPCを確認してください。
Audacityのインストールが完了すると、デスクトップ上にアイコンが作成されAudacityが立ち上がります。PCによっては、ダウンロードする先を必ず確認するか、決めた場所へダウンロードするのがおすすめです。インストールができないトラブル防止に役立ちます。
先にお伝えしたAudacityの設定を変更すると、どのような効果があるのか?こちらではタブ別に解説していきます。Audacityを初めて使う場合は、初期設定のままで一先ず加工編集と保存をしてみて、聞き比べてみるのがおすすめです。
バージョンアップを何度もしているAudacityであることと、利用しているOSで表記が異なります。環境設定のウィンドウを開く以外に、タクスのメニューから設定の変更も可能です。
Audacityの設定にあるオーディオI/Oは、音声の聞こえ方についての設定です。オーディオIは、ステレオなので音声が左右別に聞こえます。臨場感を求めたい場合はこちらですが、初期設定ではステレオになっています。モノラルの場合、音声が左右同じに聞こえてくるのでしゃべり声であれば、はっきりと聞きとりやすくなるでしょう。
音楽と音声同時に録音する場合や、パソコンから出る音声を録音する時は、ステレオ設定がおすすめです。
「編集」→「環境設定」をクリックすると表示される環境設定ウィンドウで、タブの中から「品質」を選びます。品質項目では、サンプル周波数がデフォルトで「44100Hz」になっています。画面左下でもサンプル周波数の変更が可能です。
周波数が高いほど、音ははっきり鮮明に聞きとれるようになりますが、音の数が少ない分ノイズもそれだけ多く入ってしまいます。4800HzでAudacityを利用している人が多いようですが、使い方にあった周波数選びがおすすめです。
上記のクオリティ設定と同様に、「編集」→「環境設定」をクリックすると表示される環境設定ウィンドウのタブから「品質」を選びます。こちらで、ファイルフォーマットを変更できます。サンプル形式(録音の形式)は「32bit」がデフォルトです。bit数は少ない方がPCにかける負担が少ないため、16bitを選ぶ方が多いようです。
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