「asmr」は近年YouTubeでも話題になっている動画のジャンルの一つですが、何の略称なのか知らない方も多いでしょう。asmrとは何なのかを意味や起源も含めて解説するだけでなく、asmrのおすすめYouTube動画も紹介します。
asmr動画を見たことがあったり、asmrという名前を聞いたりすることはあっても、何の略称なのか、どういう意味なのかを知らない方は少なくないでしょう。中にはasmrという名前すら聞いたことがないという方もいるかもしれません。
asmrを全く知らない方にも分かりやすく、asmrの意味や起源も含めて解説、asmrのおすすめYouTube動画も紹介します。
asmrとは近年日本での認知度が上昇中の動画ジャンルで、テレビ番組で取り上げられるなど注目されています。また、YouTubeには「asmr」と付いた動画だけでなく、asmr動画を専門にアップロードしているYouTuberやYouTubeチャンネルも存在しています。
そもそも「asmr」とは一体何の略称なのか、ですが「asmr」とはアメリカで成立した概念であり、正式には「Autonomous Sensory Meridian Response」と表記されます。その意味は直訳で「自律感覚における絶頂反応」という意味になります。
直訳では意味がよく分かりづらいですが、分かりやすくすると「主に聴覚から得た刺激の中でも特定の刺激に対して快感を得る現象」という意味になります。特定の刺激は人によって異なり、水の流れる音が心地いい人もいれば、咀嚼音がそれにあたる人もいます。
つまりは、各個人の音フェチ欲求を満たす動画がasmr動画なのです。それだけでなく、睡眠導入時や集中力を高めたい時にも効果が期待できるとされているため、そちらの目的で視聴する方も多くいます。
asmrの概念が誕生したのは割と最近のことで、2010年にアメリカのニューヨークで誕生した概念になります。
当初はとあるサイトのスレッドで議論されるだけの「現象・感覚」に過ぎず、当然認知度も低いものでした。そこで、これをもっと多くの人にも知ってもらいたいと考えたジェニファー・アレンが「asmr」と命名し、一つの概念となりました。
asmrはローマ字読みで「エーエスエムアール」と呼ぶのが一般的とされています。ですが長くて呼びづらいこともあり、「アスマー」または「アズマー」呼びされる方も多くいらっしゃいます。
asmrのクリエイターは「ASMRist(アスマーリスト)」と呼ばれ、人気のASMRistにもなると一つの動画の再生回数が100万回を超えます。
再生回数が稼げて収益を見込めるだけでなく、asmrの動画はカメラとマイクが揃えばすぐにでも動画を作ることができるので、今後もASMRistが増えていくことが予想できます。
近年日本での認知度が上がってきているasmr動画ですが、asmr動画は日本でこれから流行るのかについて考察していきましょう。
お隣の韓国ではasmrブームが来ており、広告に使用されることに留まらず、asmrでテレビ番組が作られるほど盛り上がっています。一時はGoogleでのasmrの検索数が日本の4倍以上を誇り、韓国のASMRistが多く活躍していました。
現在は韓国のASMRist以外にも海外のASMRistが続々と増えている状況で、そのブームは韓国だけにとどまらず世界中に広がってきているといえます。
現在ではasmrは日本でも認知されてきており、特に2017年から2018年の間には国内の検索数がそれまでの2倍に跳ね上がりました。
それにより、マニアだけでなく一般層にも広がりをみせてきています。特に流行に敏感な若年層を中心に認知度が高くなっているようです。
また、少しずつではありますがYouTubeでも日本人のASMRistが登場してきています。流行しているとはいえないものの、これから日本で流行する兆しは十分にあると言えるでしょう。
ここからはasmrのおすすめYouTube動画を紹介していきます。
おすすめする1つ目の動画は「Page Turning(ページをめくる音)」のasmr動画です。本のページをめくるときに出る、紙の擦れる音が好きな人におすすめな動画です。
動画によってはページをめくるだけでなく、本の内容を読み聞かせる動画もありますが、ここでは読み聞かせなしで純粋にページをめくる音を聞くことができる動画を紹介します。
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